
引っ越し開始
デンマークに帰ってくるのが嫌なくらい多忙になる予想をしていた通り、超バタバタである。
なんと旅先で仕事用のラップトップが起動しなくなり、なんとかブーストマネージャー画面にしようとするとLinaxメニューが出てきて彼もお手上げだと。
それで出社してすぐにIT担当に託し、私もミーティングもあるし予備ラップトップを借りたが使いにくい。
しかも残り二週間しかないのでたんまりタスクもあるわけで。。。
追い討ちをかけるように、不動産屋から新しいオーナーが見にきたいというので、鍵を貸してもいいかという打診、、、
はぁ???まだ私たちのものがたくさんあるのに、単独で見に来るだと???
しかも引き継ぎ前に見に行くことも原則できないはずなんだが。
でも、頼まれると断れない私、つい、私たちがいる時ならいいと返事すると、明後日の9時半からと。
とりあえずは了承したが、やはりクソ忙しいこの時に、貴重な朝の時間を潰すのが嫌になり、
「やっぱりダメ。7時に来てくれるのならいいけど。」
とメッセすると、結局不動産屋同伴で10時に見に来ると。
はぁ、、、700万円も値引きした挙句に、何度も事前に見に来るなんて図々しい。
(断ればいいのはわかってるけど)
まぁどうせほとんどリノベするし、そんなに綺麗にしなくてもいいやと思っている。
私も、11年前にこのアパートを引き継ぐ前に見せてもらえないか聞いてみたけど、(別のだけど)不動産屋には完全無視されたし、私たちが家を引き継ぐ時にはこの不動産屋は来もしなかったけど、(そして不動産屋の看板は今も撤去されてないけど)、このアパートを買った業者に対しては、売った後も甲斐甲斐しく世話しているのは、やっぱりリノベした後にこの不動産屋を介して売ることを約束しているからかな。普通は売却が成立した後は釣れなくなるのに、ありえないほどのサービスっぷり。。
そしてまた追い討ちをかけるかのように、娘から今月にある私たちの誕生日に関する質問、、
まぁいつも誕生日は豪勢に食べに行ってたので。
引越しを手伝う気も、純粋にお祝いしてくれる気もなく、誕生日にかこつけてタダで外食できることだけを期待したメッセージにはイラッとした。
なので、忙しくて食べに行く時間もないし、今は外食で散財する気分でもないから、週末の夜、新居に来てくれるならビールを飲むくらいのことはしてもいいよ、と返事した。
結婚記念日も、意図してなくてたまたま旅行と重なり、家を買う前に予約したから行ったけど、結局一度も外食せず、記念日の日の夜に町まで歩いてビールを飲みに行っただけだった。(それでもノルウェーだと一杯2000円くらいするけど。)
でも16時半くらいにパソコンは完全に復旧し、ほとんど諦めていたデータも全然失ってなかったのでほっとした。。。
そしてもうしばらく仕事して、家に帰ってからは引越しのパッキング作業を開始した。
ジャンル別に着手しようと、まずは茶道道具をパッキングし、新居に運んできた。そしてIKEAに寄って箱を買い、クリスマスの飾り付けを集めて袋詰めし、昨日空にしたスーツケースに書類のファイルを入れ、これからまた新居に運ぶ予定。
順次、スキー道具、着物、食器、、、とパッキングしていくつもりである。
しょっぱい結末
いよいよSkimoレースの日。
しかし朝から荒れている天気だったので、私は気が向いたら出発地であるスキー場までBCクロカン板で行ってみようかなと思った。4000mの人たちがスキー場を起点にループすると聞いていたので、レースを見ることができるかなと思い。
オーナーさんが通路をつくるために雪かきしてくれたが、30cmくらいありそうな新雪の層。
幸いこれくらいの雪でも彼が使うレンタカーのバンは問題なく出せたのだが。
彼は11時15分のホテル前のトランスポートに間に合うよう10時半ころに出たが、私は12時前に意を決して宿を出た。ダメそうだったら引き返そうと。
宿の前からずっと雪が繋がっていたので問題なくクロカン板で移動できたが、途中からは歩道がなくなるのでときどき来る車を気にしながら慎重に移動。ほとんど路肩で移動するようにしていたが。シールフリーだったので踏み固められているところよりも柔らかい雪が積まれている路肩の方が坂を上りやすかったというのもある。
