前回の記事

 

‐東アジアの今とこれから その15(大正デモクラシーの終焉と関東大震災)‐

 


 

 

USA IS USING JAPAN AGAINST ALL OF ASIA

 

 

Global Times(英語版:環球時報)

 

『Japanese war criminal confesses to dozens of rapes』 コメント欄より

 

http://www.globaltimes.cn/content/937484.shtml

 

 

※内容は主に英語ブロガーMichikoさんと中国人のteddyfromcdさんとのやり取り。

 

teddyfromcd  > Michiko • 3 years ago

 

HI Michiko -- long time...

 

i hope you and your family and friends are doing well ...and that the japanese people continue to find new strength even as you recognize japan's War against fellow Asians...

 

they are indeed unforgivably cruel, in my opinion.

 

BUT just as the japanese people MUST not deny them, or forget them --

 

the rest of our asian family -- chinese , filipino..koreans. indonesians, vietnamese, and others -- MUST also extend arms in friendship to the japanese people.

 

I THINK that it is CORRECT for asians not to forget what the japanese nation had done to them --

 

YET - ALL asians MUST also remember that by the end of the war -- the CIVILIANS of japan DID NOT DESERVE to be bombed with the atomic weapons by the USA.

 

japan already was a defeated aggressor country -- and was preparing to sue for peace with china and russia and others...having recognized that it tried to take power more than it could handle...

 

but it was ABSOLUTELY another monstrous crime committed by the USA to destroy NAGASAKI AND HIROSHIMA -- simply to ''show the world who is the BIG BOSS"...

 

WE just wish that ABE and the leadership would STOP dragging their feet about the japanese atrocities and guilt -- acknowledge it with real sincerity and LEAD the japanese people to open their hearts, consciences and minds -- and actions -- in this acknowledgement so that the LONG YEARS OF HURT

 

BETWEEN JAPAN AND OTHER ASIANS can TRULY begin to heal...

 

and from that we can move TOGETHER as ONE ASIAN FAMILY!!!

 

but === in the meantime - be strong with your other japanese people in standing up against ABE'S wilingness to ALLOW JAPAN to be USED by the USA to BECOME AGGRESSIVE once more

 

that only serves the interests of the USA ..........

 

AGAINST ALL ASIANS.

 

please tell this to your friends...

 

the USA IS USING JAPAN AGAINST ALL OF ASIA.

 

and that means using japan AGAINST JAPAN ITSELF.

 

and we outside of japan do NOT want that to happen to japan - because you ARE our family. !!

 

 

Michiko  > teddyfromcd • 3 years ago

 

Thank you for always making me encouraged.
I'm going to make your post translated, so to tell to the other.

 

What Abe started is, I realized recently, to stop making a lie to us Japanese citizens.
LDP was something like a buffer, between a suzerain state and us citizens of the subordinated country.

LDP's role was to make a lie like "we are independent, we can make a decision on our own" but this is a white lie.

In Japanese, it says "a pure red lie" not white lol.

 

LDP decided that it is the time to stop making a lie, because they made a deal with Washington, as LDP got a permission to make imperial Japan beautified, instead of joining a war with USA.
This is a content of the deal that they made.
This is a reason that Obama keeps supporting Abe, no matter what he does.

 

Our real enemy is not Abe and his henchmen, but Washington.
Abe will not do what we don't want, when Washington says "Stop".
Abe will resign real soon, when Washington says "Quit".
This is what is all about.

 

To take back Asia to the hands of Asian people, whom we need to fight against is Washington.
And other white people who support USA with or without a selfish calculation.
Ignorance is not going to be an immunity for their reponsibility of still treading on Asian people.

