このテレビシリーズはみたことがなかったんだが。
誰かが、とてもいい映画だったってラジオで言ってたんで。観てみようかと。
西島秀俊と内野聖陽の同姓カップルが、料理を作って一緒に食べる、という他愛のない話なのだけれど.。
2人とも、上手いなあ。
今回の映画では、彼らが家族と和解いていく過程などが、なかなか切実で。
さらに、弁護士である西島が国選弁護を引き受けたホームレスの被告が、偏見から裁判員裁判で有罪とされてしまうエピソードなど、全編で「社会的少数者、弱者の立場」が描かれ、人がこの社会に生きる難しさという一段深いテーマになっている。
あ、ほんとだ。これはなかなか、いい映画だ。
西島秀俊主演の「ドライブ・マイ・カー」がゴールデングローブ賞取ってるし、「99.9」でもいい役だったし、「真犯人フラグ」では、この人は愚直にいい芝居をする(ように見える)なあ、と感心する。次々に怪しい登場人物が出てきて西島を翻弄するけど、私は信じてるぞ、がんばれ、という気持ちになるから不思議。
なんかいま、おれ西島ブームだ。