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ニッポンを元気にする英語!

日系企業で計4回10年超の海外生活を経験(注:その後外資系企業を経て独立起業)する中で、世界における日本のプレゼンスが年々落ちてきていることに強い危機感を覚えています。英語学習に資する情報発信を通し、少しでも日本人の実用英語力の底上げに貢献できれば幸いです。

前回の記事では、

 

英語が突然聞こえるようになる「アハ体験」

 

について書きました。

 

実際、私自身もアメリカ留学中にこの経験をしています。

 

最初はネイティブの英語がほとんど聞き取れませんでしたが、
半年ほど経った頃、テレビのニュースや天気予報を聞いていて

 

「あれ?普通に聞こえている」

 

と気づいた瞬間がありました。

 

今振り返ると、その頃には

 

(集中した)リスニング訓練が1000時間程度

 

に達していたのではないかと思います。

 


「1000時間の壁」はよく言われる

英語学習の世界では、

 

「リスニング1000時間」

 

という言葉がよく出てきます。

 

つまり、

英語の音に慣れるには
約1000時間のインプットが必要

という考え方です。

 

もちろん個人差はありますが、
多くの学習者の経験談を見ると、

 

数百時間〜1000時間のあたりで
リスニングが急に楽になる

 

というケースは確かに多いようです。

 


なぜ「急に聞こえる」ようになるのか

ここで重要なのは、

 

実際には突然能力が上がるわけではない

 

ということです。

 

その前に

 

長い蓄積

 

があります。

 

リスニングでは、脳の中で次のような処理が行われています。

  1. 音声を識別する

  2. 単語を認識する

  3. 文構造を理解する

  4. 意味を理解する

日本人の場合、最初はこの処理が

 



単語

意味

 

という3段階処理になっています。

 

だから

 

処理が遅い

 

のです。

 


しかし、ある瞬間に回路が変わる

十分な量の音声インプットを積むと、

 

脳の処理が

 



意味

 

という形に変わります。

 

つまり

 

英語を英語のまま理解する回路

 

ができるのです。

 

この切り替えが起きた瞬間、

 

学習者は

 

「突然聞こえるようになった」

 

と感じます。

 


日本人がリスニングで苦労する理由

日本の英語教育は長い間、

 

読むこと中心

 

でした。

 

そのため多くの学習者は

  • 英文は読める

  • 文法も理解できる

のに、

 

音声になると理解できない

 

という状態になります。

 

つまり

 

音と意味が結びついていない

 

のです。

 

リスニング訓練を続けることで、
この結びつきが徐々に強くなります。

 


実は「停滞期」が一番重要

興味深いのは、

 

ブレイクスルーの直前には

 

長い停滞期

 

があることです。

 

多くの学習者が

  • 全然聞こえるようにならない

  • 上達している気がしない

と感じます。

 

しかし、

 

その状態を乗り越えた先で

 

理解が一気に進むことがあります。

 


リスニングは「量」がものを言う

結局のところ、

 

リスニング能力を高めるためには

 

一定量の音声インプット

 

が不可欠です。

 

特に重要なのは、

  • 毎日聞く

  • できるだけ長く聞く

  • 実際の英語を聞く

ことです。

 

その積み重ねが、
ある日突然

 

英語が自然に聞こえる瞬間

 

を生み出します。

 


英語学習はある日突然楽しくなる

もし今、

 

「英語が全然聞こえない」

 

と感じている方がいても、

 

それは決して珍しいことではありません。

 

多くの人が

 

長い停滞期

 

を経験しています。

 

しかし、その先には

 

突然世界が変わる瞬間

 

が待っているかもしれません。

 

英語学習とは、
実はそういうものなのです。

 

英語学習をしている人の中には、

 

「ある日突然、英語が聞こえるようになった」

 

という経験を語る人がいます。

 

いわゆる
リスニングの「アハ体験」
です。

 

実は、私自身にもこの経験があります。

 


留学当初、ネイティブの英語はほとんど聞き取れなかった

私は以前、米国の経営大学院に留学していました。

 

しかし、留学当初は正直なところ

 

