チームラボ ボーダレス@麻布台ヒルズ | EMs' Blog

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日々の戯言
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2023年6月15日(土曜日)

ANAスカイコインを使って羽田へ。

 

 

2023年8月に初めてチームラボのアートを体験して以来、

 

ドはまりして、機会を見つけては訪問しております飛び出すハート

 

 

 

 

今回は、昨年オープンした麻布台ヒルズのチームラボボーダレスへ。

結論から言うと、最高に次ぐ最高だった!!!

『ボーダレス』ということだけあって、各作品や各展示室のボーダーがなくて、作品が全ての展示室へ移動して混ざり合ってるので、時間によって同じ場所で観る作品が違ってくる。

なので、きっと1日いても全ての作品は観れないんだと思う。

つまり、全く飽きない!ww

 

 

ただ、入り口が分かり難くて1回素通りしてもうた。

というか、麻布台ヒルズがおサレ過ぎちゃって、気後れしちゃってー。ww

今回はtmkちゃんとの合流なので、なんとか見つけた入口で待ち合わせ。

 

入口には最初のアート作品。

『人間はカメラのように世界を見ていない / People Don’t See the World as through a Camera』

入口側のあるポイントから見るとこんな感じに、文字が空中に浮いて見えるけど。

実際には、こんな感じに壁と天井に歪めて書かれてる。

小豆島にある、GEORGES ROUSSEの作品を思い出した。

 

人間はレンズのように世界を見ていない。

世界は境界がなく連続しているにもかかわらず、認知上分断してしまう。

特に、レンズで見ると、自分の身体がある世界と見ている世界が分断される。

 

 

ロッカーに荷物を入れて、スマホだけ持って入口へ。

14時の回を予約済みにて、30分前から入場可能になったけど、入口ではしゃぎ過ぎて、5分前に駆け込み。

境界なく連続する1つの世界の中で、「さまよい、探索し、発見する」

チームラボボーダレスは、地図のないミュージアム。
アートは、部屋から出て移動し、他の作品と関係し影響を受け合い、他の作品との境界線がなく、時には混ざり合う。
境界のないアートに身体ごと没入し、さまよい、意思のある身体で探索し、他者と共に世界を創り、発見していく。

 

 

入口からの階段を降りる間もワクワクが止まらない~~~。

 

最初の空間がまず圧巻の広さ!!

『花と人、コントロールできないけれども共に生きる – A Whole Year per Hour / Flowers and People, Cannot be Controlled but Live Together – A Whole Year per Hour』

空間には複数の季節が同時に存在し、それらがゆっくりと移り変わっていく。
花々は、移り変わっていく季節に合わせて、生まれる場所がゆっくりと移り変わっていく。
花々は生まれ、成長し、つぼみをつけ、花を咲かせ、やがて散り、枯れて、死んでいく。

つまり、花は誕生と死滅を、永遠に繰り返し続ける。

 人々がじっとしていれば、その付近の花々は普段より多く生まれ、咲き渡る。

人々が花にふれたり、踏むと、いっせいに散って死んでいく。
時に、他の作品の境界を越え、他の空間に咲きわたるが、他の作品の影響で散ったり、死滅したりする。

ここの壁はベルベットみたいな手触りで、花や蝶に触れるのも気持ち良くてやめられなかった~~~。
壁が入り組んでるので、進行方向が分からなくなる感じ。
そう、迷い込んでしまった感じかな。
そう気づいたときにはもうこの世界観にどっぷりハマってる。

 

 

『人々のための岩に憑依する滝 / Universe of Water Particles on a Rock where People Gather』

おそらく展示会場の中央にあるスペースで、ボーダレスの広告にいつも使われてる作品。

滝がメインやけど、その他いろんな作品がこの空間にやって来る。

「人々のための岩」に降り注ぐ滝は、岩と人々の存在、そして、この空間に入ってくる他の作品の影響を受け、変容し続ける。

また、水の流れそのものが、この空間に入ってくる他の作品に影響を与えていく。

今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

レンズやパースペクティブによって平面化した映像とは違い、鑑賞者は視点が固定されず、身体が自由になる。

そして、滝が映し出された壁や床は、我々と作品との境界面にならず、滝の作品空間は、人々の身体のある空間と連続する。

 

ある時は、滝が自分をよけて流れ、花が咲き始める。

 

その時によって咲く花の種類が変わる。

 

