イラストで綴る日常

イラストで綴る日常

お仕事のこと趣味のことよしなしごと

 

 

こんにちは、イトウエルマです。

 

野菜が高い!

だけど食卓に欲しい。

健康的に食べたい。

作り置きができて数日は持つようなものだったらありがたい。

そして美味しければなおよし。

 

この思いにしっかりと寄り添ってくれるメニューがあります。

それは「ビネグレット」という名前のサラダ。

 

 

当方がこのサラダを初めて出会ったのは旅行先のウズベキスタン。

ビネグレット(フランス語でお酢の意)というくらいだから
酸味が効いているのだろう。
肉メニューばかり食べていたのでちょうどいいな、とよくわからずに注文。
それが思いがけず、見た目もインパクトがあり、味も美味しかった!
様々な野菜やディルなどのハーブが効いた爽やかな味と
ビーツや豆などのボリューム感がマッチして、
心に残る一皿となりました。
 
帰国して検索すると、ビネグレットはウズベキスタンの料理というよりもロシア料理で、
ソビエト時代に旧ソビエト連邦に広まった料理。
ロシア料理、東欧料理のレシピ本には必ずといっていいほど載ってます。
 
そのビネグレット。味も想像できるほどに作り方は簡単。わ
ざわざ作るほどでもないなと完全にスルーしてましたが、いやいや。
本には必ず写真付きで乗せたい大人気料理だということに
今の私は大いに納得しているのであります。
 
ところで、ビネグレットのレシピはどの国でもちょっとずつ違っています。
それぞれの国の嗜好や手に入りやすいものでカスタマイズされている。
たとえば本場ロシアだとグリンピースを使うけれど、ウズベキスタンだとヒヨコ豆を使用。
エストニアや(ソビエトの影響も強かった)フィンランドでは
サワークリームを入れます(名前もビネグレットではない。
しかし、フィンランドで食べたそれ、Rosolli は、まさにビネグレット。
フィンランドに多大な影響を及ぼした国は食卓さえもロシア的にしていたのだな)
 
臨機応変な作り方でOKなビネグレット。
その、どのレシピにも必ず入っているのが、
加熱したジャガイモ、にんじん、ビーツ。
あとは玉ねぎの微塵切りときゅうりのピクルス。
 
ハーブの入り方はそれぞれの国の気候に依る、といったところでしょうか。
 
作り方はヴィダリ・ユシュマノフ氏のレシピが参考になるかと。(こちら、豆は不使用)

 

 

ヴィダリ氏の出版されたはロシア料理の本。

一言で言うと、素晴らしい!

 

 

 

北国に生きる人間が研ぎ澄ました味覚を上手に言葉とレシピに落とし込んでいらっしゃる。

道産子の当方はこのレシピを読むだけでも、

ジャガイモの茹で上がるときのあの幸せな香りが存分に生かされた

スープの味わいの滋味深さが思い浮かぶほどで、

さすが音楽家の感性はこんな細部までも掬い上げるのだな、と感激しております。

文化考察も面白い一冊なので、是非ご覧になってください!

(外国のロシア料理の本もあれこれ手に入れて読んでますが、

ユシュマノフ氏の繊細なレシピと解説はそれらを凌駕する出来栄えです)

 

と、この本にあるのがロシアスタイルのビネグレットなのですが、

ビネグレットが日常レシピになりつつある我が家では

文字通りのお助けメニュー(救荒食!?)になりつつあります。

例えば、冷蔵庫で中途半端に余った野菜を片付ける為に作る。

材料が揃わないけどビーツだけはある、というような、

野菜が高くて手が出ない時に作る。

 

そして今回は、野菜が高くて手がでない。ジャガイモもニンジンもそこそこ高いので家にはなし。

という状況で、ピクルスに加えてセロリを茹でて豆と共に和えて作りました。

それがこちら!