ネイティブの英語がほとんど聞き取れませんでした。

 

授業でもディスカッションでも、

 

「今、何を言ったのだろう?」

 

という状態が続きました。

 

もちろん、それまで英語はかなり勉強してきたつもりでした。
しかし、実際のネイティブの英語は別次元だったのです。

 

それでも必死に食らいつき、
毎日英語を聞き続けました。

 


そして半年後、「それ」は突然やってきました

ある日、天気予報かニュースだったと思います。

 

テレビから流れてくる音声を何気なく聞いていて、ふと

 

「あれ?英語が普通に聞こえている」

 

と気づいたのです。

 

それまで音の塊のようにしか聞こえなかった英語が、

 

意味のある言葉として自然に理解できる

 

ようになっていました。

 

今振り返ると、その頃には

 

集中して実施してきたリスニング訓練が1000時間を超えていた

 

のではないかと思います。

 


面白いのは「その瞬間」です

この体験で興味深いのは、

 

その瞬間は必死にリスニングをしているときではない

 

ということです。

 

いわば、

  • 天気予報

  • ニュース

  • テレビ番組

など、

 

普通に生活している中で流れてくる英語

 

を聞いているときに

 

「気がついたら聞こえていた」

 

という形で実感することが多いのです。

 


実は同じ体験をしている人たちが結構いる

実は、この話は私だけではありません。

 

例えば、著名な英語教育者で英語系YouTuberとしても有名な
モリテツさんも、留学中にまったく同じ体験を語っています。

 

英語が聞こえるようになった瞬間は、

 

必死に勉強しているときではなく、

 

普通にテレビを見ているときに突然訪れた

 

というのです。

 

参考動画はこちらです。

 

 


なぜ「突然」起こるのか?

これは、実際には突然起こるわけではありません。

 

その前に

 

長い蓄積

 

があります。

 

リスニング能力は大きく言うと

  • 音声認識

  • 語彙認識

  • 文構造理解

の3つでできています。

 

最初はこの処理が

 

音を聞く

単語を思い出す

意味を考える

 

という遅い処理になっています。

 

しかし、訓練を積むと

 



意味

 

という直結処理になります。

 

この切り替えが起きた瞬間、

 

「急に聞こえるようになった」

 

と感じるのです。

 


実はその直前に「停滞期」がある

多くの人が経験するのは、

 

ブレイクスルーの前にある

 

長い停滞期

 

です。

  • 全然聞こえるようにならない

  • 上達している気がしない

と感じる時期です。

 

しかし、その状態で学習を続けると、

 

ある瞬間に

 

理解が一気に進む

 

ことがあります。

 


それは「英語脳」ができた瞬間

この現象は、私がよくお話ししている

 

「英語脳」

 

とも深く関係しています。

 

つまり、

 

日本語に訳して理解するのではなく、

 

英語を英語のまま理解する回路

 

ができた瞬間です。

 


リスニングが苦手な人へ

もし今、

 

「英語が全然聞こえない」

 

と感じている方がいても、


それは決して珍しいことではありません。

 

多くの人が

 

その状態を長く経験した後に

 

ブレイクスルーを迎えています。

 

その先に、

 

突然世界が変わる瞬間

 

が訪れるかもしれません。

 

英語学習の世界では、しばしばこんな言葉を耳にします。

「ネイティブのような発音を目指しましょう」

もちろん、発音の練習は大切です。
正しい音を意識することは、リスニングにもスピーキングにも確実に役立ちます。

 

しかし、英語学習者の中には、いつの間にか

 

「ネイティブのような発音=英語ができる人」

 

というイメージを強く持ってしまう人がいます。

 

私は、この考え方には少し注意が必要だと思っています。

 


私の知る「英語の達人」の多くは、日本人訛りの英語を話す

私の周りには、英語を自在に使いこなす日本人が何人もいます。

 

海外企業とビジネスをしている人
国際会議で議論できる人
専門分野の論文を英語で書く人

 

いわゆる「英語の達人」と呼べるレベルの人たちです。

 

