キャンプ泊込みのロングトレイル
Leirvassbuは初めてだが、景色だけでなく宿もいい。
一部歩きにくいが、概ね平易なトレイル
しかし、こういう普通の川を通らせるのもノルウェーならでは。
8km以上歩いたところで17時くらいになり、テント場を探すことに。
石と湿地ばかりで、平なところも少なく見つけにくかったがなんとか設置。
寝るスペース全て平ではなかったがしかたなし。
中間地だけに19時から翌朝まで誰も通らなかったのもありがたがった。
ビール。沢で10分冷やしただけで冷え冷え
翌朝はスープを飲んだり、真っ裸になって水浴びしたり、ゆっくり過ごして出発。
後半は私がイースターに来たところと重なるので比較してみたり。
お馴染みのSpiterstulen
そしてビール
常連のおかげか、予約なしだったのにいい部屋をアレンジしてくれた。ありがたい。。
荷物のトラブルもなかったし、景色が素晴らしく楽しいトレイルだった。
下界でやったこと
下界に下りて、スーパーで念願だった使い捨てグリルを買い、ソーセージと野菜をたっぷり焼いて食べた。
宿でも山の中だと、エネルギー密度が低くロギスティックのコスパが低い野菜は少なめだったので野菜をたくさん食べたかった。
果物もずっと食べてなかったので桃も買った。
町ではトレッキングシューズも物色した。
日曜日、雨対策を万全にしていたにもかかわらず、駐車場から宿への8km弱のグラベルロードを一時間半歩いたら山靴の中に浸水し、びしょ濡れになったのを彼は怪訝に思い、調べたところ、防水性能は著しく低いことが判明したのだった。
甲の部分の生地がゴアテックスのような防水性能をもってなく、雨で上から濡れると中にまでしみてくるようだ。
履きやすくて、長時間トレッキングしても痛くならない大好きなシューズで、普段使いするほどだったので防水性能がないことにショックだった。
濡れる時は大体雪渓のあるところだったので雪が足首から入るせいだと思ってた。
今回沢もないグラベルロードで、レインパンツですっぽり足首がカバーされてて濡れたから、初めて発覚した事実だった。
しかし意外に店にこれというシューズはなく、彼がずっと調べてくれて、履きやすさと防水性能を両立するシューズはなかなかないが、似てるけど濡れにくいシューズを見つけ、9月のスイス旅行で見つかったら試してみるつもりである。
でも本当気に入っているからガーターでカバーできたらいいのだけど。
とりあえず明日明後日は天気がよくなりそうなので、防水対策はそこまでクリティカルではないと思ってるが。。
食後は荷物つめ。食べ物はお湯を入れるだけの山食とスープのみ。
シュラフは冬用で暑すぎたので軽い夏用で。
でも初めてのところだし楽しみ。
ロングハイキングできることを祈るばかりである。
とりあえず下界へ
課題は多かったけど山キャンプは楽しかった。
下山中、お湯を作ってご飯を食べた。
Glitterheimで一泊して、また8km弱のグラベルを歩いて駐車場に戻り、、、
かわいい花がたくさんあったので茶花の練習。
そして下界のキャンプ場へ。
今回のネックは、テント泊に伴う「重い荷物」。
バックパックの重さに肩が痛くなって、なかなか進められなかった。足も腰も全然痛くならないし体力的に問題なく身体的に楽勝なのに、肩のせいで頻繁に休まざるを得なかったのが悔しかった。
彼に腰ベルトを骨の上で締め、腰で支えるようにし、肩ベルトと肩の間は隙間ができるくらいにした方がいいと助言されその通りにしたら、肩への負荷が激減しかなり楽になった。
そういえば、昔の人は腰を曲げて重い荷物を運んでたよね。。肩ではなく腰に負荷がかかるように。それで腰が曲がったりしてたが。。
明日からまた山は天気がよくなるらしく、またリベンジの予定。
荷物も厳選し、長距離の移動に挑戦する。
泊まり客
ロスキレで会った、日本在住の友達が、昨日北ユランからコペンハーゲンに移動し、夕方中央駅でピックアップしてコペンヒルなどを案内し、我が家に泊まり、今日デンマークを発っていった。
昨日の午前中は天気が悪かったが、コペンヒルに着いた頃から天気が良くなり、そのあとReffenに移って夕飯を食べたのだが、最後の最後で晴れてよかった。
ロスキレフェスティバルは、最も最悪な天候だった2007年に比べれば多少マシだったとはいえ、その年に次ぐ悪天候だったらしく、毎日一度は土砂降りに遭ってたそうで、ショッピングセンターで、高額だったとはいえ長靴を買って本当に良かったと言っていた。
この湿気も、彼女がデンマークに住んでいた15年ほど前の頃にはなかったと。
彼女が日本に本帰国して13年たち、それから再就職、結婚、出産、転職と様々な人生のイベントを経てきているので、その話が興味深かった。
結婚したとはいえ、ご主人の経済力に決して頼ることはなく、当初は自分で購入したマンションに家族で住み、かなりの年の差婚だけに近い将来は完全に自分だけが大黒柱になることも覚悟し、仕事でスキルの研鑽もしており、感心させられる。