 

http://www.globaltimes.cn/content/937484.shtml

 

こちらの原文について、リブログ元の翻訳文を参考に解釈すると、中国人のteddyfromcdさんは、決して日本人を「憎んでいる」わけではありません。

 

ただ、『過去の日本の過ち』について、それを「否定したり」「忘れたり」してはならないとおっしゃられています。

 

そして彼は、北東アジアや周辺地域の「すべての人たち」が、同じ中国人を含め、フィリピン人、コリアン、インドネシアン、ベトナム人、その他の人たち含め、日本人との友好を深め、繋がるべきだと、過去の歴史との延長線である現在において、アジア人としても、戦前の大日本帝国に何をされたのかについて、しっかり記憶すべきだとされました。

 

また同時に、自分たちすべてのアジア人が、「戦争の終わりに何が起こったのか」についても、決して忘れるべきではないとし、彼は明確に「日本の一般市民がアメリカの原子爆弾の犠牲になるべきではなかった」と、アメリカによる『大犯罪』が、一体誰がボスなのかを示す意味でそれが実行されたことを、的確に見据えていました。

 

そして、現在の安倍政権の「不誠実さ」や、日本と他のアジア人の『長い間の傷』を癒すために、日本政府が成すべき本当の意味での「国民政治」の在り方について、もっと真摯に向き合うべきであるとおっしゃられた。

 

対するMichikoさんは、teddyfromcdさんの言葉に感謝を示し、今の日本が置かれている立場について、いたずらにアジア諸国「だけ」に敵意をむき出す一定数の日本人が、彼らが「騙されている」現状について、自民党が『宗主国』と『従属国』の間にある「緩衝材」として長年機能し続けてきたことも、自分たちを「名誉ある独立国」であると思い込ませ、実際安倍政権にしても、彼らが本当の「悪党」なのではなく、彼らが存在しうる根底にあるのは、それを支える「アメリカ政府」の存在があるからであり、安倍氏が表面的な「国益」に固執したり、大日本帝国を美化しようとも、前述における米国との「取引」が成立しているがゆえに、絶対に揺るがないし、どんな批判にも脅かされるものでないことを指摘されていました。

 

アメリカ政府、ことに軍産複合体における『エスタブリッシュメント』である人たちと、日本は「一緒に戦争」をするために、北東アジアで「緊張のタネ」を作っては、その責任を相手国に擦り付け、これを大義名分として在日米軍の永続化や、自衛隊の増強に走り、北朝鮮や中国を刺激したり、勿論ロシアとの関係もそうで、さらには韓国に対しては、しばしば「歴史問題」において、居丈高な態度でマウンティングを取る始末なのです。

 

‐防弾少年団(BTS)の『原爆問題』を考える その1‐

 

‐防弾少年団(BTS)の『原爆問題』を考える その2‐

 

‐「大嘘」をつく北朝鮮マスコミ‐

 

実際、日本人の『本当の敵』は、「反日諸国」や「安倍政権とその仲間たち」でもなく、唯一アメリカ・ワシントン政府であること。

 

安倍首相にしても、アメリカ政府が「やるな」と言えば、北東アジア諸国に対する「望まないこと」をやめるでしょうし、さらには「首相を辞めろ」と言われれば、すぐさまその座から降りるでしょう。

 

「その逆」もまた然り。アジアで事を起こせと命令されれば、いらずらに対立や分断を煽り、さらには国内でコリアンマイノリティをいじめ、各人を憎悪の海に呑み込ませて、戦争リスクだって高める。

 

つまり、そういうことなんです。

 

そこには「独立」「主権」もあったものではない。

 

アジアを、アジア人の手に取り戻すためには、日本人はアメリカ政府と戦わなければならず、それはものすごく大変な、荊のような道なのです。

 

※翻訳原文

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12063122884.html?frm=theme

 

 

そして、過去にも「似たような構造」を持った歴史がありました。

 

大正末期から昭和初年の連帯の発展

 

関東大震災のあと、1925年には再び「日朝中連帯のたたかい」が、それ以前よりも大きい力ともって発展しはじめました。

 

関東大震災の大弾圧も、かつての『大逆事件』が明治の社会主義者の運動に与えたような打撃をあたえることはできませんでした。

 

‐東アジアの今とこれから その10(大逆事件と明治社会主義者の総括)‐

 

