ニュータイプ理論…エスパーの話じゃないよ | ショーエイのアタックまんがーワン

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タッグチームLiberteenの漫画キャラクター・ショーエイが届ける、笑えるブログ・ショーエイの小言です。宜しくお願いします。

どうも…ショーエイです。

ニュータイプと聞けば

殆どの人がガンダムの話で知っていると思います。

でも想像されるのはエスパー的な能力で、

言葉の趣旨が齎す本来の意味合いで有り、

初期ガンダムに込められた「伝えたい事」自体は

ほぼこの言葉から連想されていないのではと思います。

 

先ずはWIKIにあるニュータイプの項目。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ニュータイプ

 

設定上、失敗だとか何だかと書いてありますが、

NHKのインタビューで原作者の富野氏は

「先入観や自分の尺度・概念で人や物事を見ない」

と言っています。

これは既にIQの話で説明した内容で、

IQ150の壁とした

「結論を急がない」だったかな?

ここの部分が境界線と成る感じの意味に類似します。

 

いわばIQ150を越えれば誰でもニュータイプに成れるという事です。

https://ameblo.jp/eicoln/entry-12460162237.html

https://ameblo.jp/eicoln/entry-12461333571.html

気に成るなら上記2つの内容をご確認ください。

 

では、生物学的な見解で

「ニュー」と「オールド」の分類を説明します。

ガンダムの作品中でも出てくるこの表現ですが…

実際には「優勢種」と「劣勢種」に分類され、

多分原作者は意図して用いたとしても、

コメントで答えると失礼な言い方に成るので…

ある意味今の時代なら大荒れする様な言い方に成ってしまうので、

細かい論理を心の内に閉じ込めていた配慮を感じます。

 

では、「優勢種」と「劣勢種」の話です。

基本細胞レベルの話で簡単に説明すると、

「異物は排除する」と言うのが

細胞レベルでの基本的な反応です。

 

通常「劣勢種」と成るのは、

同じ条件でのみ同じ反応をするため、

新しい環境に対応した反応が出来ない。

故に異物に侵食されて衰退してしまう。

 

「優勢種」の場合は

異物に対する適応力を備え、

上手く共存するまたは耐性を備える様に

進化する能力を持ちます。

場合によっては強い耐性で

異物を排除するケースも有りますが、

異物を排除する目的での

攻撃的な意味での進化では無く、

あくまでその耐性の進化が

異物を排除してしまう形に成ったとい感じです。

 

無論、優勢種の場合は、

味方となる異物と敵となる異物に対応し、

耐性を持つ事で、

味方に成る異物と共存して、

敵となる異物が増殖しない様にするといった感じが

主かも知れません。

 

ある意味、ガン細胞との戦いのレベルで言えば、

例えば抗生物質の侵入でガン細胞の増殖を抑えるのに対して、

同じようにそれを「異物」と認識してしまう「劣勢種」は、

環境の変化に対応しきれず負けてしまい、

それによって体に副作用を生じさせるといった感じです。

 

医療の世界ではこの「劣勢種」を

「優勢種」に変化させる方法を模索したり、

「劣勢種」に害のない方法で

ガン細胞を攻撃するモノを探したりと

色々な研究が行われている訳です。

 

この細胞レベルの反応をそのまま人間に当てはめると、

外来種…いわば日本人からすれば外国人に当たる意味ですが、

これに適応できない人は「劣勢種」と同じに成るわけです。

これは更に田舎へ行けば「地元」以外の人は

すべて「外来種」という反応をするのと同じで、

如何に適応力が無いのかを良く認識してもらいたいです。

※こういう表現で💢ときたら、この後の内容から、

アラを探し出してみて下さい。(挑発してみた)

 

日本国内の話で考えても、

都会に住めば必ず地元以外の人間と接触する為、

国内の「外来種」扱いをしなく成ります。

アメリカ(USA)だとこれが様々な人種と成り、

日本以上に「外来種」を見る感覚が無くなってきます。

 

無論、ガン細胞の様なタイプ…

ある意味「犯罪者」も混じる訳ですが、

外来種に適応できると、

その人の行動が「犯罪」に当たるか否かを判断できる

適応力が備わっていると言えます。

 

こうした人間社会に「政治」という抗生物質が投入される事で、

「犯罪」と「罰則」、そして「裁判」と「行政処分」という方法が介入して、

普通に暮らす意味での環境が守られます。

故事にある「政治は国を相手にする医学」という意味も、

中々納得の行く話です。

 