とはいえこういう景色を見ながらのツーリングも悪くない。
しかし、時々風がすごくてホワイトアウトのようになり、舗装路だから心は折れなかったけど、下界でこれで山の上はどうなんだろうと彼のことが心配になった。
13時過ぎにスキー場到着。
1000mレースのスタートから一時間以上たってるし、レースの参加者はまったく見られず。
週末のせいか普段開いてないスキー場が営業していたので、どんなものかとリフトのほうに近づいていこうとしたら、
「○○ちゃん!!」
と私の名前を呼ぶ彼の声が聞こえ、何事かと思ったら、なんとあまりの悪天候でレースが中止になったという。
しかし、そのままゴールに行くといって、あっという間に消えていった。
私はとてもついていけず、トイレにも行きたかったので宿に帰ることにした。
私が宿に着いた15分前にゴールしたらしく、まだ町にいる感じだったのですぐにまたクロカンで町にいき、彼と待ち合わせた。
お疲れビール
たった1時間半のレースだったが、いい経験になったという。
最初の登坂でみんながあまりに速くて彼が一番後ろだったという。マジか。。私にとっては彼はものすごく速いのだが。
トレランレースよりもガチでレベルの高い人ばかりだったとか。まぁ山スキーがすでに難易度が高く、Skimoの選手だったキリヤンがトレランウルトラにも参加して最初からトップランナーになったのもわかるような気がする。
あと、ブーツが普通のツーリングブーツで硬くて重く板に合ってないので、Skimo用の柔軟性のあるブーツが欲しくなってそうだ。
これで来年も来ることがほぼ確定した。
降雪での山スキー
昨日からずっと雪が降っているのだが、ずっと行ってみたかったスキー場近くにショートトリップに行った。街に近いし、標高も高くなく視界が悪くてもなんとかなるだろうと。
しかしスタートは悪くない天気で視界もくっきり。
とはいえ天気は変わりやすく、どんどん視界は悪くなっていく。
彼もレース前日で足を疲れさせたくないということですぐに引き返すつもりだったし、ちょっとした斜面でキックターンの練習をしながら、平らなところでトランジションすることに。
ちなみにキックターンは、新雪の層も厚くて谷側の板を宙に浮かせて反転させることが難しくまだまだマスターできず。雪を振り払えば蹴り上げも容易になる感覚はつかめた感じ?
登りはともかく滑走で事件が。
視界がイマイチで新雪で一面真っ白、なんのコントラストもなく、それでいて実際滑ると意外にでごぼこしているので嫌な予感はしたが、突然ガクンと下がって、あっ!!と思ったら穴に落ちてしまったという。。
どうもでかい岩があって、そこに窪みができていて、上からだと雪に覆われてまったく見えず嵌ってしまったようだ。
幸い怪我はなく、雪に埋まったわけではない。しかし下半身逆さまですぐに板を外せる状態ではなく、身動きもとれない。
とりあえずトランシーバーで彼に助けを求め、私はまずバックパックを外し上半身が軽くなると足も動きやすくなり、板を外さないで揃えるようにし、バックパックに手をおいて台にするようにしたら立ち上がれたので、バックパックを引きずりながらスキーで穴から脱出できたのだった。
逆滑りしにくいウロコスキーでよかった。。。スキーモードでも登れた。
彼は助けるべくハイクモードにトランジションしている最中だったが、私が自力で脱出出来たのを喜んでくれた。
急に私の姿が見えなくなった時は焦ったらしいが。でもトランシーバーでコミュニケーションできたのでホッとしたという。
ショートトリップだったけど、ちょっと経験値が上がったと思える山行だった。
夜はレースのブリーフィングに。
しかし獲得標高4000mのコースは雪崩リスクがあるのでは、という質問があり、スタッフがあらかじめコースをチェックすると答えていたが、明日もガッツリ降雪予報でさらに新雪の層は厚くなるので、ブリーフィングの後のスタッフミーティングで彼が参加する1000mコースのループに変更、という決定がされたようである。