それは大正期の社会主義運動と連帯が、明治期と比較して、組織的な力となってある程度大衆の中に根をおろしていたからです。

 

同年10月15日、『社会主義者と不逞鮮人暴動』という関東大震災時のデマ宣伝と「まったく同じ想定」で、小樽高商で軍事教練が行なわれようとしたのに対して、小樽港の積荷人夫として働いていた約三千人の朝鮮人労働者をはじめ、小樽労働組合、政治研究会、小樽高商社研などが大々的な抗議運動(カウンター)を展開。

 

さらに東京でも、学連本部や各労働団体など、政治研究会、自由法曹団、朝鮮人団体などの広範な抗議運動が巻き起こり、有名な軍教反対闘争に発展しました。

 

 

【以下詳細についての記事】


・誰かの妄想・はてなブログ版 『小樽高等商業学校軍事教練事件(小樽高商軍教事件)』記事より

 

http://scopedog.hatenablog.com/entry/20141022/1413998977

 

「蟹工船」日本丸から、21世紀の小林多喜二への手紙。 『多喜二の母校・小樽高商での軍事教育訓練反対事件について』記事より

 

https://blog.goo.ne.jp/takiji_2008/e/71f2b750f829cc844f428b69bc431300

 

 

これは、日本のリベラル勢力が、『関東大震災の教訓』を生かして前進している何よりのあらわれでした。

 

1925年、国際連帯の運動の中で最も輝かしいものは、上海紡績労働者のゼネストに対する日本労働組合評議会の支援運動です。

 

同年、帝国主義的覇権の「角逐場」であった中国にて、新たな革命の波が高まっていました。

 

2月の日本資本『内外綿』紡績工場など、上海における、いくつかの紡績工場における大ストライキが発生し、4月の青島(チンタオ)での大規模な労働争議によって、労働者の闘争と学生の闘争に、日英帝国主義の列強と、当地の軍閥政権による血なまぐさい弾圧事件が起きた。

 

 

当時の『五・三〇事件』風刺画(Wikiより)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E3%83%BB%E4%B8%89%E3%80%87%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 

これにより、多数の中国人を殺傷し、さらには上海の学生、市民が共同租界で抗議デモを行ったのに対し、イギリス官憲が発砲して死者十数人、負傷者数十人を出す大事件となりました。

 

それを、1925年5月30日を取って『五・三〇事件』と呼びます。

 

憤激した中国民衆は、全国各都市でこれに抗議「帝国主義打倒」「不平等条約撤廃」の大闘争を展開して、上海総工会、商工会総聯合会、納税革人団は一致してゼネストを実行。商店は一斉に門戸を閉じました。

 

これに対して、軍閥政権下にある上海では、すべての地域で戒厳令が敷かれ、日、英、米、仏帝国主義国は「居留民保護」「権益保護」というありがちな名分で、直ちに軍艦を出動させ、陸戦隊を当地に派遣、武力でもってこの闘争に対決した。

 

日本は、このとき列強中でも最も多数の軍艦を出し、上海、漢口、九江などに陸軍を派遣しています。

 

しかし、こうやって歴史を見ても、いつも一筋縄でいかないものだとつくづく感じる。

 

「被侵略国」であった中国としても、軍閥政権によって、『分断』による二重支配が存在していた。つまりそれは、前述で「似たような構造」を持った歴史の話と合わせ、当時における中国の「軍閥政権」や、現在の日本の「安倍政権」、そして韓国の「守旧派」である『自由韓国党』など、これら3つの命題に共通することは、一部集団の「利益」のためだけに、欧米の「帝国」に従属する形で、彼らと同じ目線で、自民族を「自律」から通ざける政治を行うのです。

 

しかしながら、そんなことでへこたれる中国民衆ではなかった。

 

そして当時日本のリベラルも、事件に先立つ1925年5月25~26日にかけて、創立大会を終えたばかりの『日本労働組合評議会』は、この報を知るやいなや、すぐさま中国労働者の闘争支援に立ち上がり、創立大会では『極東労働組合の提携』決議を出し、その実行につとめました。