 

豆はヒヨコ豆と白インゲンを使用。(茹でたのを冷凍して常備しています)

ほくほくした食材はサラダから出てくる水分を吸ってくれるので

ジャガイモが入らないときには豆を欠かさずに入れてます。

 

そりゃ、野菜の種類が多い方が美味しくなるけれど、

野菜の一品としてはそれなりに存在感もあるし、

食卓のバランスも取れてありがたい。

 

当方はロシア漬物をつけているのですが、
今回はきゅうりのピクルスをケチってちょっとだけしか入れませんでした。
もっと入れた方が美味しいな。

など思ったら後から入れたり、翌日分に加えたりなどができるのが

ビネグレットの素敵なところ。

作りたてよりも味が馴染んだ翌日も味わい深い。

実際は数日と言わず、もっと冷蔵庫で日持ちがする。

もしも放置しすぎた!?と思ったのなら肉スープに投入して、

ボルシチにしてしまえばいいのです。

(その前になくなりますからご安心を)

 

 

旧ソビエト連邦の国々に、ありし日についてはいろんな思いがあると思いますが、

この料理が残り続けるのには、それなりの理由があるのだな、というのを

作って、使い勝手の良さに気づいて納得しております。

 

ところで、そばの実のカーシャも、

ビネグレットに負けない名脇役だと思いますが、いかが!?

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 

こんにちは、イトウエルマです。

 

日々の立ちそばメモ帳から

食べたおそばの紹介をしています。

 

101軒目は池袋に今年、26年8月にオープンした「元氣そば」。

お店一押しの「あられ天そば」750円と

「ミニ塩煮丼」450円をいただきました。

 

立ちそばらしからぬ(!?)キレイな盛り付け。

お味も素晴らしくて

今時の立ちそばのクオリティーの高さに驚かされました!
 

 

元氣そばは池袋西口、芸術劇場の近くにあります。

大通りの一本裏手、夜の飲み屋さん(お昼時なので閉まっています)などもあり

池袋らしい猥雑さが漂っています。

 

 

同じ西口でもロサ会館近辺のようなエスニック感はないです。

 

通りを印象づけるのは昭和レトロな街灯。かつては商店街だったのでしょう。

新宿、渋谷と比較されるビッグシティー池袋駅近くにも、

商店街が広がるのどかな時代があったのだな、

とありし日に思いを馳せ、元氣そばに入る。

 

元氣そばは、外とは打って変わって清浄な空気に満たされていました。

 

ヘルプの花番の女の子たちが、清らかな印象だったのです。

 

お店には4名の女の子たち。

派手なメイクもしない眼鏡女子さんたちで、

(眼鏡をかけてない子がいなかったと思う)

真っ白なフリル付きの割烹着をつけて、

黒髪を一つに束ねていらっしゃいます。

 

ささくれ立った都会に、清らかな白い花々が咲く元氣そば。

純真な乙女、もとい和天使たちを眼前に、私の疲れ切った魂までもが

まるで砂時計の砂が落ちてゆくように浄化されていったのでした。

 

店主とおぼしき青年は今時風のスポーティーなマッスル男子。

割烹着女子さんたちとはまた随分雰囲気が違うのだな。

 

券売機の前に立つ。

 

一番目立つ写真付きの大きなボタンがあって、そこには

「当店一押し」「あられ天そば」➕「ミニ塩煮丼」1200円。

(ミニ塩煮丼は単品で450円なのでセットでお値引きとかはないです)

 

「あられ天そば」は気になっていたメニュー。

そして「ミニ塩煮丼」(ドクロなんじゃそりゃはてなマーク)

面白そうじゃないの。

「あられ天そば」➕「ミニ塩煮丼」で決まり!

 

ということで、

「あられ天そば」➕「ミニ塩煮丼」1200円、

がこちら!

 

 

おそばも天ぷらも注文を受けてから作ります。

 

先にミニ塩煮丼が出来上がりました。

「辛いのはお好きでしたら、青唐辛子、乗せますか?」
天使のおすすめ通りに乗せてもらう。
ミニ塩煮丼は、塩豚版プルドポーク的な丼で、
柔らかく火を入れた塩豚を丁寧にほぐしたものがご飯の上に乗っている。
ルーローハンから醤油や五香粉などの調味料を取り除き、
豚本来の旨みだけが引き出された、味わい深さ。
紅生姜がよく合うし青唐辛子がさっぱりとして美味しい。
 
 
そうこうしているうちにおそばができあがり、

天使がカウンターにおそばを乗せる。

 