1000mのコースは滑走でも斜度のあるところはなく、雪崩リスクは小さい。
(緑が登り、赤が滑走、黄色が板担ぎ(シートラ)セクション)
また、壺足ポイントもなくなり、最後のロードも街も積雪が多いのでスキーで移動していいよ、とのこと。
アドベンチャー要素は小さくなったが悪天候なので仕方ない。
明日は、一度も使ってないハイク用クロカン板でスキー場まで行けたら行ってみたいと思っている。
結婚記念日
彼はイベント主催のツアーに参加しにいった。
集合場所から歩いて宿に戻ってきたが、雪が積もってる中歩くのは結構疲れた。
やはりスキー板って、雪国の有用な移動ツールなんだなとつくづく。
今日は、私たちの4回目の結婚記念日である。
4年前、ガッツリコロナ禍で、日本に帰ることもできず、親を遠隔でお願いして外務省からアポスティーユを取り寄せ、デンマークまで郵送してもらい、挙句ロックダウン中で職員がほとんどリモート勤務だったせいか市役所のプロセスもゆっくりで、手続きに着手してから半年かかってやっと結婚できたのだった。
日本の公の手続きがアナログすぎて滅茶苦茶大変だった。決済の方法も独特すぎて。
しかし結婚のきっかけはまさにCOVID-19で、日本にいくために配偶者ビザを申請したかったためと、プラクティカルな理由だったけど、結婚してからは結婚以外考えられないよねと言い合うほど夫婦仲はよく、順調な結婚生活を送っていたのだった。
それが最大の危機が訪れたのは今年の1月下旬頃だった。
アパートが期待していた額よりも13%も低い値段でオファーされ、私は断る気満々だった時である。
彼は、私が低い値段でアパートを売りたくないのは理解しつつも、実はアパートが売れなかったらそれでもいい、なんだったら売れないことで家を買わなくてもいいという私の本音を嗅ぎ取り、私とは家を一生買えないのでは、と思ったらしい。
彼の感触は間違ってなく、去年9月からプロジェクト獲得に動いているのにまったく成功せず、パイプラインはないまま、おまけにトランプのせいでデンマークは防衛への予算を大幅に増大させるといってて、今メインで携わっている再生可能エネルギーへのグラントは寂しくなるのではと危惧し、今の会社で私が生き残れる自信を完全に喪失していたからである。
家なんか買ったら、今の給料で20年は働かなければならない。でもそれだけのプロジェクトを獲得し続ける自信がなかった。
しかし彼は彼で、日本では賃貸のテラスハウスに住み、自宅で作業できていたのが、デンマークに移住してからほとんどできなくなり、たまに地下室で音を立てないように作業していても住民に文句を言われ、相当フラストレーションためていたようである。
しかもタイミング悪くて、彼が移住してすぐにコロナ禍になり、落ち着いたと思ったら戦争が始まり、常に社会情勢が不安定で、エネルギー代も高騰するし利子は上がるしでなかなかいいタイミングもなく。
でもこの機会が頓挫したら、いよいよ私とは別居し、なんだったらデンマークから出てもいいくらいに思ったらしい。
結局こんなことが小さいと思うことが起きて、とりあえずは二人一緒にいることが一番大事なことで、何が起きてもそのとき考えればいいと思えるようになったのだが。
思ったのは、自分の希望が相手にとっての不利益になることもある、それが関係を壊すきっかけになってしまうこと、結婚していても案外関係は脆弱だったりもするんだな、ということである。
特に私は彼への気持ちが変わったことがなかったので、それでも危機になることがあるんだな、と。
子供をもつと特に夫婦関係が難しくなるのはよく聞くけどわかるような気がする。
私たちは最初遠距離だったのがネックではあったけど、ちょうど彼が日本での仕事に見切りをつけたタイミングで、デンマークでいいポジションの情報を得てトントン拍子に移住ができちゃったから、家を買うまで大きな問題もなくやってこれたけど、単に運が良かっただけなのかもしれない。
おまけ
街に飲みに行った。一杯2000円以上。笑
また課題
