「ア然」と「カイ善」と「カ僑」スピリッツ
ええっと・・・。
無事に帰国しました。
今回は海外出張編の最終章です。
中国で華僑の方と食事をご一緒させていただきました。
その方のお父様は日本人、お母様は台湾人のハーフで、お母様の方が台湾でビジネスを興されています。
彼自身はTOYOTA本社の経営企画室、いわば世界のTOYOTAの中枢に籍をおかれていた方です。
今は独立されてマカオで活躍されています。
広東料理の話になった時、なぜ料理は美味しいのに料理の生々しい<原型>を見せるのか?という話題になりました。
例えば豚肉料理に豚のアタマを「ドンッ!」みたいな感じです。
コケーちゃん
の頭がドンッツ・・・。これ、必要ですか?
結論からいうと、中国料理は「何でも食べるから・・・」ではないかと?
つまり自分が何の肉を食べているのかわかるように原型を添えるのでは・・・(^_^;)?
ちなみに嘘か誠かわかりませんが、珍料理に「大三声」というものを聞きました。
食用ネズミの料理だそうですが、まず箸で挟んだ時に「大一声」、醤油に付けた時に「大二声」、最後の一声は・・・聞きたくないです(+_+)
本当だとしても、現代にはそんな料理はもう存在しないでしょうが・・・。
またTOYOTAのことでこんな話もありました。
「小田さんね、信じられないかもしれませんがTOYOTAの工場では設計の人間が短くなった鉛筆を継ぎ合わせて使っているんですよ。ある意味、中小企業よりも涙ぐましい努力を今でもしてますからね。」
ガーンと金づちで殴られたような感じを受けました。
TOYOTAはかなり厳しいミッションを現場に課されます。
目標が決まったら何が何でもやり切る。
コストを抑えて利益を何%出すというミッションが工場におりたら、その目標の妥当性に関わらず、とにかくやりきるのが現場の使命だそうです。
「できない理由を求めているのではなく
できない理由を把握し、それに対するカイゼンを現場で熟慮し行動する。」
トップ一人だけが「改善」を考えるのではなく、一人ひとり全員が「改善」を考える組織・・・。
これがまさにトップを走りつづける原動力です。
またTOYOTAの安定された椅子を離れて独立されたことについて聞いてみました。
「別にTOYOTAに失望したとか、嫌になったから辞めたわけではないんです。自分は成功を信じている。ただ、それだけです。」
シンプルな答えの裏に存在する、華僑の力強い意志。
彼と同年代の私としては、目眩がするほど痺れる回答でした。
力強いモチベーションと成長し続けるイノベーション。
私は日本人ですが、彼らに負けないスピリットを持ちたいと思います。
コッカカン
ええっと・・・。
出張の合間、香港島に移動し和橋会に合流しています。
華僑と和人(日本人)の「和」をかけあわせて「和橋会」。
和橋会とは「華僑」と同様、日本人の人脈を最大限に活かし中国や香港、モンゴルなど日本を飛び出してアジアで単身起業した起業家の集まりです。
わたしも今の道を歩む時、周囲から温かい応援の声と同時に
「たぶん失敗するね・・・。」
「あなたは3年で会社を倒産させるよ。」
という声もいただきました・・・。
「そんなの気にならない」と言えば、嘘になります。
めちゃめちゃ気にします・・・(-"-;A
それですら不安の波に飲み込まれそうになったのに、バックボーンのないアジアで単身起業した彼らの不安は想像するに余りあります・・・。
彼らと話していると、自分のいる環境や思考が日本経済の安定神話(幻想)にいかに依存しているかということを思い知らされると同時に、アジアの中で疲弊しきっている日本をリードしていかなければ!という強い思いに駆られます。
私は地方の経済団体の類とは距離を置いてきました。深刻な不況の中で頑張りましょう!と勉強会が行われた後、ビール片手に笑顔で社内の問題や景気低迷を愚痴りあうような経営者たちの感覚に寒気すら覚えたからです

今、アジアの一都市から日本を思うと、改めて地方の活気のなさを痛感します。
先日、地方銀行の頭取から「国家観」について問われました。
今の日本に国家観や民族観は既に無きに等しいかもしれません・・・。
しかし言語の繋がりが民族の唯一の繋がりと仮定すれば、華僑やユダヤ人のように異国で身を置ける者こそ<民族観=国家観>をより感じられるのかもしれません。
何はともあれ、香港で「国家観」を改めて考えさせられた貴重な交流でした。
アジアの純真
【香港現地時間-03:50-】
ええっと・・・。
「白のパ~ンダ~をどれでも全部ならべ~て~♪」
今、香港におります。
国内の出張は比較的に移動距離も短く荷物も少なくて楽なのですが、国外の出張はさすがに疲れます。
海外の出張では体力のみが頼りです。
経費は限りなく抑え、手に持っていけるもの(サンプル)は全て持ち、ひたすら移動・・・。
軍隊の陸上武装進軍を連想してしまいます。
実は、今年の春に台湾に行った時は体力を過信して、現地で体調を崩してしまいました(><;)
何とか現地のドラッグストアで怪しい薬を買って(強力頭痛薬と言ってましたが・・・?)、心臓がバクバク言いながらも頭痛を薬で抑えこみ強硬進軍しました・・・。
多分、あれは頭痛薬ではない・・・?
プロである以上、大事な時に体調管理ができていないというのはプロ失格です・・・。
シーズン始まってすぐに怪我で欠場するプロ野球選手が一流でないのと同様、私も反省しました。
ちなみにあのイチロー選手はナイター試合の時もお昼前には一人球場に入り、念入りな柔軟で怪我をしないように努力されているそうです。
(ナイターゲームだと、通常は選手のほとんどは15時くらいから球場入りするそうです)
だから台湾での教訓を活かし、毎朝3~5㎞のランニングを雨の日以外は続けてきました。
お陰で出発前に疲れで体調を一時的に崩しましたが、超回復。
万全の体制で香港にきています。
アジアはいつ来ても混沌とした中から生み出される「マグマのような活気」が都市全体から溢れています。
*日本にはないオリエンタルな風と、中国国内だけではなく「世界」を見据えた華僑の視線が、私の既成概念をメリメリと壊してくれます。
*中国だけでなく中近東やマレーシアにも商品を流通させている総経理(中国でいう社長)
元軍人で会社を興してまだ10年、私よりもひとつ歳下です。
*言葉の通じない者のコミニケーションは度数52度の白酒をストレートで何杯も・・・(+_+)。
お酒の強くない私ですが「郷に入れば郷に従え」・・・です。
いつかこの地と日本を拠点にした、本当に世界を見据えたビジネスがしたい。
それにはまず日本でのビジネスモデルを成功させること。
それを通過点と考えれば「ハードルは決して高過ぎない」と思います。
そして留守の間、愛媛で会社を守ってくれているスタッフに感謝です。
シティバンクが何万人削減しようが、日本政府が景気後退広報しようが、誰一人として悲しい決断をするような経営はしません。
不退転の決意で臨んだ、つかの間のアジアの夜景です。





