That doesn’t prove anything.

こんな表現を聞いたことはありますか?
英語が得意な方やネイティヴはよく使うというか、私の経験や映画などから判断すると、アメリカの人たちはこの表現をよく使うなぁという感じです爆笑 イギリスやオーストラリアでも使うと思いますが、そこは不正確はことは言いたくないので、確信と共に「アメリカでは」としておきますねニコニコ

そうなんですよ〜
例えばこんな感じです。

A: I think he is gay.
「彼はゲイだと思うんだ」
B : No way! He is married!
「そんなことないよ。彼、結婚してるもん」
A: That doesn’t prove anything.
「そんなの何の意味もないよ」

おわかりになりました?
「結婚していることは彼がゲイではないことの証明になんてならないよ」
という意味で…
That doesn’t prove anything.
と使われるわけですニコニコ

その通りですよね?
ゲイの方が異性と結婚してはいけないなんて法はないし、ゲイなら子供がいないはずだ!というのはとんでもない偏見ですし、LGBTの方が子供を授かることも自由ですし、美しいことです。
結婚することや子供を持つことは個人の権利であり、基本的人権です。むしろ法に守られていますから、「結婚している」ことや「子供がいること」はその人が gay ではないことの証明になんてなりません。


先日のレッスンでこんなことがありました。
花火が鳴っていたのですが、それが私には花火の音なのか雷なのかわからなかったのです。
松戸に雷注意報は出ていなかったということで、これは雷ではなく花火だ!と生徒さん…
ここにも問題がありますねチュー
音や光というのは距離があっても届くものですから、遠くで雷雨になっていても、自分の上は晴れているなんてことはありますよね。
「あっちは真っ暗だねー雨降ってるだろうね」
「あーあっちすっごい光ってる〜雷じゃない?」
なんて言っても自分がいる場所は影響がないなんてことはよくあるものです。
夕立やにわか雨というのはとても partly だったり partially だったりしますよね〜 天気、空の面白いところですおねがい
Thunder が聞こえても、lightning が見えても、自分がいる場所が thunder storm になるわけではありませんね照れ
これも…
That doesn’t prove anything.
ですねチュー

ポイントは、雷か花火かではなく、花火であったとしても、それが花火だと言えるだけの prove 証明になっているか、ということなんです。
私は別にどっちでもいいんです、雷でも花火でも爆笑 
That doesn’t prove anything.
と発言する人も、「その説明は何の意味も持たないよ」「それでは説明になってないよ」「それはこれが雷ではなく花火だと言えるだけの証明にはならないよ」と言っているだけで、「これは間違いなく花火ではなく雷だ!」と言い張っているわけではないのが、日本人にはわかりにくいようやな思いますショボーン
自分が知っている双子が同じ食べ物を好きだということから、双子って好きな食べ物同じなんだよ〜なんて言っても、アメリカでは…
That doesn’t prove anything at all.
なんて言われちゃいますよ〜

このように、アメリカ人を納得させるためには、make sense しなくちゃいけませんチュー
なかなか難しいんですよ〜
あなたの話が Scientific facts に基づいているかや、挙げた例が何かの結果や理論を prove できるものか…こういうところをしっかりと make sense する… logical であったり rational であることは discussion や debate する上でとっても大事です。
なかなかめんどくさいですが、私はそういう癖がつきました爆笑 頭の中もめんどくさいです笑い泣き