昨日書いた韓流ホラー『Mirror 鏡の中』のリメイクが、この『ミラーズ』。
Jホラーや韓流ホラーがハリウッドでリメイクするのは今や珍しい事ではなく、数々の作品がリメイクされてきました。

この『ミラーズ』がリメイクだと言う事をご存知の方は少ないのかもしれませんね。なぜなら、オリジナルがそんなにメジャーな作品ではないから。


元刑事のベンは過去に立ち直れないほどのミスを犯し、今は廃墟と化したデパートで夜な夜な警備の仕事。 しかしこのデパートは5年前に火災を起こしており、閉鎖となった今も保険調査の関係で現場保存の状態だった。沢山の死者を出したこのデパートの巡回がベンの仕事だったが、朽ちた状態の中鏡だけは傷1つなく、その鏡に妙なものを見てしまう事からベンの精神状態は崩れていく。


最近はホラーをカップルで見るのが流行りなのでしょうか?
カップルで見てる方が多いように思います。
この『ミラーズ』も、カップルで見るには最適の作品かもしれません。

まぁ私の1意見ではありますが、オリジナルと比べて見てもさほど劣る事もなくソツのない感じ。
オリジナルを知らなくてもリメイク単体としての出来もいい。と言うかオリジナルとは別物で、リメイクと言うよりは「参考にさせていただきやした!」みたいな感じに近いかもしれません。

『鏡の中』の記事にも書きましたが、プロローグとエピローグがほぼ同じなだけで、物語の中心部分は全く方向性が違う。
韓流のオリジナルは心霊ものに対してハリウッド版はオカルト。

どう違うかと言うと、「この恨み、はらさでおくべきかぁ~」と言うのが心霊ストーリーで、人間に取り憑く悪魔のようなものが出てくるのがオカルト。
アジアのホラーは湿度の高い心霊もののホラーが多いですが、西洋の人は「怨み」とか「女の怨念が復讐しに来る」といった事にピンと来ないのではなかろうか。
逆に、私達アジアの人間には悪魔が~魔女が~・・と言う事にピンと来ませんよね。

話をストーリーに戻しますが、主人公であるベンは刑事時代に銃でミスを犯しアルコール依存症に陥ってしまうんですよね。しかも妻子持ちだったので別居。
もともとキレやすいのか、かなり自分勝手に我を通そうとするところが見苦しい。
銃で失敗した過去があるのに銃をパンパン撃ってんじゃねぇよむっ

ベンがデパートで拾ってきた邪悪な何かは、ベンの妻子宅へコンニチハパー
当然妻子に危機が迫るワケです。

あ~・・・何か書いてて限界あせる
面白かったところなんかを書こう書こうと思いながら書いていましたが、文句しか思い浮かばんわいショック!

この作品は、我らがホラーファンの期待の星であるアレクサンドル・アジャ監督ラブラブリメイク作である『ヒルズ・ハブ・アイズ』を見事に蘇らせてド肝を抜かれたワケですよビックリマーク
ホラーファンがハードル高く見てしまうのは致し方ない事ですアップ

垂涎もののゴアシーンは1つのみで、「オカルトなんだからしょうがない」と言うにはあまりにもストーリーが破綻しすぎている。
心霊ものなのかと思えば中途半端な推理ものに移行。
驚きの推理劇が見れるのかと思えばオカルトに移行。鍵を握る女性が出てきたと思えば、どうしようもない主人公が「俺っちの家族のために犠牲にならんかい!ゴルァ!!」と銃を向ける始末叫び

何より主人公がミスキャストだったと思うんです。
昔はそりゃ悪役が多かったキーファー・サザーランドですが、今や正義感たっぷり刑事の印象が強いじゃないですか。
突然落ちぶれた元刑事役には、なかなか脳がシフトしてくれません。しかもベンの性格が悪すぎる。

オリジナルを見てしまった私にはラストのオチも新鮮味なく、オリジナルのオチを上手に表現し直したにすぎない。

と言うワケで、監督経由で期待しすぎたホラーファンにはウケが悪いかもしれません。「あんた、オカルトなんて撮ってる場合じゃないやろ!!」と言う気持ちが沸々と・・

それ以外の方には、そこそこウケが良いかもしれません。

オリジナルの地味なオチを見て、「俺やったらこうするのにな~・・・」と素晴らしいオチのアイデアを思いつき、それだけに重点置いて軽く撮ってしまったのだろうか(;^ω^)

