薔薇の素顔 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『薔薇の素顔』

 

 

 

 

 

1994年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 リチャード・ラッシュ

 

脚本 ビリー・レイ

 

撮影 ディートリッヒ・ローマン

 

音楽 ドミニク・フロンティア

 

 

 

出演 ブルース・ウィリス/ジェーン・マーチ/ルーベン・ブラデス/レスリー・アン・ウォーレン/スコット・バクラ/ランス・ヘンリクセン/ブラッド・ドゥールフ/ケビン・J・オコナー/アンドリュー・ロウリー

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

私の中の「他人」は殺人者かもしれない

 

猟奇連続殺人事件の中に、多重人格、パラノイア、バイセクシャル、性的倒錯などのショッキングなテーマを散りばめて描いたサイコ・ミステリー

 

主演2人の演じるエロティック描写の過激さに、全米配給元がクレームをつけ、公開を延期して編集したが、R指定で公開された、監督は「スタントマン」以来、14年ぶりにメガホンをとるリチャード・ラッシュ

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

ニューヨークに住む精神分析医のビル・キャパは自分の目の前で患者が飛び降り自殺をした事がトラウマとなり、血の色の赤に拒否反応を示し、心固性色盲と診断される

 

疲れ果てたビルはロサンゼルスに住む同じく精神分析医のボブ・ムーアを訪ね、そこでクループセラピーに参加する事になった

 

 

5人の患者はセックス依存症で窃盗癖のある情緒不安定な女性ソンドラ、性的意識が混乱する対人恐怖症のリッチー、妻子を強盗に殺されたショックから立ち直れないでいるバック、被害妄想でいつもふざけている画家のケイシー、偏執的で衝動的な乱れがある弁護士のクラーク

 

 

セラピーの後でビルはボブの自宅に行き、そこで仕事の意義を見失ったので看板を下ろすと今は何も感じない、おかしくなりそうだ

 

次の日、ボブはグループセラピーの誰かに脅されているとビルに相談、ボブには心当たりがあり数か月前から用心しているとビルに告白

 

その夜、ボブは事務所でメッタ刺しにされて殺された、ロス市警のマルティネス刑事に事情聴取を受けたビルはグループセラピーを引き継いで捜査に協力を依頼され、そのままボブの家に滞在する事になった

 

 

数日後にビルは運転中に追突されて、運転をしていた女性ローズと出会い、連絡先を教えて去った、セラピーの日にビルはボブから30回以上刺されて殺されたと説明し、セラピーのみんなは後任になってほしいと頼まれて断り切れずに引き受ける事になった

 

その後、マルティネスはビルの身にも危険が迫るので辞めろと言うがビルは断った、それからしばらくして何者かにビルは狙われ嫌がらせを受けた

 

 

そんな中でビルはローズと再会し、2人は欲望のままに体を求め合った、しかしある日、新たな殺人事件が起こる

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

本作の一番の話題はやはり濃厚で過激なラブシーンです、「ダイ・ハード」のブルース・ウィリスと「愛人/ラマン」のジェーン・マーチの18歳差のラブシーンです

 

 

特にジェーン・マーチのヌードは少女から大人の女性になったようなイメージがあって綺麗でした、それに大胆でハリウッドでは問題となって、公開延期

 

 

再編集をするも成人指定を避けられず、やむなく再々編集版での公開となるほどの過激さでした、ソフト化された時には約18分長いディレクターズカット版となりました、裸エプロンなんて男の夢も実現しています(笑)

 

 

オープニングからブルース・ウィリス演じる精神分析医のビルの目の前で患者が飛び降り自殺をする衝撃的なシーンから始まります、医者としたら最悪でしょうね

 

 

それが原因でトラウマとなり血の色の赤が見えなくなるんです、ビルは友人で精神分析医のボブに相談するとグループセラピーに参加するように勧められます、ボブを演じるのはスコット・バクラ

 

 

セックス依存症のソンドラを演じるのはレスリー・アン・ウォーレンで窃盗癖もあって情緒不安定なんです、情緒不安定だから窃盗するのかセックスをするのか、おいらとしてはセックス依存症って病気はどういう事なのか?

 

 

妻子を強盗に殺され立ち直れないバックを演じるのが「エイリアン3」のランス・ヘンリクセン、こんな事件があったら立ち直れませんよ、それにバックはちょっと怖い雰囲気です

 

 

潔癖症で偏執的な弁護士のクラークを演じるのはブラッド・ドゥールフで、ボブの病院のグループセラピーの部屋で少しの違いも見逃しません、怖いです

 

被害妄想でいつもふざけているケイシーを演じるのはケビン・J・オコナーでそのおふざけは人をイライラさせます、描いている絵もある人を描いていて殺人事件のヒントとなります

 

 

マルティネス刑事は事件の犯人逮捕にビルに協力を求めます、マルティネスを演じるのが「プレデター2」のルーベン・ブラデスで独特の嫌な感じでしたね

 

ボブは殺されるのですがグループセラピーの誰かに殺されたのです、ここでビルがローズと出会うんです、時間が掛かったわ(笑)、その後に再会してそこから過激なシーンのオンパレードとなります

 

 

でもまさかの展開でローズがそうなってビルもああなってラストは大雨の中であんな感じになります

 

 

 

 

 

 

あなたを愛したのは、何番目の私か、あなたを殺すのは、何番目の私か… それが『薔薇の素顔』です。

 

 

 

 

 

ここまで体当たりな演技なのですが、その年のラジー賞のほとんどをノミネートされ、最低作品賞を受賞しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に過激な続・裏237号室の『薔薇の素顔』のレビューはこちらです。