今日は快晴だったのでどこかで山スキーしようと一昨日行った手前の山に登ろうと行ってみたが、斜度が結構ありそうに見えて滑走に自信がなく、彼も、私が一昨日も滑走でイマイチだったから、地形がわかっているところに行き滑走の練習をした方がいいといって、結局同じところに行くことにした。
しかし、気温が低く、新雪もあって一昨日と雪質が全然違うことに戸惑った。
雪が固く、でこぼこのまま固まってて、シールがグリップしにくく、逆滑りが何度かあり、一昨日はなんでもなかった最初の森の中のヒルクライムで手こずり、問題なかったはずの登坂で一気に恐怖心が芽生えてしまったのだった。
峠まで登れるのか不安、、、
案の定、デブリ上でのトラバースに難儀し、ますます険しい表情になるわたし、、一昨日は、帰りはともかく登りでトラバースに不安はなかったのに。
さすがに彼もわたしの恐怖心を感じ取って引き返すことも提案したが、このまま帰るのは悔しすぎて、怖いながらも続行したいと言ったのだった。
デブリを越えてからは雪面が平らになるだけ平易になったが、やはり斜度のあるところでのターンが怖かった。
キックターンが発展途上なので、むしろ斜度をあげて出来る限り緩やかな角度でターンするようにしたり。キックターンもいい加減マスターしないと。。
それにシールのグリップ力が弱いので、ずーっと緊張しながらの登りだった。
しかし峠に登ったらこの絶景!
あまりの絶景にやはり登ってきてよかったと思った。
滑走は、一昨日に比べたら恐怖心は弱まったが、滑りは相変わらずイマイチ、それにデブリ上でのトラバースでまた立ち往生しかけた。
まぁ登りでメンタルがすでに消耗していたのと、やっぱり滑走でスピードが出ること自体に恐怖心をもってしまうので、下山するだけで精一杯な感じ。
下山してのカップラーメン。しみる。。デンマークから持ってきてよかった。
一昨日よりも時間かかった。
雪質が変わるだけで怖くなるなんてまだまだだな、と思った。
探索
なんと、雪が少ないため、彼が参加するレースのコースが大幅に変更されたらしい。
昨日山スキーにいったところはまだいいが、おそらく滑走する側の下界で雪がないのかもしれない。
今日は、別の気になる場所を探索ドライブに行ったが、どこも下まで十分に雪が繋がっている感じはなく、駐車場が近くにあって明らかに人気の山スキーのところもシュプールはたくさん見えたが、滑っているひとは見かけなかった。
なので、変更された獲得標高4000mのコースを見たいと、出発地点まで行ってみた。
クロカンコースだけど雪はある、、、ということで山スキー用のランドネ板だけど滑ってみることに。
クロカンコースから山スキーできそうな取り付けに入っていくと、、、
普通に藪も岩も出ているトレイルに雪がついている感じ、、、
まじか、、、こんなんでも果敢にスキーで登ろうとしている人がいるのか、、ってか、雪があまりついてないけど、、
わたしは早々に諦めてスキーをデポして少し壺足で登ってみたが、しばらくこんな岩登りが続く感じだったので、引き返すことに決め、クロカンコースの近くまで板をかついで壺足で下りていった。
こんなところが本当にコースなのだろうか、、、彼は、スキーで登れなくはないから、壺足ではなくスキーで登らなければならないのだろう、と。
まじか、、、さらにわたしにとってSkimoレースの難易度が高くなった、、、もちろん将来も参加するつもりはないが。
それとも、軌跡をみてみると、完全に尾根にでていなくて、まだ取り付けのところで引き返しているから、大変なのはここだけで、もっといけばもっと登りやすかったかもしれないけど。
しかし、わたしが興味があるGaldhøpiggenのスキー登山でも、標高2000mからこういう岩登りになるそう。夏の登山でよくわかっているけど、雪山でも岩が完全に雪で覆われるわけではないと。
デポしてもいいけど、そのあとスキーのほうが移動しやすいところもあるので、まずはシートラでスキー板をかついで壺足で登り、二つ目のピークへいく取り付けのところでデポしたらどうかと。
ふーーーースキー登山って奥が深い。だからこそ飽きないとも言えるが。
