お知らせ
ブログ…飽きてませんよ


KKR札幌医療センターのコンサートから1ヶ月が過ぎ、次のコンサートのお知らせが出来ることになりました

なんと

前回演奏したKKR医療センターに貼っていただいたポスターを見て、演奏依頼があったんです


宣伝ってしてみるものですね(笑)
夫婦共々、演奏なんて目立つことをしているくせに目立つことが嫌い。。。
演奏会なんてするくせに『聴きに来てください』とはなかなか言えない。。。
困ったものです

しかし


宣伝の大切さがやっとわかりました(笑)
次回ni-keのコンサートは……
8月3日(水)18時30分より
札幌市中央区南3条西6丁目にある
《札幌南3条病院》
ロビーにて、オカリナ&ピアノによる


を開催します

こちらの入院患者さんに向け、日々の治療を少し忘れ、心がリラックスするような音色をお届け出来るコンサートになるといいなと思っています。
もちろん、一般の方も自由に入っていただけます

あの、ビルの上に観覧車がある《ノルベサ》のすぐ近くです

今回のプログラムは年配の方が多いと言うことで、唱歌を中心に大好きなサウンドオブミュージックをメドレーにして演奏する予定です

そして、近々にまた『宣伝の大切さがわかりました』なお知らせをいたします

maiko
コンサート終了
昨日開催の「春のたんぽぽコンサート」は、おかげさまで無事終了しました。
今回の主催はKKR札幌医療センター訪問看護室の方々でしたが、
当日は部署を問わずいろいろな方々が駆けつけてお手伝いをしてくださいました。
個人的なイメージかもしれませんが、やはり医療現場に携わる方々のボランティア精神や使命感は
素晴らしいものだと感じました。本当に頭が下がります。
今回は約1時間ほどのプログラムということで、ロビーコンサートとはいえ
アンサンブルni-keとしては初の本格的な演奏会形式のコンサートでした。
曲数の多さやポップス曲のアンサンブルなど、普段の演奏とは勝手が違う部分があり
メンバー一同なかなか苦労しましたが、演奏に集中できる環境を作るために、
病院の方々のご配慮により前日、当日とリハーサルの時間をしっかりと取らせていただくことが
できました。
大変ありがたいことです。担当の方をはじめ現場の方々には心より感謝いたします。
今回はティータイムコンサートでもあったので、皆さん歓談しながら気軽に演奏を聴いているものと
思いきや、
最初から最後まで非常~に静かに、真剣に演奏を聴いてくださいました。
そして、コンサート終了後にはたくさんのお褒めの言葉や感謝の言葉をいただきました。
これが僕らにとっては何よりの原動力となります。
今回の僕らの演奏を聴いてくださった方々に、
少しでも音楽の素晴らしさやアンサンブルの魅力が伝わっていれば幸いです。
余談ですが、昨日は厚かましくも打ち上げにも参加させていただきました。
やはり打ち上げといえばコレでしょう!
幸せな1日をありがとうございました。
お知らせ
大変ご無沙汰してしまいました。
しばらく更新できなかったのはブログに飽きたからではありません。
単に忙しかったからです。
軽く五月病にもかかっていましたし…。いや、ホントにかる~くですよ。
まあ、嫁に言わせれば僕は毎年五月には若干元気でなくなるそうですが…
そう考えると、今年もある意味いつも通り順当に進んでいるということなのでしょうか…。
気を取り直して、演奏会のお知らせです!
4月にアップした記事にチラっとだけ書いて、その後ちゃんとしたお知らせもせずにいました…
大変申し訳ありませんでした…。
6月4日(土)14:00から、
KKR札幌医療センター1階ロビーにてコンサートを開催します!
もう明後日ですね…。もっと早く告知しろよって感じですが…。
