皆さんは「技術英検」という英語の資格試験をご存知でしょうか?
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技術英検(正式名称:技術英語能力検定)とは、1981年第1回工業英語検定以来、40年以上にわたり継続開催され、累計30万人近くの受験実績がある、英語文書作成力を客観的に評価する国内唯一の資格です。4技能が要求される他の検定と比べ、文法的に正確で、明確・簡潔(技術英語の3C:Correct, Clear, Concise)な表現の要件を満たした英語力が求められます。すなわち、特に理系・技術系を専門に学ぶ学生、職業とするビジネスパーソンにとっては、学問/仕事に直結する技術的な文書(取扱説明書、仕様書、論文、規格等)のスタイルの違いの理解につながる、専門直結の英語を身につけることができる英語検定です。(以上、同試験のホームページより一部抜粋転記)
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ご参考までに、2011年に、私が旧「工業英検1級」(注:現「技術英検プロフェッショナル」)を受験・合格した際に書き残した感想がありましたので、以下にご紹介させて頂きます。
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工業英検1級は、テクニカルライティングの基本思想を学び、重要テクニックを磨くのに最適な試験です。いまどきの試験としては珍しく、120分間ひたすら「鉛筆で書き続ける」ことが要求されます。特に、翻訳チームをリードする立場にある人には、強く受験(勉強)をお勧めします。ここまで「読み書きの能力」を試される「面白い」試験は他にはありません。過去問も公開されていますので、興味のある方は、ぜひ一度チェックしてみて下さい。
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元々ライティングが得意だと自負していた私が、工業英検1級受験に当たり、改めてライティングを一から勉強し直した時にとても重宝したのがこちらの本(注:その旧訂版)なのです。※実は、米国大学院時代のクラスメートたちから「お前はなんでライティングだけは大学院のネイティブ級なんだ!」(注:「それと比べてその他の技能は・・・」という言外のニュアンスが感じとられますが🤣)とよく言われていたのです。
そのおかげで、私のライティング技術は完全に生まれ変わり、最難関と言われた工業英検1級にも難なく一発合格できたのです。
最近ストリートアカデミー(略称:ストアカ)上で定期レッスンのご提供を開始し、その中で受講生のオプショナルとして「パッセージ要約トライアル」の添削サービスを実施しておりますが、皆さんのライティングを拝見させていただくにつれ、この本での学びとそれをきちんとお伝えすることの重要性を再認識している次第です。
最高に素晴らしい「ライティング教本」です。技術英語と関係がない方もぜひお手に取ってみてください。きっとあなたのライティング技術が大きく生まれ変わると思います!😊