登山はあきらめ、クロカンコースを滑り湖畔でコーヒーを飲む。
なんだかんだ5km超え。今日も楽しいハイクだった。
ちなみにこのニュース。
スキージャンプのノルウェー人選手のウェアが検査のあとで試合の前夜に細工していた動画がネットに広まり、失格になったそう。
悪質すぎる。小柄な高梨沙羅ちゃんのウェアがちょっとブカブカだからといって失格になるのがアホらしくなる。ノルウェー人の場合はルールに反することが意図的な上、もし動画が広まらなかったら失格にもならなかったのだろうかと思うと。
こういうのを見ると、しらけてしまう。
やっぱり昨日みたSkimoの動画に出ていた女性のように、戦うのは自分自身、というほうがかっこいい。
わたしもブーツを変えて登坂がだいぶ楽になったのでギアの追求はわかるけど。
スキー登山
天候がいいのは昨日だけで、今日からはずっと悪天候らしい。
今朝は下界でも雪が降っていて視界がイマイチだったが、とりあえず昨日途中まで登ったところにまた行ってみた。
意外にもうまく雲が切れていて視界はある状態。
ちょうど同じような時間にスタートしたパーティもいたが、彼らの後ろで、しかし視界が悪くなるのが怖かったので、できる限り早く峠を目指すことに。
昨日引き返したところの近く。まだ視界は目的地までくっきり。
斜度のある斜面かと思ったが、ジグザグに斜度がきつくないトレースがくっきり踏み固められていて、それをたどる限り全然難しくはなかった。
一度かったるすぎて時間短縮のために直登でラッセルしてみたが、重い新雪の層があって、無駄に疲れた。
それよりも、一度雪が激しく降ってきて、視界も悪くなり、すべて真っ白の世界になったときは心細くてメンタルにずしっときた。トレースがあるからまだマシだったが、滑走のことを考えると不安にかられた。
しかし幸いまた視界が晴れてきて、峠に着く直前は晴れ間もみえてきた。
峠まであと少し
峠到着。360度絶景だった。
しかし、風も吹いていたし、天気が変わるのが怖かったので、すばやくトランジションして滑走の準備をした。今日は彼にシールをはずしてもらった。
久しぶりのせいか、滑走は怖かった。
それに、大嫌いなトラバースでは恐怖でパニック。
彼に、トラバースを怖がったらどの山にも行けなくなるから、怖くても慣れないと、と説得されるが、わかっていても怖いものは怖い。
昨シーズンもトラバースが課題になったのだが、当面、この課題に向き合わないといけないのか、ふーーー。
下におりてきたとき、ほっとしすぎて脱力だった。
でも、そのときにコーヒーを飲むのはまた至福な一時だった。
LofotenであるSkimoレースの動画。これは獲得標高4000mレースで彼が参加するのは1000mのだが。
こうなると、世界が全然違う。
女子で優勝した方は、むしろ吹雪いているときが好きだという。マジか。
でも、レースでも、他のひととの戦いではない、と言うのもわかるような気がする。
雪山ハイク
今日のLofotenは快晴だった。
雪が少なめで下界はほとんど雪がないものの、今まで来ていた6月とは違って、冠雪のある山々の景色は映える。
日曜日なのでガソリンスタンドしかあいてなく、しかたなしに朝食を食べにいき、宿に戻り、山スキーの準備。
年末年始のスキー旅行でゲレンデからオフピストで少し登ったけど、まだスキーリゾートのエリア内でただ圧雪されてないゲレンデ上でビーコンもつけてなかったし、シャベルも装備してなかったし、完全に自然の中での雪山ハイクは今シーズン初めて。
10か月ぶりのランドネ板でのバックカントリースキーなので、フル装備を準備するのに戸惑いも。
しかし、多忙の日々でのパッキングで、細かいものはいろいろ忘れていたけど、幸いスキー装備で忘れ物はなかった。。強いて言えば、ハイドレーションを間違ったものをもってきちゃっていたけど、雪山では普通ペットボトルで補水するので問題なし。
Lofotenでの山スキーは初めてだし、とりあえず偵察も目的に、彼が参加するレースの出発地に行ってみることに。
やっぱり雪は少なめ、、、
しかも、さ、さ、沢????
