そういえば、映画「ドント・ルック・アップ」をまだ見ていない人は、必ず見たほうがいいぞ、できれば映画館で。
今の世界の危機を「まんま」映画にしたもの。
なんでこれを映画館で広くやらないのか、いくらネットフリっクスの時代といっても。こういう映画に行列ができて興行収入ランキングとかの上位に入るのを見たい、と思うのは私が古いカテゴリーの人間だからなのだろうけど。
何が凄いといって、メリル・ストリープは、トランプ大統領そのものではないか。よくこんなもの作ったなあ、とつくづく感心してしまう。「上を見るな! 下を見ろ!」というのは、そのまんま「ワクチン打つな、マスクをするな! コロナなんか気にせず金を稼げ!」というのの、そのまんまだ。
「GAFAの存在は世界十大リスクのひとつだ」っていう話も最近あったな
で、現在でもアメリカにはトランプの言葉を信じて下を向いている人々が数多くいるわけで。人類ヤバイな、と思えてしまう。
ひとつだけ、どうだろうと思うところあるとすれば「アメリカ合衆国=世界」という図式がほとんど疑いもなく所与なことか。
これはまあ実際それに近いとしても。「なんか日本人は主体的な人間の数に入れて貰ってないみたいなんですけど」という感想は、「エターナルズ」のヒロシマのシーンを見たときにも思ったんで。
アメリカ映画ってそういもんだから、しょうがないんだろうけど。