ところが、彼らの英語をよく聞いてみると――

 

多くの人が、日本人訛りの英語を話しています。

 

もちろん、海外生活が長い人の中には、ネイティブに近い発音の人もいます。
しかし、それはむしろ例外です。

 

それでも、彼らの英語力は疑いようがありません。

 

つまり、ここから見えてくるのは、

 

ネイティブ並みの発音と英語力の総合力は、必ずしも高い相関を持たない

 

という事実です。

 


英語力とは「音」だけではない

英語力とは、本来もっと広い能力です。

 

例えば次のような力です。

  • 英文の構造を瞬時に理解できる力

  • 長い英文を正確に読める力

  • 相手の話の論理を理解する力

  • 自分の考えを英語で組み立てる力

  • 文脈に応じて適切な表現を選ぶ力

これらが総合的に働いて、初めて

 

「英語ができる」

 

という状態になります。

 

発音はその一部に過ぎません。

 


発音至上主義の落とし穴

英語学習でしばしば見られるのが、

 

発音の練習ばかりに時間を使ってしまう

 

というケースです。

 

もちろん、発音練習自体は悪いことではありません。

 

しかし、もし次のような状態になっているなら要注意です。

  • 英文を読む力が伸びていない

  • 文構造が理解できていない

  • 語彙が増えていない

  • 長文を読むと止まってしまう

これでは、本来の英語力はなかなか伸びません。

 

英語は「音の真似」をするだけのものではないからです。

 


発音は「大切」だが「最優先ではない」

ここで誤解してほしくないのは、

 

私は発音練習を否定しているわけではありません。

 

むしろ、発音は重要です。

 

発音を学ぶことで

  • リスニングが向上する

  • スピーキングが通じやすくなる

というメリットは確実にあります。

 

ただし、それは

 

英語力という大きなピラミッドの一部

 

に過ぎません。

 

基礎となるのは

  • 文構造理解

  • 語彙力

  • 読解力

  • 思考力

といった部分です。

 


「ホンモノの英語力」とは何か

私が考える「ホンモノの英語力」とは、

 

英語をそのまま理解できる力

 

です。

 

日本語に訳さなくても

  • 英文の構造が見える

  • 意味が自然に入ってくる

こうした状態です。

 

これは、私が提唱している

 

「英語脳メソッド」

 

でも重視しているポイントです。

 

発音だけを磨くのではなく、

 

英語そのものの構造を理解する力

 

を育てること。

 

これこそが、長期的に見て本当の英語力につながります。

 


最後に

英語学習では、

 

「ネイティブのような発音」

 

に目を奪われがちです。

 

しかし、本当に重要なのは

 

英語を理解し、使いこなす力

 

です。

 

発音も大切。
でも、それだけではありません。

 

もしあなたが

 

「本当に英語ができるようになりたい」

 

と思っているなら、

 

ぜひ 発音だけでなく、英語の構造そのもの にも目を向けてみてください。

 

そこから、英語学習の景色が大きく変わるはずです。

 

TOEIC試験は、リスニング力や読解力だけで勝負が決まる試験だと思っていませんか?

 

実は、多くの受験者が見落としている「盲点」があります。

 

それが――

 

マークシート(マーキング)です。

 


■ TOEICの試験時間には「黒塗り時間」も含まれている

TOEICは、

  • Listening:約45分

  • Reading:75分

と明確に時間が設定されています。

 

しかしここで重要なのは、

 

👉 問題を解く時間だけが与えられているわけではない

 

という点です。

 

当然ながら、

  • 解答を判断する時間

  • マークシートを塗る時間

すべて込みで試験時間なのです。

 


■ 私自身が体験した「100%正解なのに時間切れ寸前」

以前、久しぶりに公式問題集を本番形式で解いたことがあります。

 

結果は――

 

✅ 正解率:100%

 

ところが。

 

Part 7の途中で時間切れになりかけました。

 

なぜか?