山スキーで沢を渡るのは初めてだったので戸惑ったが、彼が先に渡り、スキーとバックパックを彼に渡してから、手ぶらで沢を渡ることに。足場にしたい岩がとがってて滑りそうだったので、別の平らな岩を探して渡った。
しかし、去年のJotunheimenの谷トレッキングで川渡りの経験がなければ、かなり難しかったと思う。
渡ってからしばらく登っていたら、レースのコースからかなり離れていることに気が付き、引き返してコース沿いで登ろうとしたら、結局コース上では沢が渡れないことがわかり、また一度渡った沢に戻って登ってみることに。
通常は雪で沢が埋まっているのだろうが、今年は雪が少なくて沢が渡りにくくなっているのだろう。
どうも、この峠がレースのコースらしい。
すでに夕方になりそうな時間だったので、あまり登らずにトランジションしてスキーモードにして駐車場まで戻った。
滑走と言えるのは最初だけ。ほとんどが斜度があまりないのと、雪が少なくて細かいアップダウンが多かったのと、藪が多くて単なる移動に終始した。
でも、楽しかった。。。
新調したばかりのスカルパのスキーブーツは登りやすかった。
今まで使っていたダルベロは、ハイクモードにしても足首が曲がらずほぼスキーモードに近く固定されるので、登りにくいことがわかった。初心者なのに、このブーツで山スキーは難易度が高かったはずである。
明日、もっと上まで登るつもりなのだが、楽しみ。ダルベロに比べれば、斜度があるところでもそこまで恐怖心をもたずに登れるような気がする。
それに、雪が少なくて滑りにくいとはいえ、やはり自然の地形でのハイキングは楽しい。
しかもバックカントリースキーは、いろんなトラブルも起きるので、それもエキサイトするポイントなのかもしれない。
彼は沢にサングラスを落としたり、滑走でスキーグローブを落としたし、わたしは最初テックビンディングが久しぶりすぎてなかなかスキーを装着できない問題があった。
それに対して、ゲレンデスキーは平らに整地されちゃってるし、トラブルも少ないし、飽きる。下手すると半日で飽きる。
ただ思ったのは、去年インテンシブに山スキーを経験していなかったら、Lofotenの山スキーはかなり難易度が高かっただろうということである。
彼は前からLofotenでスキーすることに興味をもっていたが、このタイミングで本当に良かったと思う。
今月中に引っ越ししなければならない状況でLofotenに来ちゃったけど、やっぱり来てよかった。
雪山って、心を癒す効果がある。
今年になってからストレスなことばかり続いているけど、それだけに山スキーツアーに来てよかったと思う。
Lofoten
引っ越しと転職で超多忙なのに、もう買ってしまっていたのでLofotenにバケーションに来た。
彼がSkimoという山スキー競技のレースに参加するためである。
いわゆるバックカントリースキーで時間を競うレースだが、シートラで壺足で登る斜度のあるルートも含んでいるし、それだけにSkimo専用の軽い板を使うので滑りは美しさを求めず、完全にスキーを速く下りるための手段としてであって、トレランの雪山バージョン的なレースである。
彼も新調したばかりのSkimoの板でゲレンデで滑っても不安定で全然楽しくなかったらしい。
ウルトラトレイルで有名なキリヤンは元々Skimoの選手である。それに、2026年のミラノオリンピックにSkimoが競技として初めて登場する。
飛行機と宿が安かったので早々に買ったが、車のレンタルは直前に思い出し、大手は全滅、ローカルのところでレンタルしたが、15年落ち?のメルセデスのバンで、もちろんカープレイはないのでスマホをナビで直接使い、ランプやエンジンオイルで警告が出るなど、マイナー不調込みの車だった。