 

日本帝国主義は中国民衆の敵のみならず、それは実に日本労働者階級自身の敵であり、日本帝国主義を中国より駆逐することは、その勢力を追ひつめて、やがてそれを打破する基礎となるからであり・・・・ 

 

(谷口善太郎『日本労働組合評議会史』)

 

支那の民衆運動を応援することは、単に階級意識に基くプロレタリアとしての情誼の上からばかりでなく、もっと〱(もっと)根本的な自分自身直接の闘争からみても絶対に必要なことであった

 

(野田律太 『評議会闘争史』)

 

評議会は1925年6月中旬の常任中央委員会で、

 

一、国内労働団体と協力して、紡績聯合会、政府に対する一大抗議運動を起こすこと、中国労働者の英雄的闘争のため基金募集を起こすこと

 

二、評議会自身、そのために率先して出版物および演説会等の手段によって、中国労働者援助、日本政府への抗議の輿論(世論)を喚起すること。

 

三、革命中国へ評議会の代表者を派遣し、闘争の渦中に起こしため、中日労働者階級の促進および現下の闘争の支援をなさしめること

 

(谷口 『評議会史』)

 

この決定に基づいて、評議会は山本懸蔵三田村四郎の二人を中国に派遣。

 

「外国の闘争場に我国労働組合代表が参加したのは是を以て始め」とする、日本労働運動史上重要な意義をもつ出来事でした。

 

谷口善太郎『日本労働組合評議会史』は代表の活動と、この意義を次のように述べています。

 

或ひは闘争せる労働者の集会に、或ひはストライキ現場に、各国の労働代表と並んで大衆の闘争を激励し、日華労働者の団結と、日本労働者の支援運動の報告とを演説する氏等の行動は、闘争せる中国労働者大衆の決意を百倍にした。

 

尚氏等の活動は単に上海だけでなかった。警官隊陸戦隊の厳戒の中を巧に出没して闘争する各地を転戦したのである。

 

この代表派遣運動によって、評議会は極めて大いなる貢献を尽し且つ収穫を得た。日華労働者階級の革命的提携のためにはもとより、太平洋沿岸諸国の革命的労働組合提携のために極めて基礎的な事業遂行に参与した。

 

即ち中国に於ける今次の闘争を機として来集した数ヶ国の労働代表との間に、これを機として太平洋沿岸労働組合団結のための議がまとまったからである。

 

 

<参考文献>

 

・Cluttered talk blab blab blab 『USA IS USING JAPAN AGAINST ALL OF ASIA』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12063122884.html?frm=theme

 

・Global Times(英語版:環球時報) 『Japanese war criminal confesses to dozens of rapes』 コメント欄

 

http://www.globaltimes.cn/content/937484.shtml

 

・拙ブログ 『‐東アジアの今とこれから その10(大逆事件と明治社会主義者の総括)‐』記事

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12413592514.html?frm=theme

 

・同 『‐金正恩委員長のソウル訪問歓迎の動き(若き学生たちの想い)‐』記事

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12417547905.html

 

・同 『‐防弾少年団(BTS)の『原爆問題』を考える その1‐』記事

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12419246058.html

 

・同 『‐防弾少年団(BTS)の『原爆問題』を考える その2‐』記事

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12419374251.html

 

・同 『‐「大嘘」をつく北朝鮮マスコミ‐』記事

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12418915999.html

 

・『アジア・アフリカ講座 日本と朝鮮』第3巻 勁草書房

 

・誰かの妄想・はてなブログ版 『小樽高等商業学校軍事教練事件(小樽高商軍教事件)』記事

 

http://scopedog.hatenablog.com/entry/20141022/1413998977

 

・「蟹工船」日本丸から、21世紀の小林多喜二への手紙。 『多喜二の母校・小樽高商での軍事教育訓練反対事件について』記事

 

https://blog.goo.ne.jp/takiji_2008/e/71f2b750f829cc844f428b69bc431300

 

 

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