花はどんどん広がっていく。

綺麗だし、自分が作品の一部になれるので、ニヤニヤが止まらない。
 

 

『世界はこんなにもやさしくうつくしい / What a Loving, and Beautiful World』

文字は、それぞれ世界を持つ。

人々が文字に触れると、その文字がもつ世界が現れ、それらは互いに影響し合い、1つの世界を創っていく。

雨や雪や花は、風の影響を受けるし、鳥は木にとまり、蝶は花に近づいていく。

他の作品も、文字に触れると文字のもつ世界が現れる。

人々によって生まれた世界が、他の人々や、他の作品によって生まれた世界と影響し合い、新たな絵を創っていく。

今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

作品は、時には、はるか遠くまで広がっていく。

 

この作品、めっちゃ楽しかった。

文字に触れると、文字にあわせた映像が登場する。

「蛍」は蛍たちが飛び交い、「日」は小さな太陽が生まれる。

 

 

『Moving Creates Vortices and Vortices Create Movement』

人が動くと、そこに流れが生まれる。

その生まれた流れは、はるか遠くまで影響を及ぼす。

他の人の動きも、流れを生む。

流れは、混じり合い、渦が生まれる。

人が止まったり、人がいなくなると、流れはやがて消え、空間には何も存在しなくなる。

 

今度は流れが動きに合わせてついてくる!

面白くて止まったり歩いたりを繰り返してしまう。

 

 

『Walk, Walk, Walk: 探し、遠ざかり、また出会う / Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite』

《秩序がなくともピースは成り立つ》の肖像群が空間「溶け出す光」から出て、この作品ははじまる。

他の作品の境界を越え、他の作品に影響を与え、影響を受けながら歩き続ける。

時に他の空間に入り、新たな作品として連続していく。

来場者が彼らに触れると、彼らは反応し、時には方向を変え進んでいく道を変える。
禅の言葉に「歩歩是道場(ほほこれどうじょう)」という言葉がある。

彼らは、いろいろな出来事に対峙しながら、終わりなく歩き続ける。

 

大名行列だな。

カエルやウサギ、ヒトも

 

 

『Nirvana: Fleeting Flower Shimmering Light』

メインとなる「人々のための岩に憑依する滝」のスペースの隣にある狭いスペース全体に展開。

隣あうスペースで別世界が広がるところが面白い。

 

通路も勿論、アートが展開されてて、タイミングによって作品が異なるので、同じ場所なのに、違う空間にいるような錯覚に陥り、迷子になる~~~。

この時は大名行列。

 

時折、壁が鏡張りになってるので、急に自分が映り込んでびっくりしたりする。ww

 

 

『マイクロコスモス:ぷるんぷるんの光 / Microcosmoses: Wobbling Light』

奥行きすらわからない無限に広がる空間の中を、無数のぷるんぷるんの光が走り続ける。

「構成要素が空間的時間的に離れていたとしても、全体に異なった秩序が形成され、重なり合う時、それは、宇宙か?」を模索する作品。
 

 

『スケッチオーシャン / Sketch Ocean』

この海は、みんなが描いた魚たちが泳ぐ海。

紙に自由に魚の絵を描き、目の前の海でみんなが描いた魚と共に泳ぎだします。

泳いでいる魚は触れることもでき、触れられた魚は、いっせいに逃げだします。

エサ袋に触ることによって、魚にエサをあげることもできます。

時々、魚たちは部屋を出て、他の作品の境界を越えて泳ぎ始めます。

そして、マグロは、世界の他の場所で行われている《スケッチオーシャン》まで泳いでいきます。

また、世界の他の場所で描かれたマグロが、目の前の《スケッチオーシャン》に泳いで来ることもあります。

 

時間がなかったのでスケッチはしなかったけど、自分の作品が登場するなんて、絶対に楽しい。

 

 

『Autonomous Abstraction』


点は固有の明滅と色相の周期を持つ。
近い点同士は、互いに引き込み現象を起こし、近い点同士の明滅のリズムと色相が近づいていく。
人々が点に触れると、点の明滅と色相のリズムが変化しバラバラになるが、近い点同士はまた引き込み現象を起こしていく。
 
姫路市美術館でも観た作品。
触るとすぐに反応してくれるので、分かりやすくて楽しい作品。

 

 

