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大阪のカフェ英会話レッスン講師 KOGACHIです(^-^)
ついに私の『英語でどう言う』シリーズが900回を超えました
そこで、今回は900回突破を祝して、このブログの基本理念、
つまり、私がブログを書くにあたってどういうことを念頭に置きながらトピックを選び、英文を作成し、和訳や解説をつけているのか そういったことについて書いてみたいと思います。
一つの意味に対して一つの英語表現だけを提供する。
一般に他の学習サイトや参考書は、「こういうふうにも言えるし、あるいは、ちょっと角度を変えてこういうふうにも言えるよ」という感じで、一つの日本語表現に対してたくさんの英訳例を提示しているものが多いように思います。
でも、それだと、「じゃあ結局どれを使ったらいいの?」ってなるので読者を混乱させるだけです(>_<)
本ブログでは、そうした混乱を避けるため、類似の表現にはあえて触れず毎回ターゲットとする英熟語1つだけをピックアップするという形をとっています。
こうすることで、学習者は「そうか、この意味に対してはこれを使えばいいんだな」っと焦点を絞りやすくなります。
それぞれの英熟語に対して豊富な例文を提供する。
ある英熟語を教えるにあたってその和訳の意味だけ教えてもそれだけではなかなか使えるようになりません。
自信をもって使えるようになるためにはやはりたくさんの用例に触れて、その表現が実際に文でどのように使われるのかをきっちり知っている必要があります。
そこで、本ブログでは、各表現に対して5~10程度の用例を付けるようにしています。これは本ブログが基本語彙だけでなく、かなりの低頻出表現も扱っていることを考えれば相当に多い数字です。
これによって、学習者はその表現が持つ本当の意味を深く理解することができるようになるのです。
一つの英熟語に対してあえて様々な和訳を当てる。
例えば、第82回でcome offという表現を扱いましたが、訳語として「ボタンがとれる」「化粧が落ちる」「ペンキが剥がれる」「タイヤが外れる」などの日本語を当てました。これだけ見るとcome offが実に多くの日本語に対応するように思えますが、よくよく考えれば「とれる」という訳語ならば、いちいち訳し分けなくても、「化粧がとれる」「ペンキがとれる」「タイヤがとれる」のように全てに共通して使えます。
ですが、私はあえて別の日本語を当てて訳し分けましたが、これにはちゃんと狙いがあります。
もし【come off=とれる】とだけ覚えてしまうと、話している中で「剥がれる」や「外れる」や「落ちる」が思いついた場合に、そこからcome offに結び付けることができなくなってしまうからです。
ある英単語の意味を覚える際は表面的に和訳を暗記して終わりなのではなく、その概念を正確に把握しなければなりません。
例えば、come offの場合で言うと、「くっついていたものが自然に離れた状態になる」という意味だと覚えておくと、頭に思いついたのがどんな日本語であってもパッとcome offを取り出せるというわけです。
本ブログで私があえて様々な訳語を当てるのは、日英語は1対1で対応していないので、英作する際に日本語に囚われていては本当に英語が出来るようにはならないというメッセージを伝えるためです。
たとえ使う頻度が少なくても、「これを使えなければ表現できなくて困ってしまう状況がある」という英熟語を取り上げる。
英熟語は、
<1>覚えておかなくても意味を表現する際には困らないもの。
<2>覚えておかなければ意味を伝えられなくて困るもの。
の2つに分類することができます。
例えば、<1>に入るのは、piece of cake「簡単」、see red「怒る」、cup of tea「お気に入り」、commence「開始する」などです。
なぜなら、細かいニュアンスの違いを無視すれば、それぞれeasy, angry, favorite, startで簡単に言い換えてしまうことができるからです。
逆に、<2>に入るのは、hypnosis「催眠術」、fluff out「髪をふわっとふくらませる」、buckle「ひざがガクッとする」、on a drip「点滴」などです。
なぜなら、これらはこの単熟語を知らなければそれ以外の方法で説明することが難しく意味を伝えられなくなる可能性があるからです。
本ブログで重視しているのは<2>のタイプですが、これは、表現できる幅を効率的に広げる形で英熟語を提供していくことを考えているからです。
例えば、5つの英単語を覚える場合、同じような意味を表す英単語ばかりを5つ覚えるなんて非効率的です。そんなことをするくらいなら、全く違う意味を表す単語を5つ覚えましょう。同じ5つの単語を覚えるのにかける労力は同じでも、前者の場合だと表現できるのはたった1つですが、後者だと5つの異なることが表現できてしまいます。
私はこのような観点から意志を伝えるうえで本当に必要な語彙を選び出して記事を書いています。
「この表現はこういうふうに使うと間違いなんだよ」というネガティブな教え方は極力しない。
多くの学習サイトや参考書は「これは正解に見えるかもしれないけど、実は間違っているんだよ。その言い方だと誤解を生む可能性があるから、きっちり別の表現と使い分けた方が良いよ」という教え方をしています。
でも、これだと「間違えてるかもしれないから使うのやめようかな」と学習者を必要以上に怖がらせてしまい消極的な姿勢を助長することになりかねません。
本ブログではこのような教え方を極力避けるようにしています。
逆に、「このたった一つの英熟語を知っているだけで、これもあれも、更にはこんなことまで表現できてしまうんだよ」と畳みかけるように毎回多数の例文を提示しています。
こうポジティブに教えることで、この表現を使ってみたいという意欲をかきたて間違いを恐れない勇気を与えることができると考えています。
本当は書き出せば他にも切りがないくらいたくさんあるのですが、
あまり長くなり過ぎても良くないので、このあたりで止めておきますね(笑)
また、本ブログの制作過程については以下をご覧ください。
https://ameblo.jp/english-teacher-yohei/entry-12
とりあえずは10月中旬までの千回到達を目指して今後もハイペースで更新していきますので、よろしくお願いいたします<m(__)m>
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