子供の頃知って

すっかり忘れていた歌が

今朝ふっと浮かび上がってきました。

 

 

 カナリヤ

 

 

出だしがちょっと怖い。

(西條八十の詩)

 

 

 

歌を忘れたカナリヤは

 

後の山に捨てましょか?

 

えっ!

 

びっくり

 

背戸の小藪に埋めましょか?

 

ええっ!

 

 

柳の鞭でぶちましょか?


ひえ~!!えーん

 

 

 

だがここに
救いの手が!
 
 
いえいえ、それは可哀そう
象牙の舟に銀の櫂
月夜の海に浮かべれば
忘れた歌を思い出す
 
 
 
この歌の「カナリヤ」は
西條八十自身の事らしい。
 
 
詩をつくる仕事に就きたいが
実際の生活は
株式売買に時間を奪われていた。
西條八十はカナリヤに自分を投影してたよう。
 
 
いえいえ、それは可哀そう」
 は奥様の口癖だったと。
 
 
 
100年前も今も
人の悩みは同じですね。
 
 
 
この優しいメロディがとても心地よい。
歌って身体に通して感じたい!と思いました。
 
 
 
 
 ところでこのお名前 「八十(やそ)」
って何故なのだろう?と思いました。
本名だというから。
 
 
 
ご両親が彼の人生に
苦(九)が無きようにとつけられたそうです。
 
 
 
そういえば同世代の文人
「直木三十五」(直木賞の)も数が名前。
(こちらはペンネーム)
 
 
 
 
 
象牙の舟に銀の櫂
月夜の海に浮かべれば
忘れた歌を思い出す
 
 
 
 
この頃、特によく歌ってるせいか
ずっと忘れていた歌が
ふとした瞬間に浮かび上がってきます。
 
 
 
忘れたことさえも
忘れたような遠い歌。
 
 
 
 
 
 
子供の頃、
子供なのに笑
藤山一郎さんの声がとても好きでした。
 
あの伸びやかな声が気持ち良かった。
品があって凛としていて正統派で。
 
 
 
時代的に懐メロ番組だったことでしょう。
 
 
 
 
「歌を歌う」ということを
ちょっと斜めな浮ついた時代にそぐわない程
まっすぐと生真面目になさってる
その姿にも
惹かれるものがありました。
 
 
 
画面のこの人は
一番おじいちゃんだけど
一番若い人にみえました。
 
 
声の若さが
全てを若く見せる程の力
持っている事を
私はどこかで感じていました。
 
 
 
青い山脈

 

 この歌が「西條八十」作詞だということを

 さっき知りました。 

 

 

 繋がってるなあ~。

 

 

 歌の神様ありがとうございます。チュー

 

 

 とても直球な歌詞なのですが

 私はこの歌「青い山脈」が大好きです!

 (別記事で~)