週刊新潮 別冊『さよなら平成 永久保存版FOCUS』より

 

 

同 表紙より

 

 

同 52ページより

 

 

同 53ページより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この『週刊新潮』を読んだ感想を率直にいうと、徹底的に「一つの立場や物語」に偏ったやり方に徹していると思います。

 

とりわけ鳩山氏への態度は、半ば「憎悪」に近いものを感じる。

 

日本の国内言論において、より公益的な、大局的な立場にたって物事を論じる傾向は、極めて少なく、鳩山由紀夫元総理をめぐる「環境」というのは、一方的なまくしたてで終わり、極めて劣悪であると言わざる得ない。


 

日本のメディアにおいて、自分たちの『都合の悪いもの』は、当たり前のように「ネグる」習慣があります。

 

国内マスコミでは、中国『人民日報』の姉妹紙で、「右翼」で「タカ派」だと一面的に決めつける『環球時報』の日本語訳を、英語ブロガーのMichikoさんが行っています。

 

‐東アジアの今とこれから その17(今も昔も西洋に迎合し破滅する日本のパターン)‐

 

また当紙については、Michikoさんの別の記事で、その英語版である『Global Times』にて、ISによる日本人処刑について、多くの中国人の方々が、深い哀悼の意を表すコメントをされていました。

 

話はリブログ記事にもどり、そこで語られたのは、日本人自身の戦後における歴史的認識の欠落や、戦前から引き継ぐ、徹底的な「アジア軽視」がある。

 

また環球時報の記事では、鳩山氏が「ネット上の過激なナショナリストの攻撃を受ける」と書いてありますが、そうした似非右翼の嫌がらせは勿論のこと、今回の『週刊新潮』や、彼を攻撃したい人たちは、日本では驚くほどいる。

 

在日米軍よる基地問題において、わざわざアメリカの言論を引っ張ってきて、「ルーピー(頭のおかしい)総理」だと嘲る週刊新潮にせよ、たかが一週刊誌の認識だけではなく、こうした文脈を支持する哀れな日本人の多さこそに、この国が植民地として「徹底的な洗脳」を受けていると思わざる得ない現実がある。

 

よく日本は、中国や韓国、北朝鮮と仲良くすることを「国賊的」な扱いをする、キ〇ガイじみた思考があるが、過去の大日本帝国の行いについて、もっとも強くマウンティングを取っているのは、唯一アメリカに他ならない。

 

‐あの戦争で我々はものすごいものを失った‐

 

無論、戦前の日本の過ちについては、徹底的に批判されねばならぬが、「その理由」でもって、明らかに『非戦闘員』であった、日本の一般市民(在日コリアン含む)を、原爆の熱線で焼き尽したことを、今でも正当化し続けています。

 

‐人扱いされない民族の末路 その1‐

 

‐人扱いされない民族の末路 その2‐

 

‐文大統領の努力、「職を失い」悔しがる在韓米軍司令官、70年ぶりの敵対行為の中止‐

 

その国の「安全」のためではなく、自分たちの雇用やビジネス目的で、特権付きで傍若無人に振舞う在日米軍の『闇』については、中国や韓国への「態度」と比べ、日本のマスコミは不自然なくらいダンマリで、文字通り「ドスルー」です。

 

これが一度でも、恒常的かつ全体的な議論に発展した試しが、我が国ではかつてありません。

 

その事実を、『環球時報』は鋭く突いていて、大衆がアメリカにすがって中国と敵対することが、自分たちの安全や地位を脅かされない「ただ一つの手段」だと、思い込んでいるからです。

 

大体、日本に主権や地位もあったものではなく、それは過去の歴史を見ても、私たちの頭をもたげている。

 

‐「日本の教訓」を見る中国、日韓中それぞれの『アメリカ貿易問題』など‐

 

結局は、「人権」や「民主主義」と「国際法」という建前を持ったアメリカに利用されるだけ、お金はむしり取られ、国民と領土は蹂躙されと、こうした悲惨な現実から、徹底的に逃げ続けているのが、この問題を語るにおいて、最も重要なポイントなのです。

 

英語のできない多くの日本人は、新聞やテレビ、雑誌における、お上の一方的な情報「だけ」を垂れ流されて、無論インターネット環境においても、その本質は変わらず、文字通り「言語の壁」があって、有用な情報を自発的に集めたり、それによって、自身を「客体化」することが出来ずにいます。

 

鳩山由紀夫、ブレず~韓国人被爆者を見舞い謝罪~

 

鳩山由紀夫は、「新右翼」なのか

 

Michikoさんの他の記事にもありますが、我々は鳩山氏を知らな過ぎている。

 

彼が、日本と北東アジアにある『分断』を取り除き、アメリカに蹂躙される日本や国民の「矛盾」を暴き、北朝鮮との拉致問題においても、日本人が、同じアジア人として、態度を公正にしない限り(在日コリアンや朝鮮学校の問題含め)、おそらく絶対に帰ってこない。無論、それを理解できない人たちは、一体何をやりたいのか、結局は『そっちが目的』で、相手を一方的に悪者扱いして、その論理でもって、在日米軍の永続化や、アメリカとの植民地関係を続かせる、買弁右翼たちの画策なのかと思ってしまう。

 

そして、こうした考えをまとめると、英語ブロガーのMichikoさんと、鳩山由紀夫元総理のポイントは以下のようになる。

 

・日本人は、もともとダメなわけじゃない。

 

・東アジアは、団結するべき。

 

・米軍は出て行くべき。

 

・米軍が出て行くまで、日本は独立国とは言えない。

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12409575676.html

 

一体、これのどこが「売国」なんでしょうか。

 

これだけ日本の国益を思い、自分たちの民族がおかれている現状を見据え、そのための解決策を見つけ出し、アジア諸国との信頼を取り戻すための活動をしている人に、「できもしない理想論」などとレッテル付ける人間がいるとするなら、その人ほど現実逃避が甚だしいと言わざる得ないでしょう。

 

もちろん、私たちは「その理由」だけでもって、鳩山氏の子分になろうだとか、崇めようだとは一切思わないし、ただ最もリアリズムに立って上で、過去の北東アジアの歴史や、現代の構造を知った上で、アメリカ人とも散々バトルして、様々な立場の人たちと、個別にコミュニケーションを交わし、時には精神的に多大な負担を被って、政治面で、彼らのえげつない本性を知って、そこには誰から与えられた『物語』というものは一切存在しない。

 

文字通り、自分自身の「努力」と「気力」だけで、Michikoさんはその回答に辿り着いたわけであり、中国の方々とも、多くの多元メディア(海外ウェブ)の渉猟を通じて、実に6年以上のフィールドワークにおける成果の結果なのです。

 

 

<参考資料>

 

・週刊新潮 別冊『さよなら平成 永久保存版FOCUS』

 

・Cluttered talk blab blab blab 『鳩山由紀夫「どんなプレッシャーを受けても、関係ない」』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12155899386.html

 

・同 『鳩山由紀夫、ブレず~韓国人被爆者を見舞い謝罪~』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12409575676.html

 

・同 『鳩山由紀夫は、「新右翼」なのか』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12397415521.html

 

 

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