"school"の語源 | 英語の世界観

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私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は基本単語である"school"の語源を見てみたいと思います。


"school"といえば「学校」のことで、日本語では漢字から分かるように「学ぶ校舎」といったイメージがあります。つまり勉強するところという感じです。

でも"school"の語源を見てみると、最初から学ぶところという意味はありませんでした。


"school"の語源は、ギリシャ語で「余暇」という意味です。


言い換えると、自由な時間に行くところだったのです。それが自由な時間を利用して学ぶことから、「学校」という意味になったのです。


学校というと勉強勉強でつまらないと思う人もいるかもしれませんが、"school"の本来の意味から考えると、もっと気軽なところだと思います。語源的に言えば、「暇つぶしに行くところ」なので、楽しく過ごすのがやはり本来の姿ではないかと思います。


もちろんこれは語源的な見方であって、学校に行って勉強しなくていいというわけではないので注意を。

でももし学校がつまらないと思っている人がいたら、"school"を語源的に考えて「暇つぶし」に行こうと気軽に考えてみてはどうでしょうか。


今日は"school"の語源について見てみました。