子育てを楽しんでいるのも、FBで伺えてたり。
ご主人が海外に単身赴任しているので、彼女がフルタイムの仕事をしながら二人の子供をワンオペで育てており、時々若い子に、キャリアを追求するのと、子育てを両立するのって大変じゃないですか?と聞かれるらしい。
だけど彼女は、大変だけど楽しい、と答えるのだそうだ。
子供を持つことによって仕事が制限されることもあるけれど、子育ては予想しないことが起きるから、それが楽しいと。
友達と最後に会った2017年まで、私はアウトドアのアクティビティをほとんどやってなかったので、ここ数年の私の活動に驚いており、私が、「前からアウトドアに興味があったけど、娘はメトロポリタン的志向だから街ばかり行ってた。」と言ったら、友達が、むしろ娘がいなかったらそういう体験をしなかったのかもね、と言ったので、そうか、、、確かにそういう考え方もあるなと思った。
子供のせいでできなかったこともあるけど、子供がいたから経験できたものもたくさんある。
裁縫も大嫌いだったのだけど、娘が入園した日本の保育園ではクリスマスプレゼントは手作りと決まっていたので、苦手だったミシンでリュックサックを作ったことを契機に徐々に縫い物もやるようになった。
この経験がなければ、彼との結婚式にドレスを手作りするという発想も生まれなかったと思う。
ファステラウンは、ほぼ毎年衣装を手作りした。8歳と9歳のかぶりものの反省を生かして10歳のときはお股のところもフードのところも完璧なカンガルーコスチュームを作った。
少子化なのは将来への不安が原因かもしれないけど、問題を回避するよう備えるよりも、逆に何が起きても対応できる力を強化することの方がずっと重要だと思う。
その友達は、人生で何度も難問に対峙してきたけど、その都度乗り越えてきているから、きっとこれからも大丈夫な気がする。
困難を楽しむ人と一緒にいるのはすごく楽しい。
円安
円安が止まらない。。。1ユーロ175円超え。。。
まぁ膨大な国債で利子がなかなか上げられないし、このエネルギー危機の時勢なのに原発を停止にしたままでドル建ての化石燃料の輸入に頼らざるを得ないし、円高になる要素はない。。さらにじわじわと安くなっていくかなと予想している。
この5年で安くなり続けているから、やはりコロナとウクライナの戦争の影響が大きいのだろうけど。
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おととい、コンサル会社で働いている友達と食事に行き、仕事の話になったけど、やっぱりどれだけ稼いでいるか可視化される会社で働いているからお互いに大変で。
でも彼女はインテリで日本の最高峰大出身なのに、それにあぐらをかいたりせず、ずーっと地道に泥臭い仕事も引き受け、成果をコツコツ出してきたから、デンマークでも重宝されていると思う。
つい最近、日本で働いている友達から、一人同僚でほぼタスクがないのになぜか遅くまで会社にいる人がいるという話を聞いたばかりなのでなんという違いかと思ってしまった。
私自身日本で働き、そういうひとを目の当たりにしたし(毎日毎日誰とも話さず文献をずっと読んでいるひとがいた。)、定期的に類似したエピソードを日本から聞くので、驚きはしないが。
ある別の友達は、アメリカとの共同プロジェクトで、手を動かし頻繁にアメリカとコミュニケーションとっていたのに、ほとんどプロジェクトの内容を知らない(なんちゃって)上司がアメリカ出張にはいそいそと出かけていき、アメリカ側からなんで友達が来てくれないんだというクレームがきたという話もあったり。
これといった成果をださなくて、存在価値が疑われるような人でも解雇されないというのが、日本の会社の摩訶不思議なところである。
最初は嫌な奴と思っていた、石丸伸二氏、今もたたかれ続けているけど、それもどうなのかと思ってしまう。
石丸氏の、自分の報酬がどこから払われているのか、それに見合う貢献ができているのか、意識するべきという意見は本当にその通りだと思う。
性格が悪いからと、石丸氏の言っていることから目をそらすの、本当にもったいないなと思う。
ちなみに、思い出したけど、わたしが大学院のとき、本当に興味があるコースしかとってなく、同じ講座の先生の授業をとってなかったら、研究室の学生に文句言われ、逆にその学生は授業で寝ていたので、わたしは、出るからにはきちんと授業を受けるからと言って、衝突したのだった。
わたしも正論ふっかけてて嫌われていたんだった。。。
今のデンマーク人の同僚がうちの研究室に二か月間滞在していたとき、デンマーク人と話していたのはわたしともう一人だけだった。そのおかげで今のわたしがある。
登山旅行の準備2
擬似太陽光での太陽電池の発電量測定
また彼は昨日今日と作業。。。