丼にはエビ、イカ、白身魚がそれぞれ3切れ、

そして青ネギを笹切りにしたものが

バラ天(小さなポーションを揚げたバラバラの天ぷら)にしてあり、

おそばの上に彩よく配置されています。

美しく丁寧な盛り付けにうっとりする。

 

続いて、別添えのおつゆとお薬味をカウンターに置いた天使。

店主からの預言をささやく。

「あられ天そばはおつゆを全部かけて、かき混ぜてお召し上がりください」

 

御言葉に従うのが正しいのはわかっています。

しかし篤信足らぬ己は、(ごめんなさい、と心でつぶやき)

おそばだけを引き出して啜った。

うむ、うまい。

新規の客とは取引のできない地元池袋の製麺屋さんで

こだわって特注にしているというだけあって、

風味と喉越しのよさを兼ね備えた細麺で美味しい。

 

老舗鰹節店の協力を得て無化調にこだわったおつゆもうまい。

意外にも、出汁風味が全面に出た今風のおつゆではなく、

返しの旨さを引き出した、こっくりとした老舗系の直球勝負なお味です。

お汁の量は多過ぎず、少な過ぎずのいい塩梅で、

これなら預言通りにおつゆを全部かけるのがいいな、と納得。

 

 

そして天ぷら。豊洲仕入れの海鮮はプリッと新鮮。

ネギは色も香りもよく、油はよく切れて衣が薄いのもいい。

「全体をかき回して」という預言の理由は

天かすが忍ばせてあるから。

 

もうひとつ、天ぷらに対しておそばの量が控えめなので、

気づけば天ぷらばかりになってしまう、というのもありそう。

大盛りは100円。

ドクロアリかもビックリマークキラキラ

 

お客さんは若い人が目立ち、カップルもいる。

当方と同じ、一押しセットを注文し、さらにかけそばを注文、啜る男性もいた。

汁そばと冷たいおそば、両方を食べるのもいい。

なにしろこのお店はきつねはお店で煮るし、

ナスのオランダ煮を乗せたメニューなど、

他所では見かけないおそばがいろいろある。

 

 

元氣そばでおそばを食べ終えて、すっかり元気になりました。

それにしても今時の立ちそばは、本当にレベルが高いですね。

ますます目が離せなくなりました!

 

【元氣そば】

東京都豊島区西池袋3−27−8 加藤ビル1階

月金11:00〜21:00

土日休

こんにちは、イトウエルマです。

 

こころに移りゆくよしなし事を絵にしてみる、よしなし絵つづり。

 

幼少の頃、当方は北海道室蘭市に住んでいました。

室蘭は海の街。

砂浜に来るとボトルメールが落ちてないか、きょろきょろしたものです。

反対に、自分から送ってみたらどうだろう、

SOSしてみたいな、と夢想したことも。(だけど何のために!?)

 

 

ということで、

子供時代にやってみたかったボトルメールを絵にしてみました!

 

 

 

自分たちの埋めた宝のありかを記した地図を詰めた小瓶を

さあ、浮かべてみようか、とわくわくしている子供たちを描きました。

ボトルも今の時代に手に入りそうなものにしてみました。

 

本当はウイスキーのボトルみたいなものが雰囲気があると思います。

だけど子供が入手する過程を考えて健全さを優先しました。

 

景色は室蘭ではありません。

イギリスのコーンウォールに行ったときに撮った写真を参考にしました。

コーンウォールの、果ての地のもつ侘しさ、美しさに、

己は室蘭と共通点を見出してます(個人的見解です(笑)街のもつ切ない空気感が似てる)

 

本当はもっと夕日感を出したかったのですが、色を決め切るのが己には難しかった!

手描きだと失敗ができない局面があり、思い切って全体にオレンジを加える勇気も出せなかった(汗)

それで、中途半端な感じになってます(大汗)

 

じゃあ、フォトショの力を借りろよ、とも思ってみる。

仕事なら間違いなくそうやって理想に近づけます。

 

だけどこの絵は仕事で描いているわけでもなく、

手描きで気分を描いてみてます。

やり直しの効かない水彩は、一発勝負。

それにしても水彩画家ワイエスの

色の的確さは、すごいですよね。

 

 

凡人の悪あがきでした(笑)

自分の至らなさを通して

偉大な画家の素晴らしさを発見するのが楽しいです。

 

宝物みたいな絵が描けるようになりたいです!