七葉のクローバー、シロツメクサの形と構造デザイン | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

最近はシロツメクサの形やデザイン、構造の美しさに惹かれ、その都度、写真に収めている。シロツメクサというと「シロツメクサの花が咲いたら、さあ、いこう、ラスカル!」子供の頃にテレビで見ていた、カルピス劇場のロックリバーへ「あらいぐまラスカル」の歌が思い出される。
 
シロツメクサは別名、シロクローバーといい、3枚の葉がつく。ときに4枚の葉がつくことがあり、これを四葉のクローバーといい、四葉のクローバーを見つけた人には幸運が訪れるといわれている。私は、これまでに四葉のクローバーを見つけて幸運が訪れた印象はないが、ついついクローバーの葉の数を気にして探してしまう。
 
 
はじめて、五葉のクローバーと出会った。
 
 
五葉を見つけてラッキーと思っていたら、七葉のクローバーらしき葉の塊を見つけた。ラッキーセブン、なんだか嬉しい気持ちになった。
 
 
さて、シロツメクサの花は丸っこくて、つくつくしている。花のデザインでお気に入りは、白地の花びらに黄色と黒色の斑点模様のアケボノソウだ。シロツメクサの花は、花びらに模様がないけれど、小さな花びらが集合して織りなす、もこもこしたような花の造形が気に入っている。
 
 
どの個体も、それぞれの顔があり、なぜ、そのような造形が生み出されるのだろうか。
 
 
もしかしたら人という構造体も、花びらが集合して織りなす造形に似ているのかもしれない。
 
 
人の身体をみれば、みるほどに、疑問が沸いてきて、この学びに完結があるように思えない。どれだけ勉強しても、足りるということはなく、学びをやめれば中断、学び続ければ道半ば。
 
 
人間の身体は生理学や解剖学の知見だけでは説明できない(理論だてることはできない)。生命というものが本質的にもつ融通無碍な混沌さをベースに、動物種のもつ優れた感覚と、脳のもつ記憶や経験、さらにその上に、個を越えた集団のもつ特性・・・などなど、あまりに多くの相互作用の上に「動物の身体の状態」がある。さらにそれを極端に複雑化した「ヒトの身体の状態」と、 そして現代の我々が置かれている「人間の身体の状態」がある。師匠からの教えは、いつも私の学びの中にある。