A DOGGED MAN -4ページ目

カトルショセット、引退。

 

少し間があいてしまったが

先日カトルショセットの引退が発表された。

 

この馬はジオフロントの育成コメントが悪く

未勝利引退の懸念があったことから

急遽出資したことで縁があった馬だ。

結果的に2つ勝ってくれて

期待値から見れば十分だとは思うが

厩舎の使い方やジリ脚の脚質に

ヤキモキすることの方が多かった笑

もうちょっとやれたように思うが

まあ完璧にはいかないので仕方ない。

 

本質的には脚は遅く

そこは欧州系の母の影響が強かったのだろう。

その代わりに強い前進気勢の

前向きな気性でカバーしていた。

競走馬にとって素軽いスピードや

前向きさが重要だというのが

よく理解できる馬だったと思う。

 

ほぼ6歳春までしっかり走り切ってくれた。

繁殖には上がれるだろうが

相手にはスピードのある馬が望ましいだろう。

お疲れ様でした。

 

ミラビリスマジック、チューリップ賞は6着という結果に。。

ミラビリスマジックだが6着という結果に終わった。

敗因ははっきりしていて稍重馬場の中ハイペースで追走したことによるスタミナ切れだ。

乗り方ひとつでもう少し上の着順もあったかもしれないがそれでも力負け。

まだキャリア3戦の若駒なのでこういうこともある。

地力があるから6着に踏ん張った、と思っておこう。

 

正直なところ、ミラビリスマジックの将来はまだまだ期待していて

調教で良い動きをする馬は長い目で見れば出世していくことが多い。

あまり心配はしていないし次のレースも楽しみにしている。

 

ただ今回の負けで田辺が後方待機策転換に言及していたが

脚質の幅を広げるという意味では賛成だが

あまり決め打ちで後ろから、というのは微妙な気がする。

本馬の前進気勢やスタートの速さはこれはこれで武器であるし

ペースが遅ければ前へ、速ければ後ろへと騎手が上手く誘導すべきである。

まさに今日の勝ち馬のように。

そういう自在性のある馬に育ててほしいと願っている。

 

厳しいレースだったので常識的には放牧か。

本音を言えば2勝クラスから再起をはかるのはちょっとしんどいので

得意の中山のNZトロフィーあたりに挑戦してもらえると嬉しい。

でもまあ放牧なんだろうな。

ゆっくり休んでまた元気に戻ってきてほしい。お疲れ様。

チューリップ賞(GⅡ)展望(ミラビリスマジック)

出資馬ミラビリスマジックが、土曜日のチューリップ賞(GⅡ)に出走予定となっている。

 

出資馬が重賞に出走するのは一口馬主として嬉しいが、

中山マイルを上手に走る馬で相手関係も考慮すればアネモネSがより

桜花賞への切符を手に入れやすいはずで、個人的にはこの選択は意外だった。

あえて遠征に踏み切ったということは「先を見据えて」ということなのか。

しかし、その代わりに当然相手は強くなる。

今年のメンバーは抜けた馬こそ見当たらないが逆に言えばどの馬も本気で権利を取りに来る。

初めて長距離輸送となるミラビリスマジックは当日の馬体重やパドックでの雰囲気がポイントになる。

 

ミラビリスマジックの調整過程を見た感じでは若干の余裕は残しているのかな

という印象があるが概ね順調で、上に書いた通りパドックがいつも通りであれば

力は発揮できるだろうからあとは相手次第となる。

 

その相手だが…正直タガノエルピーダはやや抜けていると感じる。

まず展開に関係なくGⅠで3着になる馬は普通に強い。

タガノに関しては新馬の内容も地力を感じさせるもので直前の調教も良く

前にいける脚質でもあるので馬券の軸としてはこの馬からだろう。

このタガノエルピーダをミラビリスマジックを含め今年に入って1勝クラスを勝ったり

オープンで好走している馬たちが2番手グループといったところだろう。

シルクの宗像の馬、YGGの馬、藤原厩舎の馬、社台オーナーズのキズナ産駒あたりだ。

このへんはやるたびに着順が入れ替わるくらいの力差か。

 

ミラビリスマジックは器用さがあってどのような展開でも対応はできるだろうが、

スローペースになると少し分が悪いと見ていてある程度流れる展開で

中段かその少し前あたりで進めることができれば熱い展開ということになる。

 

というわけで今回のチューリップ賞はミラビリスマジックの3着以内の可能性は十分ある。

少なくとも1月のクロミナンスのAJCCよりはまだ希望の光はあると思う笑

ただ3歳若駒の牝馬なので何が起こるかは分からない。

将来のある馬なので、いつも繰り返し言っていることではあるが、

まずは無事に走り切ってそれでいて少しでも上の結果となるよう願っている。

 

バハルダール、舞鶴Sを勝利しオープン入り

中1週での出走となったバハルダールだが

見事に舞鶴Sを勝利しオープン入りを決めた。

 

前走、強い相手に屈したが

明らかに3勝クラスでは実力上位のため

いずれは勝てると考えていた。

それでも思ったよりも早くオープン入りできた。

ジョッキーの好判断もあったが

本馬自身も強くなっている。

 

オープン入りしたことで相手が一気に強くなるが

いつか書いたように

本馬は決め手があるタイプなので

流れる展開になれば後方から差す競馬で

好走する可能性はある。

しっかり身体を休めて

昇級戦に臨んでほしい。

 

これで8頭中3頭がオープン馬となったので

一口経営的にも?少し楽になってきた。

とにかく怪我だけはしないよう

願っている。

 

 

クロミナンス、AJCC(GⅡ)で3着

苦戦を予想したクロミナンスだったが

GⅡで見事3着と馬券内に入った。

 

まずはしっかり仕上げた陣営に感謝したい。

今日の馬体はかなり絞れた本気仕上げで

陣営の意気込みを感じた。

 

残念ながらこの馬にとっては

完全に適性外の道悪馬場となり

さらに内枠が仇となったせいか

本馬には珍しく最終コーナー時点で

余力が無いように見え

かなりの下位を覚悟したが

そこから盛り返しての3着だった。

本馬の強みの1つはこの気持ちの強さだろう。

一言で言えばとにかく「頑張る」。

前脚が硬いくせに精一杯頑張るから

何度も骨折するのかもしれない。

 

ルメールもさすがの騎乗だった。

彼以外であれば3着は外していただろう。

とはいえいくらルメールでも力の無い馬を

3着にはもってこれない。

クロミナンスの力は重賞級なのは確かだ。

それが確認できたことは良かった。

 

ただし今回賞金を加算できなかったので

今後も出たいレースに出れる保証は無い。

適性としてはエプソムカップあたりが良いが

このレースは実績がある馬が多く登録するので

出れるかどうか微妙である。

なので重賞にこだわるのであれば

ローカルハンデGⅢからになるか。

そう考えると金杯の除外が痛かったし

今日も良馬場なら、とも思ってしまう。

 

色々とツキの無い本馬だが

怪我をしなければいつかオープンでも

良い結果を残せるだろう。

いつもレース後の週の水曜日更新で

歩様がおかしいとかで骨折となるので

まずは今週の更新で何もないことを願っている。