当然バックカメラもないのでパーキングは気をつけなければならない。
最近は新しい車しか乗ってなかったのでなかなか新鮮だった。
しかし宿は最高、、、
きれいで広くて、8泊で9万円。安っ。
時季外れのせいか、、、暖かいし雪も思ったよりもなく。
スキーできるのか、、?明日はとりあえずレース会場に行ってみるつもりである。
転職する理由
引越しと転職で個人的にバタバタしているが、社会情勢としても、1週間前のゼレンスキーとトランプの会談で衝突した結果、ヨーロッパに激震が走り、もはやNATOの安全保障はアテにならないということで、緊急で首脳会談があり、今日、ヨーロッパで防衛予算として130兆円の予算をつけることが決まったらしい。
複数年の予算とはいえ、相当の多額の予算である。
***************
月曜日に、転職先に訪れ、具体的な仕事の内容や給料交渉、年金や休みなどのプラクティカルなことについて話をしたのだが、水曜日にタスクのリストと契約書が送られてきて、改めて緊張感が走った。
- 研究開発のプロジェクト
- 生産開発
- スウェーデンの会社とユランの支部との繋がり
- その三箇所でのクライアントとの技術ミーティング参加
- 広告のチェックとクライアントからのクレーム対応
- ラボのサポート
- 装置のメンテ
- ISO9000とISO1400
このボリュームに圧倒されながら、しかしここで私がいる意義を示さなければ解雇されるので、頑張らなければ、、と思う。
私が転職を決めたのは、家を買ってあと20年間働かなければならないと思った時に、今の職場ではその展望が見えなかったことが理由であるが、やはり1番のきっかけは、トランプが大統領になったことである。
去年の12月には、弊社の全体ミーティングで、セミナーに参加した社長が、もう今後は今までのような世界ではなくなるから、と話し、重い気持ちにさせられたが、その話は現実となり、従来の、グローバル化で分業化が進みお互いに安く価値を交換し合っていた世界は終了し、協力し合っていた世界から自己責任の世界に突入し、今までNATOのメンバーとして安穏としていたのが、最大の同盟国だったアメリカに頼ることがもはやできなくなり、防衛費は倍増し、軍事産業もヨーロッパでさらに盛んになっていくだろうと思われる。
今、転職先の会社のスウェーデンにある子会社は、軍事産業の企業からの需要の増大で急成長し、従業員も倍に増えたという。そして、本社もスウェーデンに売っているもののさらに需要は増えると見込み、隣の隣の敷地にある元工場の建物を買い取り、新しく工場を作ろうとしているのである。まさに私の専門性が活かせるプロジェクトなのである。
そして、こういう時代になってきた以上、10年20年必ず需要がある。。。しかし、この分野に強いエンジニアはデンマークでもそれほどいるわけではない。やっぱりやるしかないか、、、と思い、オファーを受けた次第である。
同じ時期にPhDだった大学のスタッフと話して、実は彼の方がその専門に強いので、是非コラボをしたいと。彼には今あまりプロジェクトがなく、実験室も閑散としているので、絶対その大学グループとのプロジェクトを作ろうと思った。だって、この分野のエンジニアも育てなければならないし。
ドキドキしているけど、やるしかないな。
こういう時代になったのだから仕方がない。





