 

原因はシンプルでした。

マークが遅かった。

読めている。
理解できている。
正解も分かっている。

 

それでも間に合わない。

 

これは衝撃でした。

 


■ マーキング時間を“定量化”してみる

ここで冷静に計算してみましょう。

 

TOEICは 200問 あります。

 

仮に1問のマーキングにかかる時間を:

  • 丁寧に塗る人:2秒

  • 少し慎重な人:3秒

  • のんびり派:4秒

とします。

▼ 合計時間

1問のマーキング時間 合計
2秒 約6分40秒
3秒 約10分
4秒 約13分20秒

 

つまり――

 

最大で13分以上が「塗るだけ」で消える可能性がある。

 

これはもう無視できる時間ではありません。

 


■ 13分あれば何ができるか?

TOEIC Readingで考えてみましょう。

 

13分あれば:

  • 長文セット(Part7)を 2〜3セット 解ける

  • 設問先読みが可能になる

  • 見直し時間が生まれる

逆に言えば、

マーキングが遅いだけで
本来取れるスコアを失っている可能性がある。

これは「英語力」の問題ではありません。

 

試験技術の問題です。

 


■ なぜ日本人はマーキングが遅くなりやすいのか

多くの受験者は学校試験の感覚で、

  • 丁寧に

  • 完全に

  • 枠いっぱいに

塗ろうとします。

 

しかしTOEICでは重要なのは:

 

✅ 読み取れる濃さ
✅ 機械が認識できること

 

であって、

 

美しい黒塗りではありません。

 


■ 筆記具もスコアに影響する

ここで意外と大きいのが筆記具です。

 

一般的なHB芯の場合:

  • 摩擦が大きい

  • 塗りつぶしに時間がかかる

  • 手が疲れやすい

一方で、

✔ B〜2B程度の芯

は、

  • 少ない力で濃く塗れる

  • スピードが上がる

  • 手の疲労が減る

というメリットがあります。

 

特に最近はマークシート専用シャーペンもあり、

  • 芯径

  • 摩擦

  • 濃さ

が最適化されています。

 

 

これ、実は軽視できません。

 


■ TOEICは「時間配分ゲーム」でもある

TOEIC高得点者ほど共通しているのは、

英語を速く処理しているだけではない

という事実です。

 

彼らは:

  • マーキングを最小時間で済ませ

  • 視線移動を減らし

  • 次の情報処理へ即移行している

つまり、

 

脳のリソースを英語理解に集中させているのです。

 


■ 英語力 × 試験技術 = スコア

TOEICスコアは次の式で決まります。

スコア = 英語理解力 × 時間運用力

どれだけ英語ができても、

  • 塗るのが遅い

  • 解答転記で迷う

  • 手が疲れる

これだけでスコアは下がります。

 

逆に言えば、

 

英語力を上げずに点数を伸ばせる領域が存在する。

 

それがマーキングです。

 


■ 今日からできる改善ポイント

✔ ① マーキング速度を測る

公式問題集で「塗る時間」を計測する。

✔ ② 一問一塗りを習慣化

まとめ塗りはミスと時間ロスの原因。
(特にListening)

✔ ③ 筆記具を最適化

HB固定をやめて試す価値あり。

✔ ④ 「塗りは作業」と認識する

思考を止めないことが重要。

 


■ たかがマークシート、されどマークシート

TOEICは英語試験ですが、

 

同時に

 

高度に設計された時間管理テストでもあります。

 

読む速さ。
聞く速さ。
判断の速さ。

 

そして――

 

塗る速さ。

 

ここまで含めて、初めて本当の実力が発揮されます。

 

もしあなたが、

  • Part7がいつも時間不足になる

  • 実力より低いスコアだと感じる

  • 解けているのに間に合わない

そう感じているなら、一度だけ意識してみてください。

「マーキングに何分使っているか?」

スコア向上の鍵は、意外なほど手元にあります。

 

昨日辺りから、SNS上で、英検の要約問題(2級、準1級、1級)で「(英語力があるにも関わらず)要約問題で0点を取ってしまった」という報告が多数上がっています。

 

その全てを分析できている訳ではありませんが、現時点での私の「推察」は以下の通りです。

 

(1)採点(語数カウントを含め)にAIが本格的に導入された

   → これまでは、手間が掛かりすぎる(?)ため、

     きちんと語数評価されていなかった?

