最後のマス・カジュアルティー・シム | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

今年の「手技週間」中の

マス・カジュアルティー・シム(MCS)は

4年目研修医があらすじを書いた

有機リン剤によるテロ

爆発物による多数負傷者

の二本立て

 

私は今年の夏に仕事のメインを

夫が働くサウス・カロライナの

病院と研修プログラムに

移すことを決めたのと

 

長年うちの研修プログラムで

アシスタント・ディレクターをしていた

J君が11月に辞職し

開いたポジションを埋めるため

最近閉鎖された他のプログラムから

雇われた新しいドクターが

シミュレーションのフェローシップを

した人なので

 

この手技週間が終わった時点で

私はシミュレーション関係の

研修医のトレーニングから

手を引くことを決めました

 

一種のパートナー関係にあった

シム技師さんも解雇になっちゃったし

(原因は今だ不明)

 

「誰かに放り投げられる物は

喜んで放り投げちゃう、譲っちゃう!」

 

それでも、することは一杯あって

「立つ鳥跡をに濁さず」で

綺麗にお片付けをしていきたいので

 

まあ、シム・ディレクターとして

好き勝手にやらしてもらって

私自身は楽しかったので

ちょっと名残惜しくはありますが

 

なので、現在の研修プログラムでの

最後のMCS

 

12月末にやった時も

ちょっとしんみりしちゃったけど

明日、本当に最後で

涙ぐむかもしれないなぁ

 

「輸血用血液」

チョコレート・ソースと食紅で


新鮮凍結血漿

黄色いフードカラーに

半解凍の色味を加えるため

ちょっとカシュ―ミルクを混ぜました

 

明日は近辺の医学校から

医学生が沢山来て

模擬患者をやってくれるので

12月のセッションより楽しくなりそう

 

手技週間は今週金曜まであり

MCIの後も気が抜けません

 

今年も「今までで一番良かった」

「一番楽しかった」という

コメントを目指します

 

"The game is fun. 

The game is a battle.

 If it's not fun, why bother? 

If it's not a battle, where's the fun?"

Reggie Fils-Aimé 

 

病院病院病院病院病院病院病院病院病院

おまけ

使用可能な機嫌が切れた

「ドュオドート」

有機リン剤中毒の際の

拮抗剤が2種入っています

(アトロピンと2PAM)

アナフィラキシー治療に

使われるエピ・ペンの様に

足にぐっと押し付けると

針が自動的に出てきて

投与される仕組み

使われないで期限切れの物が

沢山あるのは、ある意味

良い事なのでしょうね

 

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