KKR札幌医療センター内の「訪問看護室たんぽぽ」が主催する
『春のたんぽぽコンサート』に出演させていただきます。
なお、4月の記事にはチャリティーコンサートと書きましたが、
今回は訪問看護室の方々のために開催するという趣旨のものなので、
単純にロビーコンサートとしての開催ということでご理解いただきたいと思います。
内容としてはフルート、オカリナ、ピアノの演奏を中心に、約1時間ほどのコンサートとなります。
ロビーで行うティータイムコンサート形式のものなので、もちろん入場無料です。
是非ともお気軽に足を運んでくださればと思います。
曲目もポップスや歌謡曲など親しみやすい曲を中心に選曲しました。
KKR札幌医療センターは地下鉄南北線平岸駅1番ホーム出口から徒歩約3分、
住所は札幌市豊平区平岸1条6丁目です。
僕たちの演奏を聴いてくださる皆様に、少しでも音楽の素晴らしさが伝えられるよう
心をこめて演奏させていただきます。
REN
伴奏者探しは恋人探しに似ている
いきなりですが、大学の頃は伴奏者を探すのに苦労しました。
音大では実技試験の際、多くの場合同じ大学のピアノ科の方に伴奏をお願いするんですが、
伴奏は基本無償で引き受けなければいけないうえに単位がもらえるわけでもないので、
フルートやサックスなどの伴奏が難しい楽器は敬遠されがちな傾向にあるんです。
※現在では伴奏が若干単位に反映される学校も増えているようです。
そのため、僕は4年間で4人もの方に伴奏をしていただくことになりました。
まあ、結果的には良い経験になったんですが…。当時は本当に必死でした。
ちなみに4人とも同級生で女性です。断っておきますが、好んで女性を選んだわけではありません。
音大生は7~8割が女性だということを是非覚えておいてください。
1人目の伴奏者
同郷だったよしみもあり入学後すぐに伴奏を依頼するも、「彼氏がいるから」というよくわからない理由で断られかける。よくわからなかったが必死に説得した結果承諾してもらい、その後2年間近く伴奏をしてもらう。努力家で良い方だったが、「忙しくなった」という理由で伴奏を打ち切られる。
2人目の伴奏者
もともとアンサンブルの伴奏をお願いしていたよしみで個人の伴奏をお願いするも、1度の試験のみで伴奏を打ち切られる。理由は「前から伴奏を引き受けてた人だけで精一杯だから」とのこと。
3人目の伴奏者
試験ではなく、伴奏と合わせるのが難しい曲のレッスンを受ける際、実際に伴奏してもらうために同級生から紹介していただいた方。急にお願いしたが快く承諾してくださり、そのうえ技術も高く素晴らしい伴奏者だった。当然のように試験での伴奏もお願いしようとした矢先、体調を崩して休学してしまう。
4人目の伴奏者
試験が1ヵ月後に迫っても伴奏者が決まらなくて焦っていた僕を見かね、同じフルート専攻の同級生が「今回の試験では無伴奏の曲をやるから」と、自分の伴奏者を紹介してくれました。
僕のやる曲が伴奏の難しい協奏曲だったこともあり、その方は当初引き受けるのを渋っていましたが、
必死だった僕は「譜面では難しそうに見えるけど簡単だから!すぐできるよ!!」とホラを吹きつつ説得し、なんとか引き受けてくれることになりました。
※協奏曲の原曲ではオーケストラが伴奏となるので、それをピアノ伴奏に編曲している分、技術的に難しい場合が多いのです。
その方の演奏は変な癖が全然なく、表現力はあるのにどこか自信なさげに演奏するところや、決して器用ではないにもかかわらずこちらの意図を一生懸命に汲み取り、どんどん吸収して演奏してくれるところなど、諸々がすごく僕の好みの方でした。
レッスンや試験の本番の時も素晴らしい演奏をしてくれ、普段はあまり伴奏者を褒めない僕の師匠も「あの子の伴奏いいね!」とはっきりと仰っていました。