『生命は闇に咲き闇に帰る微小な光 / Life is an Ephemeral Light that Blooms in the Dark』

時空の塊が乱在し、それぞれの塊は互いに時空が繋がり合う。

花々が、誕生と死滅を永遠に繰り返しながら、時と共に移り変わっていく。人々が近くで動きまわると花々は散っていく。

 

ちょうど次の作品へ移る瞬間に立ち会えた。

 

 

『Dark Waves: 闇から生まれ闇に帰る / Dark Waves: Born in the Darkness, Return to the Darkness』

時空の塊が乱在し、それぞれの塊は互いに時空が繋がり合う。
海は全ての海と繋がっていて、この世界の全ての波は繋がりあっている。
線の集合でできた波は、それらが流れの中の一部であることを気が付かせてくれる。

そして、その線の集合には、波が生き物であるかのように、どこか生命を感じる。
 

壁・床・天井全てが鏡になってるので、無限の広がりを感じることが出来る。

広くなりすぎて、自分がどこにいるのか分からない

 

 

『The Way of the Sea: Memory of Topography(地形の記憶) - Colors of Life / The Way of the Sea: Memory of Topography - Colors of Life』

手前の部屋では人よりも高いところに円形がずらりと並び、奥に進むとどんどん低くなり、花畑にいるような感覚になる。

円形に映し出されるのは、最初は魚と水の流れ、そのうち花に変化した。

草原ぬも蝶が舞う世界にもなるので、まさにボーダレスの世界。

 

 

『ライトスカルプチャー - Flow』シリーズ

無数の(いや有数なんだけど)ムービングライトが生み出す光の作品。

20以上の作品が数分ごとに移り変わる。

全部は見れなかったけど、半分は観れたかな。

 

『Light Vortex』

『Aurora Circle』

外側へと流れ続ける光による彫刻。流れ出ていく光の集合が、生命的宇宙を創る。

 

『Infinite Crystal World』

点描は、点の集合で絵画表現を行ったものだが、これは、光の点の集合で立体物を創っている。光の彫刻群が、無限に広がる。

渦潮の中に人が入っても、渦の存在は維持されるように、点群が、空間的、時間的に離れていても、点群に連続性や構造が形成された時、一つの存在として認識されるのではないか、そして、人がその存在の中に入っても、存在が維持されるのではないか。

その時、その存在は、人と一体となる彫刻となりえる。

 

豊洲のプラネッツにもあった作品。

 

 

『Bubble Universe: 実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境が生む光 - ワンストローク / Bubble Universe: Physical Light, Bubbles of Light, Wobbling Light, and Environmental Light - One Stroke』

球体の中には、物質的な実体のある光、シャボン玉のような大きくて強い光、ゼリーの塊のような巨大で弱いぷるんぷるんの光、そして周辺の環境によって生み出される光が無数に入り混じる。

 

床の鏡面も含めて無数にバブルが広がるけど、空間的には狭いので、人が写り込むことで作品の世界観には入り込めない感じだったかなー。

他の作品が広かったから余計に。。。

 

 

『共有する巨石 / Sharing Rock Mass』

「人が時空を生み、それぞれの時空が交差する場所には新たな時空が生まれる」の空間を浮遊する巨石。

巨石は空間を出て、通路を浮遊し壁の中にめり込んでいく。
壁にめり込んでいる時、人々が巨石に触れると、巨石は青く光る。

 

色彩の少ない作品だなーと思ってたけど、この後、色鮮やかな花が生まれるらしい。

そこまで観れなかったのが残念。

 

 

『秩序がなくともピースは成り立つ:溶け出す光 / Peace can be Realized Even without Order: Dissolving Light』

水蒸気に映し出される作品。

この空間にも、花や蝶が舞う作品に展開される

 

一通りの代表作をアップしたけど、この他にもたくさんの作品が映し出され、繋がり、流れていったので、この10倍くらいは観れたし、楽しめた。

ここの楽しさは、同じ空間でも全然違う作品が観れること。

ただ、そのせいで、自分のいる場所が分からなくなって、完全に迷子になること数回。

 

「そろそろ出ようか」と言って出口を探してたのに、違う作品を観て足を止めてしまう。

なので、ついに出口を見つけた時はガッツポーズなtmkちゃん。ww

 

トータル2時間半くらいいたけど、まだまだ居たいと思えた。

でも、この後の予定があったので、後ろ髪惹かれつつ、次の場所へ。

楽しかった~~~~!!