 

(2)今年度から要約問題の「指示(命令)」が変わっていたが

   初めて厳格に適用された

   ・2024年度まで:

    Suggested Length;90-110 words(推奨に過ぎず)

       ↓

   ・2025年度から:
    Summarize it between 90 and 110 words(命令文!)

    ※上記指示下では、語数違反(90語未満や100語超)の

     要約は「採点対象外」になっても文句は言えません

 

今年度の前2回までは厳格に適用されていなかったのでしょう。

 

でも、だからと言って、指示/命令に従わない解答がもれなく採点されると決め込むのは、重要試験の対策(心構え)としては少々危ういのではないか、と感じたのは私だけでしょうか?

 

皆さんはどう思われますか?

 
 

 

今年の大学入試英語について、こんな声をよく耳にします。

「英語が急に難しくなった」
「長すぎて時間が足りない」
「昔より明らかに解けない」

実際、多くの教育機関が「難化傾向」を報告しています。

 

では、本当に入試は難しくなったのでしょうか?

 

結論から言うと――

 

半分正解で、半分誤解です。

 

今日は、その理由を少し深いところから解説してみたいと思います。

 


■原因は「新しい学習指導要領」

現在の高校生は、これまでとは違う教育課程で英語を学んできました。

 

2022年から始まった新しい学習指導要領。

 

そして今年の大学入試は、
その新課程世代が初めて受験した入試です。

 

つまり、

学校教育が変わった → 入試も変わった

という、ごく自然な流れなのです。

 


■何が変わったのか?

一言で言うと、

「英語を知っている人」から

「英語を使える人」へ

評価基準が変わりました。

 


以前の英語教育

  • 文法を理解する

  • 正確に和訳する

  • 一文ずつ丁寧に読む

いわば「理解型英語」です。

 


新しい英語教育

  • 情報を英語で処理する

  • 内容を素早く把握する

  • 状況を理解して判断する

つまり「運用型英語」です。

 


■具体的に何が変わったのか(5つのポイント)

① 4技能を同時に見るようになった

読む・聞く・書く・考えるが分離されなくなりました。

 

長文問題も、実は「読解問題」ではなく
言語活動問題になっています。

 


② 語彙量が大幅に増えた

高校で扱う語彙は約1.5倍に。

 

「知らない単語が多い」と感じるのは当然です。

 


③ 文法問題がほぼ消えた

昔のように、

文法が分かれば点が取れる

という構造ではなくなりました。

 

すべてが「文脈理解」の中で問われます。

 


④ 情報処理問題が増えた

最近の入試には(TOEICと同様に):

  • メール

  • SNS投稿

  • 広告

  • 複数資料比較

が頻出します。

 

英語+情報整理力が必要になっています。

 


⑤ 「深い理解」が必要になった

単なる内容一致ではなく、

  • 筆者の意図

  • 論理展開

  • 要約力

が問われるようになりました。

 


■では、なぜ「難しく感じる」のか?

実はここが最も重要です。

 

入試が難しくなったというより、

これまで有利だった学び方が通用しにくくなった

のです。

 


従来強かった力

  • 和訳力

  • 文法知識

  • 精読

今必要な力

  • 前から理解する力

  • 情報処理速度

  • 全体把握

学習方法と評価方法のズレが、
「難化」という感覚を生んでいます。

 


■ここで重要な視点:「英語脳型学習者」が有利になる理由

今回の入試改革で、実はあるタイプの学習者が強くなりました。

 

それが――

英語を語順のまま理解する学習者です。

いわゆる「英語脳」に近い処理です。

 


なぜ有利なのか?

