こんにちは、イトウエルマです。
先日、ブレンダーを買いました。
Vitamix(バイタミックス)、アメリカ製です。
日本のミキサーと何が違うのかと言うと、
ずばり、パワー。
モーターが強力なのです。
アボカドの種まで砕けるという触れ込み。
巷ではバワーブレンダーが人気だそうで、
それまでは業務用でしかなかったのが
使い勝手の良さが知られるようになり、
(スムージーブームのおかげでしょうか)
家庭用としてかなり普及していたことを
今回、パワーブレンダーの購入を検討して、知りました。
で、Vitamixには競合商品がありまして、それがBlendtec(ブレンテック)。
ちなみにBlendtecもアメリカ製です。
VitamixかBlendtec、どちらにするかものすごく悩む!
と思ったらアメリカ人も相当に悩んで買うみたいですね。
自分のニーズに合うのはどちらなのか。
いろんな検討サイトや動画を見て、
自分のニーズに合った性能を判断しました。
他にもzwilling(ツヴィリング)やDunetts(ダネッツ)、
Nutribullet(ニュートリブレット)も私を悩ませました。
正直、どなたにもVitamixが最適解、とも思いませんし、
もし我が家に収納スペースが十分にあり、
欲しいもののためにお金に糸目をつけないのなら
別の選択もあったと思います。
私の逡巡がブレンダー選びに
頭をお悩ませ中の方の参考になれば幸いです。
当方が望む性能は以下3つ。
少量〜ほどほどの量をグラインドできる
(大量に作らないといけないのは×)
粘度の高い素材をなめらかにすりつぶせる
(水分を極力控えてグラインドできるパワーが必要)
使いやすい、壊れにくい、保証がちゃんとしている
(外国メーカーはその辺りがちょっと不安)
当方はパワーブレンダーにスムージーやスープ作りを求めておりません。
(冷え性なので氷を砕いて作るようなスムージーを作ることはないし
スープやピュレなら手持ちのミルサーやハンドブレンダーで十分!)
私がパワーブレンダーで作りたいのは南インドの軽食。
生米を発酵させて作るドーサ(dosa)やイドゥリ(idli)
豆をすりつぶして揚げる甘くないドーナツ、ヴァダ(Vada)の生地が作れる
強力な力を持つブレンダーが欲しい!
しかし、これらは普通のブレンダーでは
とてもでないけれどすりつぶせないことを
己は実体験を通して痛感していたのでした。
で、インドにはこれらをすり潰すのに適した家電がありまして、
それは電動石臼。
日本の石臼は主に乾いた素材をすりつぶして粉にしますが、
インドの石臼は濡れた素材をすり潰すことも多い。
水に浸した米や豆などをしっかりすりつぶして
ふわふわの生地を作り出す。
しかし、これには一つ問題があって、少量を作るには適さないことと、
やはり気軽に使えるものでもなさそうなんですよね。
(石なので重いし洗うのも大変。でかい!
メンテナンスも保証外なんでしょうし)
それでインドの人たちはどうしてるのかな、と思って検索すると
みなさん家庭では石臼グラインダーではなく、
刃を回転させるグラインダーで
工夫しながらやっていることがわかりました。
(何度も取り出して混ぜ直したり、
タイミングを見計らってほんのわずかな水を断続的に加えたり)
youtubeやレシピ公開をされているインド人が使っているグラインダーはインド製。
インドのグラインダーはインド料理の用途に合わせて家庭で使いやすいように作られているので
少量をグラインドできるようにしていることと、
匂いがつかない&丈夫なステンレス製のコンテナが標準。
(すごくいい!)
そしてモーター部分に水が入らないよう工夫がされている。
(そこは日本の製品もインドと同じです。
一方で欧米の家電はモーター部分に
コンテナの軸を直接差し込むスタイルがほとんど。
コンテナが濡れていると水が入っちゃう造り。
アメリカ製はそこがちょっと不安要素)
だから己の用途には使い勝手が抜群な
インドのグラインダーを買おうか相当に悩みました。
ですが、やはり保証の面が心配でもある。
(届いたものの、使えない、となったら困る!)
ではVitamixやBlendtecでidli(イドゥリ)やVada(ヴァダ)は作れないのだろうか。
検索すると、アメリカやカナダにも多くの南インド料理を作りたいブレンダー難民がおり、
回答として、VitamixとBlendtecを推す声がちらほら。
(日本人だとケララの風Ⅱの沼尻さんがVitamixを使ってVadaを作っている図がありました。
それならVitamixを買えばいいじゃない、ということになるのですが、
Vitamixはパワー重視で選ぶとコンテナサイズが2リットル。
一方で私はインド人家庭のように極力少量を作りたいのでした。
じゃあ2リットルで最小の量を作ればいい!
ですが、その最小の量がわからない。
そして2リットルの市場なら
VItamixやBlendtec以外にも選択があります。
ということで、ここからはアメリカでポピュラーな
ナッツバターが作れるかを指標にします。
たとえばツヴィリングはとてもかっこいい。
ブレードはドイツ製(ヘンケルスの会社ですしね)。
デザインはミラノ!