そうした中、人間社会には現代ではSNSなどの

IT技術が新たな抗生物質として投入された訳です。

これにより人間同士という観念での

「外来種」という認識が薄まる状態に成ってきている訳です。

こうした環境に上手く適応し、

正確に何が「害悪」かを見極められる人は

本来「優勢種」となるわけです。

 

逆に未だ「外国人」を「外来種」扱いする人は、

本来、環境の適応に乗り遅れた「劣勢種」と成ります。

保守的な発想はどちらかと言えばこの「劣勢種」であり、

ある意味「劣勢種」同士が睨み合うと、

同じ人間なのに「敵」または「害悪」という主張で、

まあ、「攻撃し合う」=「戦争する」という発想に成っていく訳です。

人間が人間同士で排除して行こうという発想、

どう考えても「劣勢種」という扱いで、

これが体の中で起こっていたら「病気」に成っちゃいます。

 

無論、「劣勢種」の発想は

相手が「劣勢種」だとどちらかが亡びる…

という論理に陥るわけですが、

国連の様な国際機関という抗生物質も存在し、

そうした繋がりを上手く活用して

人間とういう概念で更なる「健康的な体制」を

模索していくべきなのではという話です。

 

ある意味、政治家はそういう意味での医者でなくては成らず、

「劣勢種」の発想のままでいる様なら、

ヤブ医者よりたち悪い訳で政治を扱うのではなく

普通の人として暮らすだけにしてほしいという事です。

 

人間社会を考える上では、

「劣勢種」も「優勢種」も関係なく、

普通に権利を守られるのが当然です。

「地元LOVE」な人もそれはそれで大事な事です。

でも、大きな規模の社会に自分がどこまで適応できているか、

適切に認識する位は自覚して欲しいです。

実際に多くの人はそういう「自覚」を持つことで、

小さな田舎に居ながらも

「優勢種」=「社会に適応している」人と成っています。

 

逆にその適応力を備えず

権力欲というウィルスに侵されて、

社会に害悪を齎そうとする人間こそ、

排斥していかなくては成りません。

民主制という抗生物質が有るのだから、

より社会が「優勢種」に成るための抵抗力を備え、

民主制が引き起こす「害悪の副作用」に

備えなければ成らないのです。

 

ニュータイプ=特別な人 ×

ニュータイプ=社会変化に適応できる人 〇

 

という概念で伝えるべきで、

オールドタイプ=「劣勢種」は

細胞レベルと同じ程度の反応ゆえに、

如何に愚かしい状態かという事なだけです。

 

実際、ガンダムはとても素晴らしい構想を

作品に盛り込んでいます。

日本人はガンプラばかりに気を取られて、

作中の構想と人間の腐敗の歴史を読み解いていないのは残念です。

 

地球連邦軍という発想も、

本来、国連で目指すべきものであり、

そうした中で更に何故戦争が始まるのか…

 

そこで葛藤する「オールドタイプ」と「ニュータイプ」の存在。

まあ、「逆襲のシャア」までの作品で語られる内容までが、

その流れですが…

最後のシャアの様に、「オールドタイプ」の排斥という発想か、

アムロが守ろうとした共存か…

そういう流れまで考えてもう一度作品を見て貰ったら面白いかもです。

 

「逆襲のシャア」まで見ると、

女性の観点からは

「シャアがキモイ」という感じに見えるそうです。

まあ、「ララア」とか「ナナイ」とか言い始めて、

マザコンぽい感じに見えてしまうのでしょうね。

ただ、もしかしたらそれが原作者の意図で、

シャアの様に「オールドタイプ」と「ニュータイプ」という

新たな分類を敢えて用いて、

一方を排斥する考えが「英雄視」されない様に、

考えられていたのかも知れません。

※原作者がどういう意図だったかは知らないので

そういう結論で話さず、自分の意見を述べているだけです。

 

ただ、シャアがそういう性格に至るまでの流れは、

今放送中の「The Origin」で良い感じに

表現されていると思います。

 

まあウチの魔仙妃ちゃんに言わせれば…

男の子ってどうしても

ああいうのに憧れちゃううんだよね…

母親を慕う感じに成っちゃうんだよね。

 

するとオッサン先生が…

現代社会では女が強すぎて、

そういう心配は無いんじゃないのかな…

むしろ母親に恐怖する感じで、

それでマザコンに走る奴は、相当なマゾだな。

 

という事らしいです。