理由はシンプルです。

 

新しい入試は、

 

✔ 戻り読みを想定していない
✔ 全文和訳する時間がない
✔ 情報を流れで理解する設計

 

だからです。

 


英語脳型の処理では:

  • 前から意味が取れる

  • 再読が減る

  • 長文でも疲れない

  • リスニングと読解が連動する

結果として、

新課程入試の設計思想と完全に一致します。


■実は「難化」ではない

今回起きていることを一言で表すなら、

英文を読む試験

英語で情報を処理する試験

への進化です。

 


■これから英語学習で本当に必要なこと

これからは、

  • 日本語に直して理解する英語
    ではなく、

  • 英語のまま理解できる英語

が求められます。

 

そしてこれは、特別な才能ではありません。

 

読み方を変えることで身につく力です。

 


英語教育は、今まさに大きな転換点にいます。

 

もし「最近の英語が難しく感じる」としたら、
それは能力不足ではなく、

英語の時代が変わったサイン

なのかもしれません。

 

※私の数あるお気に入り投稿のうちの一つの「再リブログ」です。

 

今なら、"Yes, of course!"と胸を張って言えますが・・・😉

 

あなたは如何ですか?😊

 

 

英語学習者がつまずきやすい文法の代表格が「関係詞」です。

  • 関係代名詞

  • 関係副詞

  • which / who / that / where / when / why …

学校では細かい分類を先に覚えることが多いため、
「結局なにをしているのか分からない」
という状態になりがちです。

 

しかし実は、関係詞の本質はたった一つです。

 


■ 関係詞の正体:名詞を後ろから説明する仕組み

関係詞とは、

 

👉 名詞(=先行詞)を後ろから説明する節を導くもの

 

です。

 

英語は「説明を後ろに置く言語」です。

 

例:

I know the man who lives next door.

ここでは

  • the man(名詞)

  • who lives next door(説明)

という関係になっています。

 

つまり関係詞は、

「名詞 + 追加説明」

を作る装置にすぎません。

 

これを専門用語で 後置修飾 と呼びます。

 


■ 最重要ルール①

関係詞節は「完全な英文」になる

ここが最大のポイントです。

 

関係詞節は、

 

関係詞を含めて英文として過不足がない

 

必要があります。

 

英文は基本的に

  • 主語

  • 動詞

  • (必要なら)目的語・補語

がそろって初めて成立します。

 

例:

the book which I bought yesterday

関係詞節を見ると:

  • I(主語)

  • bought(動詞)

  • which(目的語)

となり、文として成立しています。

 

つまり関係詞は、

 

👉 不足している文要素を埋める役割
を持っています。

 


■ 関係代名詞=「名詞」である

「関係代名詞」という名前は非常に正確です。

 

なぜなら、

 

👉 関係代名詞は節の中で 名詞として働く からです。

 

つまり関係詞節の中で次の役割を担います。

① 主語になる

the person who works here

who = works の主語

 


② 目的語になる

the book which I read

which = read の目的語

 


③ 補語になる場合(やや上級)

the person who he became

who = became の補語

 


■ 目的語の関係代名詞は省略できる

英語の大きな特徴があります。

 

👉 目的語なら消えても意味が分かる

 

例:

✔ I like the movie (which) you recommended.

 

you recommended の目的語が省略されています。

 

なぜ可能か?

 

理由はシンプルです。

  • 主語は必須(消えると文が崩壊)

  • 目的語は文脈で復元できる

だからです。

 


■ 関係副詞とは何か?

ここで多くの学習者が混乱します。

 

しかし原理は同じです。

✔ 先行詞は必ず名詞

関係副詞でも先行詞は名詞です。

 

ただし、意味が限定されます。

  • 場所

  • 時間

  • 理由

  • 状況

などの「状況的な名詞」です。

 


代表例

関係副詞   先行詞の意味
 where              場所
 when               時間
 why                 理由
 
   

例:

the house where I grew up

先行詞は house(名詞)です。

 


■ 最重要ルール②

副詞は文の必須要素ではない

ここが関係代名詞との決定的な違いです。

 

副詞とは、

 

👉 文が成立するためには必須ではない要素

 

です。

 

例:

I grew up (there).

there を消しても文は成立します。

 

だから:

where I grew up

では、

  • I(主語)

  • grew up(動詞)

がすでに揃っている。

 

つまり関係副詞は、

 

