ビザとイブと不信感(3) | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

グリーン・カード更新のお話の続き

 

クリスマス・イブ午後2時に

ローカルの移民局でバイオメトリックス

 

20分ほど早く到着

2年前に更新した友人が

「結構、待ったよ」と言ってたので

感謝祭後のセールで買ったiPadと

読みかけの本も持参

 

 

ガラスの両引き戸の右の取ってを引き

ドアを開けようとすると

 

開かない

 

クリスマス・イブだからね

片方のドアだけしか

開けてないのかな?

(祭日前後は、意味も解らず

寛容になるのが人の常)

 

左の取っ手に手をかけ

ドアを引っ張った

 

これも開かない...

 

え?予約時間まで

ドアはロックされたままなのかしら?

 

そして気が付いた

 

移民局のオフィスの中

真っ暗

電気が点いていない

 

そしてその横に



「大統領令により

12月24日はお休みになりました」

 

え?

聞いてないぞ!

 

そもそも、イブにお役所が

開いている方に驚いたが

 

休みなら休みで

予約、取り消しになりましたって

教えてくれたっていいじゃない?

 

後で調べてみると

この大統領令が出たのは12月17日

 

実は、私、移民局から

12月21日にメールをもらっており

その際、サイトをチェックしたら

私の予約は12月24日のまま

 

いいんですよ

お役所、イブがお休みになったって

 

でも、17日から24日の間

1週間もあったのだから

予約変更のお知らせを送る位

してくれたっていいじゃない?

 

することしてから、休めよ!

 

そう思ったら駄目?

 

中には仕事や旅行やら

キャンセルして予約の日に

移民局までやって来た人も

今日の稼ぎを失った人もいるだろうに

 

仕方なく車に戻り

帰りに解雇された技師さんの家に

クリスマス・プレゼントを置きに行こうと

GPSをいじっていると

 

次々に人がドアの前に集まって来た

困った顔をして電話をかけたり

私の様に車に戻ったり

 

移民局、今日何人の人の

予定を壊してくれたのか

 

キャンセルされたバイオメトリックス

12月26日にメールが来て

「1月10日8時」に変更

 

それも、タイミング良く

「大統領令後も今もサイトでは

12月24日の予約は

変更されておりません

いつになったら、お知らせを

頂けるのでしょうか」と

(嫌味ったらしい)メールを送った

直後にお知らせが来た

(その前に「お知らせは来ます」と

メールの返事が返って来た)

 

駄目、駄目、その日は駄目

朝から夕方まで

「小児の気道管理」ラボを教える日

 

でも、また変更になったら

次はいつになることやら...

 

不法移民にはなりたくない

 

 

 

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