1995年に韓国で実際に起きた、人気ロック歌手殺害の事件をモチーフに作られた作品です。


「私が殺しました」警察にかかってきた1本の電話。かけたのは17歳のタヘという少女だった。

彼女は人気ロック歌手ハロのファンクラブの会長だったが、ハロにレイプされ殺害したと自首してきたのだった。


彼女を受け持ったのはチョ検事。チョ検事はインサイダー取引などの第一線で活躍していたのだが、左遷されてタヘの事件を受け持つ事となった。

最初は乗り気ではなかったが、この一見「正当防衛」で片付けられそうな事件をマスコミとタヘを利用して返り咲く事を考え出すようになる。

しかしタヘは一筋縄で落とせるような少女ではなかった。彼女の自供内容と事実は異なっている事からチョ検事は本格的に捜査を始めるが、次々と謎が深まる事実が浮き上がる。

タヘの言っている事は嘘なのか、それとも真実なのか・・・。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-Truth or Dare


タヘはハ・ジウォン

『ボイス』『恋する神父』などに出ていましたが、一癖も二癖もある美少女役として好演していました。と言うか、あの目を見てると怖いくらいです。

最近では『ファン・ジニ』が代表作となるのでしょうか?


チョ検事にアン・ソンギ

『シルミド』などに出てる渋いオヤジです。こんなに見事な三角の目をしているのは、この人と赤塚不二夫さんの漫画くらいでしょうか。

回想シーンを織り交ぜながら、この2人の取調べが主となった心理サスペンス。
回想シーンでだんだん事実が明らかになってくるのですが、この2人のやり取りや本当の真実に辿り着くまで、結構引き込まれました。

韓国ホラーにしても言えますが、どうも韓国は日本で言う「火曜サスペンス」のようなストーリーがお好きなようです。
一応どんでん返しのようなオチはあるのですが、「まっ・・・まさか!!」となるほどの驚きはありませんでした。
しかし、この2人の見事な攻防戦が見所であるとは思われます。
もう少し脚本に磨きをかければA級サスペンスに仕上がっていたのではないでしょうか。

心理サスペンスがお好きな方にお勧めですアップ



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2006/12/06


ペタしてね

先日ユーミンのコンサートを友達にドタキャンされて呆然としていた私ですが、結局は相方と行って来ました。

子供を誰かに預けて相方と出かけた事ってなかったので、今回の相方とのデートは結婚後初めて。13年ぶりくらい。


相方は別にユーミンのファンでも何でもないんですが、コンサート初体験だったので興味津々のようでした。


「TRANSIT2009」

全国ツアーは4年ぶりなんですね。

私が行ったのは大阪国際会議場と言うわりかし小さいホール。

電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、私1人だったら絶対辿り着けないような場所でした汗


お客の年齢層はやっぱり高いですね(;^ω^)

40代以上が大半ってとこでしょうか。

「あんたがユーミン!?」って人もチラホラ・・(笑)


あ、もしこれからTRANSIT2009に行く予定の方で何も知りたくないって人は、ここから先読まない方がいいですよ。


今回の選曲は今年出たアルバムからの新曲が多かったですね。

あいだあいだに懐かしい曲を挟んでくれているのですが、やっぱり私は懐かしい曲の方が嬉しいです音譜


1番鳥肌が立ったのは、アンコールでの「ダンデライオン」「埠頭を渡る風」が続けて流れたとこ!

でも、せっかくなんだから「埠頭を渡る風」でのイントロはブラスを持って来て欲しかったなぁ。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-TRANSIT2009

「えっ!?パンフレットが3千円!?」とかなり相方が驚いていたユーミンのパンフ(笑)左上矢印

映画のパンフとはちょっと違いますもんね。ちょっとした写真集ですよ。


1階席の割と後方だったので、私の肉眼ではユーミンのお顔は確認できず・・オペラグラスを持って行けば良かったなぁとちょっと後悔。


とは言えユーミン若いですラブラブ!

激しく動いて歌いまわっていてもMCで息切れする事もなく、MCは1度だけであとはノンストップ。

衣装も若い!ピンクレディーみたいなのもありました( ̄▽ ̄)


アッという間の2時間強でした。

大満足恋の矢


コンサートが終了したのが18時半くらいだったのですが、私たちはまた神戸までそのままトンボ返り。

目的地は元町にある串カツ屋「八喜為」と決めていました。「ハキダメ」と読みます(笑)


「八喜為」の本店は神戸の新開地というところにあるのですが、まぁ客層は9割がオヤジでした。

そこと支店の元町店は私と相方の思い出のお店なんですよね。

「飲むならココだぜ!」と私が連れて行ったのが発端なんですが(;^ω^)


ちなみにですね、新開地には「赤ひげ」と言う更に安い居酒屋もあります。

9割9分9厘客層はオヤジです!