✅ 文の欠けた要素を補っているわけではない
✅ 追加情報を与えているだけ

 

なのです。



■ 関係代名詞と関係副詞の本質的違い

ここまでを一行でまとめると:

関係代名詞

👉 節の中の「名詞の穴」を埋める

関係副詞

👉 節に「状況情報」を追加する

 


■ 実はシンプルな関係詞

関係詞が難しく感じるのは、

  • 用語を先に覚える

  • which / that の使い分けに集中する

からです。

 

しかし本質は非常に単純です。

 

1️⃣ 名詞を後ろから説明する
2️⃣ 節は文として成立する
3️⃣ 代名詞は文の要素になる
4️⃣ 副詞は文の必須要素ではない

 

これだけです。

 


■ 英文が読める人はここを見ている

英語が読める人は、関係詞を見ると瞬時にこう考えています。

「あ、ここから名詞説明ブロックだな」

つまり文法ではなく、構造のかたまりとして処理しています。

 

これが「英文を前から理解できる状態」です。

 


関係詞は暗記項目ではありません。
英文の構造そのものを理解するための入り口です。

 

もし「長文になると急に読めなくなる」と感じているなら、
原因の多くはこの 後置修飾ブロックの認識 にあります。

 


(次回予告)
👉 なぜ日本人は関係詞のたびに後ろへ戻ってしまうのか?

単語(意味、発音)は分かる。
文法も理解している。
スクリプトを見れば意味は取れる。

 

それなのに――

 

音声で聞く(リスニンング)になると、大きく崩れる。

 

途中で迷子になる。
内容が頭に残らない。
Part3やPart4で一気に失点する。

 

なぜでしょうか?

 


■ 聞こえないのは「耳」の問題ではない

多くの人はこう考えます。

 

・発音が弱いから
・音変化を知らないから
・シャドーイングが足りないから

 

しかし、実は本質はそこではありません。

 

リスニングが崩壊する最大の原因は、

 

ワーキングメモリの過負荷です。

 

私たちの脳が同時に保持できる情報は
およそ4±1チャンク。

 

ところが、多くの学習者は無意識のうちに

  • 主語を保持し

  • 修飾語を保持し

  • 文末を待ち

  • 日本語に変換し

  • 理解を確認しようとする

という処理を同時に行っています。

 

当然、容量は超えます。

これが「聞こえない」の正体です。

 


■ 英語は“動詞中心言語”である

英語は、動詞(V: Verb)がすべてを決めます。

 

文の方向性
意味の核
情報の流れ

 

これらはすべてVが支配しています。

 

にもかかわらず、
多くの人はVを分解して処理しています。

 

例えば、"I look forward to the opportunity."という英文の場合、下記のように分解して捉えがちです。

 

look
forward
to

 

というように。

 

この瞬間、脳内では無駄な保持が発生します。

 


■ リスニング力の爆上げは「V処理」から始まる

英語脳メソッドでは、
Vを“単語”としてではなく、

 

意味核の塊=Vブロック

 

として認識します。

 

ここには

 

・助動詞
・時制
・進行形
・完了形
・受動態

そして

・句動詞/熟語

 

すべてが含まれます。

 

Vブロックが確定するとどうなるか?

  • 文型が即時安定する

  • 次に来る構造が予測できる

  • 不要な保持が消える

つまり、

 

脳の負荷が一気に下がるのです。

 


■ 音声は戻れない

リーディングは戻れます。

 

しかし、リスニングは戻れません。

 

音声は前から流れ、消えていきます。

 

Vブロック確定が遅れれば、

  • 主節が固定できない

  • 情報が宙に浮く

  • 容量が溢れる

  • 理解が崩壊する

逆に、Vが瞬時に確定すれば、

  • 主節が固定され

  • 後続情報を予測でき

  • 従属節を“塊”で保持できる

だからこそ、

 

この理論はリスニングにこそ効くのです。

 


■ これはテクニックではない

シャドーイングの回数でもない。
ディクテーションの量でもない。
音変化暗記の問題でもない。

 

これは、

 

処理構造の再設計です。

 

