ガバードよ、おまえもか

さて、ハワイ選出の下院議員である「平和主義者」だったはずのタルシ・ガバードが、大統領選からの撤退を表明し、バイデンの支援につくことになった。
Tulsi Gabbard lost her political future & moral high ground with Biden-2020 endorsement — RT Op-ed
もちろん、バックアップの少ないガバードには、広く薄く党員の支持を集める以外には、方法はなかったけれども、最初から、予備選の土俵にも上がれない状態だった。
しかし、いきなりバイデン支持に回るとは、このたまげた現象は、まるで、4年前のサンダースの裏切りの再現を見ているかのようである…。
党内でクリントンに負けたらば、クリントンと取引をして、そのあと「戦争大好きクリントン」の支持に回って、彼女の遊説にくっついて回り、クリントン支持の演説を繰り広げ、思いっ切り「支持者離れ」を招いたのである。
結局は、アメリカの政治というのは、変わらないんだな、というのが実感だ。
ガバードのような人でも、そうなってしまうのだから、もう、ほかの人には、どうしようもないだろうなあ…。

このままならほぼ、トランプの再選になるだろう

ちなみに、2020年の大統領選は、ほぼ確実に、トランプの再選で終わるだろうと、見ている。
なぜかというと、トランプはいまだに、「不満白人票」を、がっつりと押さえているからだ。
公約も自分の理想も全部引っ込めて、軍産複合体に白旗を上げ、イスラエルのネタニエフにすり寄ることで大統領としての地位だけを保っているトランプ、それがまた、あと4年、大統領をやるのだろう。
オバマやクリントンよりはマシだとはいえ、世界全体にとって、悲惨な話である。