僕としてはようやく巡り会えた理想の相手なわけですから、次の試験、つまり卒業試験には是非ともこの方に伴奏をお願いしたいと思い、当然のように卒業試験の伴奏を依頼しました。
返事は「もう少し考えさせてほしい」とのことでした。
それから2ヶ月ほど経っても何の返答もなく、焦った僕は校内でその方に会う度に返答を求めましたが、いつも濁されるだけでした。
業を煮やした僕は、ある日その方が練習室で友人の方数名と話している時に、練習室に押し入って
「そろそろ考えてくれませんか!?」と言ったことがありました。
周りの友人の方々は明らかに公衆の面前での告白と勘違いし、引いている様子でした。
その後、さすがに可哀想に思ったのか2人で話す時間を作ってくれました。
そこで「もう就職活動を始めるので時間がない」と言われました。
僕との伴奏合わせも、そして僕の師匠のレッスンも好きだったから最後まで悩んだくれたそうですが、
やはり人生の岐路に関わる問題に勝てるはずはなく、僕の想いはあえなく片想いで終わったのでした。
その後僕は、卒業試験の伴奏者はその方しか考えられなかったという理由から、無伴奏の曲を試験曲に選びました。
その後も伴奏者探しには苦労を強いられてきましたが、
困った時にはいつも大学の先輩である素晴らしいピアニストの方が助けてくれたし、
そして現在ではうちのアンサンブルにはエリカ様という最強の伴奏者がいるので、
そういった方々の素晴らしさや有難さが分かるのも、大学の頃から苦労してきたおかげなのかな、とも思います。
今日もアンサンブルメンバーで集まって楽しい会議(会食?)をすることができました。
何はともあれ、僕は今はいろいろな意味で恵まれていると思います。
ありがとう。
REN
好きな…Ⅱ
前回の(僕の)記事に引き続き、今日は僕の好きなフルーティストをもうお一方ご紹介します。
今からちょうど2年ほど前、非常に幸運なことに札幌にとある巨匠のフルート奏者が来るという話を聞きつけました。
それがペーター=ルーカス・グラーフさんです。
ちなみにこの方はスイス出身で、先日ブログでご紹介した僕の敬愛するフルーティスト、マルセル・モイーズ氏のお弟子さんです。
リサイタルの場所はそれほど広くないホールで、チケットは全席自由のなんと3000円!
そして何より驚きなのは、80歳記念のリサイタルということです。
有名な方なので当然CDで演奏は聴いたことがありました。
もちろん素晴らしい演奏なのですが、モイーズさんの演奏をCDで聴いた時のような衝撃はなく、正直それほど印象には残っていませんでした。
もともと演奏会に足を運んだのも、「有名な人が来るんだからとりあえず行かな!」といったノリからでした。
そして演奏会当日。
舞台から出てきた80歳のグラーフ氏は…
かっこいい!
背が超高い!姿勢が良すぎる!
とにかくかっこいい!
圧倒的な存在感です。
そして何より圧倒的だったのは
その演奏。そして音楽!
感動を通り越して、大きな衝撃でした。
グラーフ氏の音色は今まで僕が聴いてきたどのフルートとも違っていました。
そしてその音楽は、あまりに自然で、それでいて非の打ち所がないほど緻密でした。
言葉で表現するのはとても難しいんですが…
グラーフ氏とフルートと音楽とが、離れ難く緊密に結びついている…という感覚でしょうか。
そこには年齢を超越した、本物のフルートの神様がいました。
大げさではなく、少なくとも僕にはそう感じられました。
あの日僕は、フルート、そして音楽を志す人達が何を目指すべきなのかを感じられた気がしました。
あの日の演奏と感動は一生忘れません。
REN
追伸
ようやく念願のチャリティーコンサートが開催できそうです。
場所と時間がはっきりと決まり次第お知らせしますので、どうぞよろしくお願いします!