英語脳メソッドのVブロック理論は、

  • 文法理論

  • 処理理論

  • 認知負荷理論

を統合した枠組みです。

 

だから、

 

TOEICでも
英検でも
日常会話でも

 

一貫して効果を発揮します。

 


■ リスニング力を本気で爆上げしたいなら

もしあなたが

 

・Part3で会話が追えない
・Part4で途中から意味が飛ぶ
・単語は分かるのに理解が続かない

 

のであれば、

 

耳を鍛える前に、
脳の処理構造を見直すべきです。

 


■ 英語脳メソッド(オンラインサロン)

現在、オンラインサロンでは

  • Vブロック瞬間認識訓練

  • 前から意味直線処理

  • 主節優先固定法

  • 認知負荷最適化トレーニング

を体系的に実践しています。

 

目指しているのは、

 

「聞こえるようになる」ことではありません。

 

英語を英語のまま処理できる脳を作ること。

 

リスニング力の爆上げは、
そこから始まります。

 


聞こえないのは、能力不足ではありません。

 

構造が違うだけです。

 

本気で変えたい方は、
一度、処理構造から見直してみてください。

 

英語脳メソッドは、
そのための場所です。

こんにちは、英語求道士®️(加賀美 晃)です。

 

今日は、久しぶりに初歩的(?)な話題として、多くの日本人英語学習者が長年信じてきた「未来表現」について、学習者にとって本当に大切な本質をお伝えします。

 


✔️ ① “will” と “be going to” が同じ意味ではない?

日本の学校英語では、

未来のことを表す → will / be going to

という教え方が一般的です。

 

それを受けて、多くの学習者が

will と be going to は未来を表す同じ意味/ニュアンスの言葉

だと思っています。

 

しかし、これは 本質的には誤解です。

 


✔️ ② “will” は未来形の助動詞ではない

英語学習の世界では、

will = 未来を表す助動詞

という説明が定着しています。

 

でも実は…

👉 will は「未来形の助動詞」ではありません。

 

では何なのか?

 


✔️ ③ “will” を正しく理解するポイント

“will” は「未来そのものを表す文法形式」ではなく、
話し手の気持ちや意図、態度を表現する言葉です。

 

たとえば:

  • I will help you.
    → 「助けたい」という意思や気持ち

  • That will be expensive.
    → 話し手の予測・判断

このように、“will” は
話し手の主観を伴う表現なのです。

 

これは “can” / “must” / “may” などのいわゆる法助動詞が持つ性質と同じです。

 

つまり 本質は「未来形」ではなく「話し手の気分」

 

👉 未来のことを話すときに使えるけれど、
未来を表すためだけのものではないのです。

 

詳細はこちらのリンク記事でも触れています👇

 

 


✔️ ④ “be going to” は「未来の意思」じゃない?

学校英語ではよく

be going to = 〜するつもり(未来の意思)

と教えられますよね。


でも…

 

👉 be going to は未来の意思ではなく、
 「現在進行している動き」そのものを表す客観表現。

 

英語の構造を素直に見れば…

  • be going to + 動詞
    → to 以下の着地点を目指して
    今まさに進行している状態

という意味になります。

 

だから、
「彼は今そうしようとしている」 → 客観的な事実

であり、

 

「彼はそうするつもりだ」 → 心の意思

とは 本来は異なるもの です。

 


✔️ ⑤ 学校英語 vs 本来の意味

日本の英語教育では、

  • will = 未来

  • be going to = 未来・つもり

と習います。

 

でも実際の英語は…

  • will = 話し手の気分・意思・判断

  • be going to = 今そうなる流れ・動き

という 意味の違いがあります。

 

すなわち、共に未来を表す表現として使われますが、本来は「似て非なるもの」なのです。

正しく使い分けましょう!

 

 


 

長年 “未来形” と教えられてきた考え方も、
英語の本質を理解すると見えてくるものがあります。

 

未来表現は単語だけではなく、意味の成り立ちを理解することが大切です。

 

今後も英語のしくみを根本から解きほぐす情報を発信していきますので、
ぜひフォローして学びを深めてください!