2リットルよりも量が少なめなのも嬉しいし、
DCモーターというのも素晴らしい。
(お値段もVitamixやBlendtecよりも控えめ)
しかも中身の重さを軽量する機能も付いています。
(それはありがたい!!)
ですが、これを使ってナッツバター作りにトライしたイギリス人のブログを見ると
180gでは少なすぎて砕くのもままならなかったとの報告が!
(量を作らないとならない 汗)
同様にダネッツというイギリスのパワーブレンダーにも心惹かれました。
こちらは1.5リットル!(いいね)
200gのナッツでピーナツバターを作った方がいた!
ダネッツの場合は200gでピーナツバターがいける。
自分の用途的にはなんとか使えるサイズかも。
(お値段もVitamixやBlendtecよりも控えめ)
だけどインドのグラインダー並みとは言わないまでも
もうすこし少ない量でやれたらいいのに!
どんどん欲張りになっていく(汗)
ハンディーなパーソナルブレンダー、
nutribullet(ニュートリブレット)も気になった。
こんなに小さいのにパワーがすごい!
しかし、アメリカのピーナツバターで性能を検証するサイトを見ると、
ニュートリブレットを使ってのピーナツバター作りはかなりイマイチ。
(動画ではしょっちゅう止まってモーターが熱くなり、作業を中断!)
むしろ、パワーならほぼ半分しかないツヴィリングの方が、
モーターを熱くすることなくいい感じにピーナツバターが作れていた!
(それにしてもデザインが美しい!)
ピーナツバターなどの粘度の高いものを作るには
回転数やワット数以外の要素が重要になってくる様子。
(インドの製品もワット数は500〜700くらい)
やはり、モーター部分を大きく作っている製品が安心なのかも。
(ちなみに日本のミルサーでもなめらかなピーナツバターがつくれます。
だけどidli やvadaの生地作りは無理です。
ピーナツバターは最低限のライン、それ以上の性能が欲しい!)
実はBlendtecには最終兵器とも呼べるコンテナがありました。
それはツイスタージャー。
上部から羽をツイストさせて壁にへばりついた具材を
(手動で)ブレードのある中央部に送り込むことで
短時間でパワフルな撹拌を可能にしている。
0.9リットルと程よいサイズのコンテナも魅力的。
ピーナツバターを作るには
ツイスタージャー(Blendtec)が最強であることが
この動画ではっきりと示されています。
ただし、Blendtecの標準コンテナのサイズは2.6リットル。
そしてツイスタージャーは海外からの取り寄せになるという。
Blendtecというチョイスはお値段がお高め&
(自分的には使うこともないであろう)大容量コンテナを所有しなくてはならず、
さらに決して安いとはいえない(いや、私的には十分に高価な)ツイスタージャーを購入しないと
己の用途にはフィットしない。
(ちなみに日本の正規代理店で購入なら保証は8年)
高い、不必要にかさばる。
それでもこの時点で心は大きくBlendtecに傾いていました。
なにしろ、Blendtecの特徴は撹拌したものがふわふわするそうで、
(アメリカ人によるとスムージーもふわふわするそうです)
素材をなめらかになるまで撹拌するのに優れていることが
アメリカ人の検証動画やブログなどで多く見受けられる。
(私の目的に適う!)
そんな折に、Vitamixの日本の正規代理店が運営するサイトを覗く。
そこにあったのは、パワーを十分に兼ね備えた上位クラスのマシンに
小さめサイズのコンテナ、1.4リットルを載せた商品。
それが正規代理店限定とある。
お値段が87000円(Blendtecとほぼ同じ)、
今ならさらに期間限定価格ということで
67800円という破格値での販売!
そもそも1.4リットルのコンテナ自体が期間限定の販売だそうで
さらには上位クラスのマシンであるため、さまざまなアダプター
(小さめカップ類)も接続が可能なのも心強い。
(1.4リットルコンテナが大きすぎる場合に他の方法を選べる)
しかも保証が10年!(安心!!)
家でかさばらない&お値段お手頃&拡張性……。
新しいブレンダーを買い直す10〜20年後には
VitamixやBlendtecその他メーカが、
より国力&購買力をつけたインド市場を考慮した製品を作り出していることでしょう。
もしくはインドの家電メーカーが販売力をつけているかもしれません。
(ステンレスのジャーは割れない&匂いがつかなくて魅力的なので、
インド製、頑張って欲しい!
あと、デザイン、見直して欲しい。今のはダサい!!)
本気のブレンダー選びはまた未来に。
差し当たってはお値段とスペースを優先!
ということでVitamix V1200i 1.4Lをチョイスしました。
(amazonで販売のものは2.0Lです.
1.4Lが欲しい場合は限定品なので公式サイトへどうぞ)
さて、Vitamixはというと、使い心地はとてもいいです。
このあたりの細かいお話を書きたいのですが、
ブログの文字制限を超えてしまうので
また機会がありましたらお話させてください。
それまではこちらでもお読みくださいませ♪