刺身が180円とかだったような・・(笑)

オヤジのガヤガヤ声と煙草の煙にまみれて、当時20歳そこそこの私は落ち着いて酔っ払っていましたニコニコ



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-八喜為

クジラの串カツなんて久しぶりに食べたわ~。

相変わらずくせぇ!!(笑)

全く愛想ナシの銀のトレイに乗る串カツ達。もちろんソースは2度つけ禁止。1本70円から。安い!!



一時はドタキャンされて呆然としましたが、結果的には楽しい1日になりました合格


有難うユーミン

有難う八喜為


ペタしてね



原題に『死亡写真』と付いてるし、パン兄弟なのでてっきり『the EYE』のような幽霊系かと思ってました。
タイ・ホラーの『心霊写真』 みたいな。


美大に通うジンは才能も容姿も人より秀でていたが、何かが足りない・・それが何なのかが分からないモヤモヤをずっと抱えていた。


ある日ジンはたまたま事故現場に遭遇し、戸惑いながらも持っていたカメラのシャッターを切る。
現像して現れた本物の死体写真にジンは興奮を覚える。

そして、死の瞬間を次々と取り憑かれたかのようにカメラに収めていくのだった。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-AB-NORMAL BEAUTY/死亡写真


このヒロインであるジンは同性愛者という設定なんです。ジャスと言う恋人が出てきますが、このヒロインとよく似てるなぁ~と思っていたら、何と実際の姉妹でした。
しかも香港ではそこそこ売れてるアイドル・ユニットらしいです。ジャス役の方は、安倍なつみさんにも似ていますよ。
で、ヒロインに付きまとう気持ち悪い盗撮男が出てくるんですが、どう見ても劇団ひとりにしか見えません(笑)。

前半の1時間はとにかくヒロインが写真を通して「死」というものに惹かれ、幻覚を交えながらぶっ飛んでいく姿が描かれてます。
いろいろ考えてカットしたみたいですが、それでも少しダラダラと長く映るシーンもあり、ちょっと飽きてくる。

美大生という設定もあってか、なかなか淫靡的なビジュアル。

ヒロインがエキセントリックになって自ら人を殺めてしまうのか??と思っていたら、そこは愛の力。

あらら、ハッピーエンド??と思いながら見ていると、突然ガラっと方向が変わります。急いで座りなおしました。


俗に言う「スナッフビデオ」がヒロインの元に届き、これは本物か?犯人は誰だ?と言う謎を持ってはくるが、いかんせん登場人物が少なすぎる・・これでサスペンス要素はサヨーナラパー

前半の1時間部分を30分に変えて、後半をメインに持ってきた方が私には面白かったかも。
もしこれがハリウッドでリメイクされようものなら、恐らく後半部分がメインになるのではないでしょうか。

しかしこの「スナッフビデオ」の中身も、『ホステル』に比べるとスプラッタ要素はありません。多少の血が流れるのみです。
しかも前半部分でせっかくヒロインをエキセントリックに持ってきたのに、後半の展開ではただ怖がるだけの女・・なんてちょっともったいないですよ。
犯人を凌駕するほどの何かが欲しかったです。

まぁ、ラストの締めは良かったです。

え?犯人??
そんなもん、どーでもえぇんじゃい!・・と言うパン監督の声が聞こえてきます(笑)
この作品で1番アブノーマルなのは、間違いなく劇団ひとり似の俳優さんだったと私は思いました。


以下はネタバレを含みますので、読まれる方のみ反転してお願いします↓


推理をメインに持ってくるのが趣旨な映画だとしたら、完全に反則ですよ。
途中でチラッと出てきた本屋の男なんて、想定外もいいところ。

あのマスクの下から出てくる顔は、「やっぱり劇団ひとりだったのか!」となるか、とんでもなく崩れた顔のどちらか・・を期待してしまいます。

拷問やスナッフがメインじゃないにしても、ちょっとホラー要素が弱すぎるかな。

まぁ、「夢だった」とか「全て幻覚だった」とかを持って来られるよりは全然イイですけどね(;^ω^)




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07/05/24


ペタしてね

「バベル」とは、旧約聖書「創世記」に出てくるお話。

人々は天に届く塔を造ろうとしたが、神の怒りに触れて塔は崩れ落ちる。更に神は、人々を戸惑わせるため言語を分け分散させてしまう。そんなお話。

【モロッコ】幼さの残る兄弟。放牧の仕事をしているため、ジャッカル対策として父親が銃を手に入れる。そしてそれを兄弟に手渡し、仕事を任せる。腕の良い弟に嫉妬した兄は、遠くに走るバスに弾を命中できるか競い始める。

【モロッコ2】ある夫婦。心を通わす事のできない2人は、今回子供をアメリカに置いたまま2人きりでモロッコに旅行に来ていた。バスで移動中、突然妻が銃で狙撃される。
周りに病院はなく、言葉も通じない。夫は何とか妻を病院に連れて行こうと、他の観光客達と揉めながら路頭に迷うのであった。


