HPVのモヤモヤ感② | ぴるぶろ 

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ここしばらく、HPVワクチンが認可、発売された頃のようにHPVについて調べておりましたあせ

最近、HPVについてあまり勉強してなかったな...という反省も含めながら...↓

 

がん検診の結果から、フォロー中だったり、HPV検査をしたり、組織診をしたり、

もう少し進んで、高度異形成でレーザー蒸散、円錐切除を受けたり、

上皮内がんで円錐切除を受けた後は、その後もしばらくの間は経過観察が必要です。

浸潤がんまで進んでしまうと、また話は変わってしまいますが、

その原因としてはハイリスクHPVの持続感染があり、

HPVが性的接触で感染するウイルスで、どこにでもありふれているウイルスだからこそ、

再発や今後の感染について不安に感じ、セックスに恐怖がーを感じたり、

今後、パートナーにHPVを感染させてしまうのではないか???

パートナーからのHPV感染があるのではないか???

元、も含めたパートナーにこのことを伝えないといけないのか???

などと不安を感じていても、その恐怖や不安を払拭できる情報には、なかなか辿りつけないなー...がーん

と、今回調べていて感じました汗

 

1つ大事なことは、

確かに、子宮頸がんの原因としてハイリスクHPVの持続感染があります。
しかし、これからのHPV
感染=必ずしも“がん”に進むわけではない。

浸潤がんまで進むのは極めて僅かであるということ。

不安が強くなる気持ちは重々に承知ではあるのですが、まずはそこを押さえた上で、

今後の予防として何か出来ることはないか??というと、

○セックスの時にはコンドームを最初から使用する

→HPVは、性器から性器、指から膣、指から肛門への接触でも感染することがあるので、

コンドームでHPVの感染を完全に防げるわけではありませんが、リスクを軽減することは可能です。

 

○定期的に検診を受けること

30歳以上であればHPV併用検診が望ましいですありがちなキラキラ

コストのこともあるので、検診時に担当医と相談されるとよいでしょうポイント

(※子宮頸がんの検診の結果が「ASC-US」の判定時のみ、HPV簡易ジェノタイプの検査が保険適応になります)

検診やフォローの間隔は、検査結果により3か月後だったり、半年後だったり、1年後でOKだったり、

人それぞれ違いますが、今後も検診だけは受け続けましょう。受け続けてくださいお願い

 

○HPVワクチンは”要検討”

産婦人科診療ガイドライン2017でも、45歳までの女性に対しては接種推奨となっていますが、
あくまでも、HPV16、18型に感染していない場合の今後の予防、ということになります。

HPVの感染は、子宮頸部の構造的に、10~20代女性の方が感染しやすい、ということもあり、

その女性の年齢、パートナーがハイリスクか否かにもよるでしょう。

1回15,000円のワクチンを3回接種することの費用対効果と、

やれることはやった、というご本人の安心感を天秤にかけて、どうなのか???

定期的に検診を受けるだけでも十分かもしれないし、

接種した!!という安心感が必要な場合もあるかもしれません...

ただ、今年の3月にリリースされている、米国腫瘍学会のHPVワクチンの臨床接種ガイドラインでは、

26歳までに接種を行う必要がある、とありました(原文はコチラ)。

→HPVワクチン接種については、担当の先生ともよく相談して決められると良いかと考えますcandy☆

 

○喫煙されている方は禁煙を!!

北海道女性の喫煙率は全国一ですがーん全く嬉しくない全国一なのですが、

喫煙は免疫機能を低下させるので、喫煙されている方は禁煙しましょう禁煙

 

○セックスをするパートナーは限定する

コンドームをしても完全には防ぎきれないHPV感染。
セックスが初めて同士(処女と童貞)という2人以外のケースでは感染の機会となります、

いつ、誰から感染したかを知ることはできませんし、知る必要もないのですが、

パートナーが多数の方が、感染機会は増えます。もちろん、パートナーが変わることはあるでしょう。

が、不特定多数になると感染機会はどんどん増えていきますので、ご注意ください!

 

○心配しすぎないレインボー♪

今までの治療経過と、これからの状況は違います。

ご自身の年齢によって、感染しやすいかそうではないか、も違いますし、

その当時の体と自分の今の体、環境は同じではありません。

パートナーに関しては、同じの場合もあれば、変わっている場合もあるでしょう。

ただ、同じパートナーだとしても、HPVが持続感染しているかどうかはわからないんですよねあせ

HPVに再度感染したとして、感染が持続するかどうかはわからないですし、

持続感染したとして、がん化するまでには数年~十数年を要します。

だからこそ、定期的な検診が必要となってきます。

 

つづくパステル

 

 

画像は(株)ジェネティックラボ HPVってなぁに?より