・中国人=悪 という「印象操作」

 

 

2020年 2月18日(火曜日) TBS『あさチャン』報道 (友人撮影より)

 

‐国内メディアが言う『世界』に信用性が持てない自分‐

 

もともと、この国には「狂った反中意識(コンプレックス)」が常態化しているが、今朝のマスコミ報道で、在日コリアンの友人が偶然チャンネルをつけたら、このような番組がやっていたので、追加で画像をつけさせてもらった。

 

もはや「公共の電波を使ったヘイトスピーチ」である。

 

今回は、そうした現実を見据えた上で、元来の内容である『週刊女性』良識ある記事をご紹介したいと思います。

 

 

主婦と生活社 『週刊女性』(3月3日号)より

 

(私を含めて)哀れなモノリンガル(1カ国語話者)ゆえ、物事を「世界レベル」で考えられない人間が、この国では「主流」を成している。別段コロナに限ったわけでもなく、歴史を蔑ろにし、日々の「反中報道」の刷り込みによって出来上がった生物が、現代の「ニッポン人」なるものを作り上げていく過程で、今回の騒動「ひとつのキッカケ」に過ぎない。


こちらに、ひとつの重大な記事がある。

 

‐酷い動画‐

 

最悪なことに、私たちの国では欧米における『中国人差別』を喜んだり、それに迎合したりする風潮があるが、これらクズたちの「スカスカの脳みそ」が導く物事の顛末は、実に深刻な事態を招く。それは先の『週刊女性』におけるコロナウイルス差別の時にも重なるが、「アジア=中国」であり、すなわち「自分たちの評価」に直結するのだ。

 

ある方々の認識では、「日本がアジアのリーダー」を目指されるそうだが、それは現状ありえない話で、北東アジアの長い歴史からみて、この先も考えることは難しいのが事実だ(伝統的に「そうした意識」自体が相応しくない)。

 

無論、ひとつの意見としては尊重しよう。

 

‐あの戦争で我々はものすごいものを失った‐

 

しかし、今の日本社会を見れば、近隣諸国に対する不理解と憎悪が蓄積し、当の本人ら「実際の世界からどう見られてるのか」想像できないから、中身は空っぽだが、おぼろげな日本優越主義を掲げ、喫緊の調査ではGDPマイナス6.3パーセントを記録する傍ら、人々の中で溜まる不満や鬱憤「周辺諸国」や「外資」に振り向け、後者は「その正しい批判」よりも、明確な「枠」が定まっていない、ある種のレッテル貼りのようなもので、国内で真面目に事業をされている外国企業までを敵として、その憎悪の振り向ける烙印として機能している。

 

 

・れいわ新選組は 「反中排外政党」なのか?

 

 

これは『れいわ新選組』次期衆院選第一次公認候補予定者の発表記者会見(2020年2月17日)の生放送バージョン(すでに削除済み)についたコメントだが、こうした内容を見ていると、ものすごく不安になってくる。

 

‐れいわ支持者に潜む『排外主義』‐

 

口を開けば「やれ中国は出てけ」だの「日本国民だけが被害者」だの、果たして、山本代表の「意思」は伝わっているのか。彼らにとって「聞き流してしまう」心理が、今の日本社会の『現実』を裏打ちしているのではないかと思う。

 

‐山本太郎が「国民」という言葉を使わない理由‐

 

‐歴史的知識の欠落したひとりの若者(生保コリアン除外や朝鮮学校無償化反対など)‐

 

日本は「特殊な歴史」を持っている。

 

それは近代における、朝鮮半島中国アジア地域への植民地支配の過程によって、日本国内「在日コリアン」「在日チャイニーズ」の方々が、一定数住まわれていて、彼らもともに日本社会を構成する重要なパートナーであり、立派な納税者なのである。

 

しかし、権利は全くといってなく、山本代表がおっしゃるように「かつては大日本帝国の臣民」として、非常に苦しい立場におかれながらも、いざ戦後になれば、一方的に「外国人扱い」され、その非人道的な政策の歴史は、拙ブログにおいても、たびたび触れてきました。

 

他にも、『外国人技能実習生』『入管制度』など、さまざまな境遇で苦しまれている方々も含めて、『この国に生きる人々』と定義された「真の意味」を、この政党を支持する方々は、本気で考えてほしいのです。

 

無論、人々にこのような排外主義的意識を植えた「大罪人」は、私は日本のマスコミにあると断言いたします。それは冒頭の報道画像も含め、日常的に露悪的報道を中国や北朝鮮、韓国に対して振り向け過去の近代に犯した自国の過ちや、現在のコリアンマイノリティに対する迫害をスルーし続け、『週刊女性』記事でも触れられていた、うわさや偏見の『特効薬』としての「メディアの打消し」が、この国ではまともに機能していないことと、むしろ、視聴率目当てに「(中国人を「迷惑な存在とする」)差別意識を煽る」報道がなされて、大衆自身も「それを欲している」という、まことに浅ましく愚かな『負のスパイラル』が、ますますこの国を生きづらい環境にして、その先の“衰退国家への道”を、ただ一直線に突き進んでいるのです。

 

 

<参考資料>

 

2020年 2月18日(火曜日) TBS『あさチャン』報道 

 

主婦と生活社 『週刊女性』(3月3日号)記事

 

・Cluttered talk blab blab blab 『スウェーデンの中国人差別と、毅然とした中国大使館の対応』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12408173225.html

 

 

<ツイッター>

 

【歴史学を学ぶ大切さを伝えるブログ(ふーくん)】

 

https://twitter.com/XMfD0NhYN3uf6As

 

 

ブログランキングに参加しております。

皆さまのご支援が頂けるとありがたいです

(下のバナーをクリック)

 

にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村