立ちそば日記51「丸源」での超特大「穴子天そば」の思い出 | イラストで綴る日常

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こんにちは、イトウエルマです。

 

日々の立ちそばメモ帳から

食べたおそばの紹介をしています。

 

51軒目は 錦糸町の「丸源」。

ここにくると必ず頼むのが

特大!揚げたて!「穴子天そば」。

 

 

今日は当方が今年の1月に伺ったときのおそばをご紹介します。

 

(この日は一本穴子を半分にして揚げて乗せてくれました)

 

丸源は錦糸町駅から1分のところにあります。

 

立ちそばというよりは立ち呑み屋さんで、

(豊洲仕入れの)海鮮系のメニューが充実。

(豊洲よりずっとお手頃よ♪)

刺身定食などもお安い!(もちろん立ちでいただくスタイル♪)

 
 
飲み屋感強めな丸源ですが、立ちそば用の券売機もあるので

私も安心して入れたのでした。

 
 

往々にして飲み屋さん主体の立ちそば店は、

天ぷら類を注文を受けてから揚げてくれます。

ここ丸源も天ぷらは揚げたて。

しかも箸ではとてもじゃないけど持ち上がらない、

大きい一本穴子を揚げてくれる。

 

ちなみに店内の飲みメニューにも一本穴子天があり、

それが、穴子天そば680円と同価格!

つまり、おそばとおつゆ(&わかめとネギ)を

タダでつけてくれるということになる。

だから、超お得メニューなのです。

 

丸源で舌を火傷するくらいの熱々の

超特大サイズ穴子天を味わい、

量で満たされることの幸福感を知ったが最後、

錦糸町にくると素通りできなくなりました。

他のメニューも頼んでみたいのに!!

贅沢な悩みであります (笑)

 

その日は久しぶりにがっつりと穴子天のおそばが食べたくなったので

丸源にお邪魔したのでした。

券売機にお金を入れて、

穴子天そば680円を押そうとしたときに気づく。

 

冷やし穴子天そば700円にランプが点いている!

 

夏でも「売切」であることがほとんど(イトウ調べ)のおそばなのに、

なんで真冬の今なのでしょう!?

このチャンス、逃してなるものか!

冷やし穴子天そば700円にいたしました。

 

 

この日は中国人男性の店員さんがひとりで厨房を切り盛りしていました。

それまでホールを守っていた快活で礼儀正しい青年です。

いつもよりも、キリっと堂々として見えます。

おやっさんがいない間のお店を任されるようになったんですね。

 

 

その彼が穴子天を揚げて、おそばを作ってくれました。

冷やし穴子天そば700円がこちらです。

期待通り、相当に大きい穴子天。

いつもは一本揚げですが

今日は食べやすいように半分にして

揚げてくれたのでしょうか。

(中国人青年の独断!?)

 

天ぷらの衣にはところどころに春菊が混じっております。

(これも中国人青年のサービス精神!?)

 

 

カリっとサクっと美味しい衣。

青年は天ぷら上手ですね。

そして穴子は驚くほどに海産物としての存在感を主張しています。

これが、特大サイズの穴子の特徴だということを

己は丸源で知りました。

こんな荒々しい穴子天を求めて丸源に来たので、とても満足しています。

 

美味しい穴子天でも

ぼーっと味わってばかりはいられない大きさなので

空腹のうちに、ひたすら穴子を攻めます。

おそばは冷凍麺(茹で麺!?)なので

焦らず穴子に向き合えます。

おつゆは量も多すぎず、辛すぎず甘すぎずでいいですね。

だけど、おそばは温そばの方がおつゆとのなじみがいいかもです。

 

 

いつもなら舌を火傷するのですが

今日はおつゆが冷たいせいなのか、

そんな災いもなくいただけました。

しかし、丸源では舌をヒリヒリ火傷しながら

穴子を必死でお腹に詰め込む責苦を味わうのも

他では味わえない体験であります。

(次回からは温そばでいただこう)

 

 

食べ終わろうかという頃に、おやっさんが戻ってきました。

それまで悠々と振る舞っていた中国人青年の、

おやっさんを迎える態度はこれまで通りの控えめさ。

この度の穴子天の冷そばの提供、穴子天の揚げ方は

中国人青年の仕切り限定かもしれないな、と思ったり。

 

 

うむ、満たされた!!

 

しばらくは穴子天はいいや、と思えるほどに

どデカい丸源の穴子天そばでした。

 

 

それがもう二度と味わえなくなるとは、思いもよらなかった。

 

 

なんと、丸源は惜しまれつつも

今年の2月末日で閉店してしまいました(号泣)

 

 

美味しい揚げたての、とんでもなく大きい穴子天を食べたくなったら、

これからの私はどうすればいいのでしょう。

私が錦糸町にくるモチベーションだったので、

かなりショックです。

 

丸源さん、ありがとうございました。

気持ちを立て直して、これからを生きていきます(涙)

 

 

【丸源】

東京都墨田区江東橋3−12−6

桜桃梅ビル

 

また戻ってこないかな……。