【メキシコ】小さな子供を任されたアメリカに住むメキシコ人のシッター。しかしある日、母国メキシコに住む息子の結婚式当日、突然シッターの仕事を任される。断りきれなかったシッターは他に預け先も見付からず、仕方なく子供2人を連れてメキシコに向かうのだった。
ところが結婚式の帰り道、国境警察に国境越えを疑われ災難に遭う。


【日本】母親を突然失い、父親と衝突しながら暮らす聾唖者の女子高生。心にポッカリ開いた穴を埋めようと悪い友達と戯れる。が、それでも虚しさが残り自分の体をエサにし始める。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-BABEL


結構何かと話題でしたね。モロッコを訪れた夫婦にブラッド・ピットケイト・ブランシェット
メキシコではガエル・ガルシア・ベルナルダコタ・ファニングの妹のエル・ファニング。日本では役所広司さんに、新人女優賞ノミネートの菊池凛子さん。

この4つのエピソードが時間枠を交差させながら絡んでいくわけです。監督は『21グラム』アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ

『21グラム』もそんな感じの作品でしたね。

言葉の壁が人との衝突を生み、それは神が人に与えた試練。監督はそれを伝えたかったのでしょうか?壁が取り払われた時、人は何ものにも変えがたい何かを得る。

何となく伝えたい事は分かりました。
でもね・・・私はつまんなかったのでありましたダウン2時間半あります。長いです汗

1番不愉快だったのは【日本】のエピソードでした。

賞をノミネートされたりして水を差すのもナンですが、もっと可愛い子はいなかったのかな・・聾唖者の露出狂、見てて不愉快です。ハッキリ言って、このエピソードは邪魔だと思いました。

あとは何となく見れるエピソードではありましたが、バラバラになっていたパズルが完成したと思ったら、大した絵じゃなかった・・みたいな感じです。
ブラッド・ピットも、めちゃ老けてます。
しかし、【日本】以外の演技力はさすがだと思いました。小さな子役にしても然り。ケイト・ブランシェット、とってもキレイです音譜

かなり評価されている作品ではあるようですが、私には疲れた2時間半でした。

私はメキシコのシッター役のおばちゃんに賞をあげたいです合格



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07/01/14


ペタしてね

以前UPした『春夏秋冬そして春』 『悪い男』 に続き、韓国の鬼才キム・ギドク監督作品。


最初に言っちゃいますが、万人にお勧めできない作品です。

とても重く暗い内容で映画によくあるドラマティックな部分が全くなく、結局誰も幸せにはなれないお話でした。
更に、犬がお好きな方は恐らく最後まで見れないと思います。



韓国の米軍基地がある小さな田舎町が舞台。時代背景は70年代。
ウノクは片目が見えない。子供の時兄が自分で作った火薬銃で妹のウノクを撃ち、目を負傷してしまったのだ。

それからウノクは顔の半分を髪で隠し、人目を避けるように生活していた。米軍基地の医療設備なら簡単に治療できると聞いて、密かに英語の勉強をしていた。

ウノクに恋心を持つチフム。チフムは気が弱く、年下の不良少年達にいつもイジメられていた。

そんな時、ウノクといいムードになったかと思いきや、突如現れた不良少年達に目の前でウノクを犯される。チフムの心は、徐々に病んでくる。

イジメられてるチフムを唯一助ける黒人混血児のチャングク。

彼は母親と町はずれの無人バスで2人で暮らしていたが、町では混血児は相手にされず、母親の恋人でもあるケヌンの仕事を手伝っていた。
しかし母親はチャングクの父親でもある黒人兵士宛てに、出しては返ってくる手紙を何年も送り続けていた。

そんな母に苛立ちを覚え、チャングクは母に手を挙げる。それを知ったケヌンはチャングクを殴る・・の繰り返し。いつしかケヌンに憎しみを抱くチャングク。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-ADDRESS UNKNOWN


重い空気が延々と続きます。
中でも衝撃的なのは、犬商人であるケヌンが犬を殺して捌くシーンでしょうか。

70年代の韓国はまだ犬肉を食してたんですね。愛犬家はまず見れないでしょう。直接的なシーンはありませんけどね。

話の大部分は、韓国と米軍基地との関係にあると思います。

日本でも米軍基地があるわけで、周辺に住む人には登場人物達の気持ちが少し分かるかもしれませんね。

この3人の登場人物達がどんな末路を辿るのか。

私はチャングクの話が1番可哀想でなりませんでした。最後には皮肉の末路付きですから。

でも、ただ暗く重いだけの話ではないと思います。何かを感じ取れる映画・・ギドク監督にはその手の作品が得意分野なわけですからね。

秀作ではありますが、ほんと、誰にでもお勧めできる作品ではありません。

ギドク監督によると、実体験を含んだ内容のようです。私は今の時代、今の日本に生まれて良かったと思いました。



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07/01/08


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