原題に『死亡写真』と付いてるし、パン兄弟なのでてっきり『the EYE』のような幽霊系かと思ってました。
タイ・ホラーの『心霊写真』 みたいな。


美大に通うジンは才能も容姿も人より秀でていたが、何かが足りない・・それが何なのかが分からないモヤモヤをずっと抱えていた。


ある日ジンはたまたま事故現場に遭遇し、戸惑いながらも持っていたカメラのシャッターを切る。
現像して現れた本物の死体写真にジンは興奮を覚える。

そして、死の瞬間を次々と取り憑かれたかのようにカメラに収めていくのだった。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-AB-NORMAL BEAUTY/死亡写真


このヒロインであるジンは同性愛者という設定なんです。ジャスと言う恋人が出てきますが、このヒロインとよく似てるなぁ~と思っていたら、何と実際の姉妹でした。
しかも香港ではそこそこ売れてるアイドル・ユニットらしいです。ジャス役の方は、安倍なつみさんにも似ていますよ。
で、ヒロインに付きまとう気持ち悪い盗撮男が出てくるんですが、どう見ても劇団ひとりにしか見えません(笑)。

前半の1時間はとにかくヒロインが写真を通して「死」というものに惹かれ、幻覚を交えながらぶっ飛んでいく姿が描かれてます。
いろいろ考えてカットしたみたいですが、それでも少しダラダラと長く映るシーンもあり、ちょっと飽きてくる。

美大生という設定もあってか、なかなか淫靡的なビジュアル。

ヒロインがエキセントリックになって自ら人を殺めてしまうのか??と思っていたら、そこは愛の力。

あらら、ハッピーエンド??と思いながら見ていると、突然ガラっと方向が変わります。急いで座りなおしました。


俗に言う「スナッフビデオ」がヒロインの元に届き、これは本物か?犯人は誰だ?と言う謎を持ってはくるが、いかんせん登場人物が少なすぎる・・これでサスペンス要素はサヨーナラパー

前半の1時間部分を30分に変えて、後半をメインに持ってきた方が私には面白かったかも。
もしこれがハリウッドでリメイクされようものなら、恐らく後半部分がメインになるのではないでしょうか。

しかしこの「スナッフビデオ」の中身も、『ホステル』に比べるとスプラッタ要素はありません。多少の血が流れるのみです。
しかも前半部分でせっかくヒロインをエキセントリックに持ってきたのに、後半の展開ではただ怖がるだけの女・・なんてちょっともったいないですよ。
犯人を凌駕するほどの何かが欲しかったです。

まぁ、ラストの締めは良かったです。

え?犯人??
そんなもん、どーでもえぇんじゃい!・・と言うパン監督の声が聞こえてきます(笑)
この作品で1番アブノーマルなのは、間違いなく劇団ひとり似の俳優さんだったと私は思いました。


以下はネタバレを含みますので、読まれる方のみ反転してお願いします↓


推理をメインに持ってくるのが趣旨な映画だとしたら、完全に反則ですよ。
途中でチラッと出てきた本屋の男なんて、想定外もいいところ。

あのマスクの下から出てくる顔は、「やっぱり劇団ひとりだったのか!」となるか、とんでもなく崩れた顔のどちらか・・を期待してしまいます。

拷問やスナッフがメインじゃないにしても、ちょっとホラー要素が弱すぎるかな。

まぁ、「夢だった」とか「全て幻覚だった」とかを持って来られるよりは全然イイですけどね(;^ω^)




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07/05/24


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