前々回の続きです。
風邪に抗生物質は効きませんよ、ということで、
鼻水、のどの痛み、咳...どの症状についても抗生物質が第一選択ではありません。
また急性下痢症についても、大部分はウイルス性であり、また細菌性であったとしても
成人の場合は自然軽快することが多いため、水分摂取と対処療法が推奨されています。
今後、風邪や胃腸炎・腸炎でも抗生物質を処方されることはかなり少なくなってきそうです。
ただし、受診後3日経過しても、症状が良くならなかったり、悪化していたり、
食事や水分が摂れない場合には再度受診しましょう
最初は風邪?と思っていても、違う病気のこともありますからね
治療云々以前に風邪を引かないに越したことはありません
先ほどの抗微生物薬適正使用の手引きには、感染予防に対して
手洗い
ワクチン接種
咳エチケット(下の図参照)
うがい とあります。
うがいの風邪に対する予防効果については、未だに議論があるところではありますが、
という文言を入れつつ、にうがいが入っていました。
インフルエンザの予防効果は実証できていなくて、風邪についても、うがいが有効というものもあれば、
有効性が証明できなかったものもありますが、しておいて悪いことはありません
今年はインフルエンザのワクチンの製造、出荷に遅れが出ていますので、
早めにご予約くださいね。
石狩エナ、エナ大通クリニックともに、今年のインフルエンザワクチンは
10月16日(月)から予約受付開始、23日(月)から接種開始です。
インフルエンザはワクチンを接種することによって、罹らないわけではありませんが、
罹りにくくなる
罹っても軽く済む
接種してから予防効果が得られるまでに2週間ほどかかる
ことが知られています
流行時期のピークが12~2月頃なので、11月中、遅くとも12月の最初には
接種しておきたいところですよ