1つ思ったのは、リメイク作品でそこそこ成功させようとするなら、マイナーなオリジナル作品を選んだ方がベストなのかもしれませんね。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-Mirrors

MebiusRingΨ主食はホラーΨ-ranking

アレクサンドル・アジャ監督がハリウッドでリメイクしたオリジナル作品がこちら。元々は韓国ホラーなんですよね。
韓国ホラーと言えば心霊ものですが、この『Mirror 鏡の中』も例に漏れず心霊もの。
リメイクが派手だけに余計に地味に感じてしまいますが、オリジナルとリメイクは切り離して見た方がいいと思います。

プロローグとエピローグはほぼ同じで、中のストーリー展開も基盤は似ていますが方向性が全く別物。

まずはオリジナルのご紹介から。

元刑のウ・ヨンミンは過去に立ち直れないほどのミスを犯し、今はコネでデパートの警備室長として働いていた。しかしこのデパートは1年前に火災を起こしており、いろんな問題を抱えての再オープンとなる。だが更にオープン前にデパート社員が立て続けに怪死すると言う事件が起き、そこにヨンミンの元同僚であるハ・ヒョンス刑事が乗り込んでくる。


本当に地味な運びではありますが、30歳そこそこだったキム・ソンホ監督のデビュー作である事を差し引いても、なかなかお上手な韓国ホラー映画だと思います。
鏡の使い方も巧みです。

作品の最初から最後まで左右対称である鏡に拘っており、若干そこが長くてしつこい感じも受けるのですが、韓国映画特有の悲しい過去の話や登場人物達の心理描写でウマく緊張感を保っていると思いました。

心霊系を基盤にしたサスペンスものですね。これも韓国ホラー特有でしょうか。

ウ・ヨンミンの犯した刑事時代のミスとか、ハ・ヒョンス刑事との関係、事件のキーとなる女の過去の話などがやや雑なのですが、そこをもっと煮詰めて表現できれば更に上質なサスペンスに仕上がっていたのかな?と言う印象も持ちました。

ウ・ヨンミンを演じるのはユ・ジテ。めちゃくちゃ身長高いですよ、この俳優さん。他の俳優さんみんなが小さく見えます。
特に、ウ・ヨンミンの伯父チョン・イルソンを演じているキ・ジュボンなんかは元々が小さいので、ユ・ジテと並ぶと凄い身長差ですよ。
ちなみに、警備員役でチョロチョロと出てくる小さなおじさんがいるんですが、キ・ジュボンの本当のお兄ちゃんなんだそうな。

ハ・ヒョンス刑事を演じたのはキム・ミョンミン。
韓国版『白い巨塔』で財前五郎を演じてた俳優さんですね。
う~ん、カッコいい♪
この映画の主人公はウ・ヨンミンだけではないですね。お二方ともイイ感じでした。

鏡に関した絵の話なんかも興味深かったです。
韓国ホラーの中では確かに地味ではありますが、好印象です。
ベタベタなサスペンス好きには、リメイクよりこちらオリジナルの方が面白く感じるのではないでしょうか。


画像の下にネタバレが書いていますのでご注意下さい★


MebiusRingΨ主食はホラーΨ-Mirror


MebiusRingΨ主食はホラーΨ-ranking



ストーリーの中で、鏡に残った手形だとかウ・ヨンミンが息で曇らせるシーンが何度かあったにも関わらず、最後に生かせなかったのが残念。
アジャ監督も、多分同じ事を思ってリメイクに生かしたのでは。

日本でも今年の4月に公開が決定しているリブ・タイラー主演のスリラー。邦題は『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』との事です。


またしてもカップルがえらい目に遭う話。
しつこいようですがカップルに怨みはありません( ̄▽ ̄;)

だいたいの作品は幸せそうなカップルに悲劇が訪れるものですが、この作品に出てくるカップルは破局寸前。
淀んだ空気の中に訪れる更なる悲劇!ジーザス・・ガーン(←ちょっとコレ気に入った)

友人の結婚披露宴に出席した帰り、クリステン(リブ・タイラー)とジェームズ(スコット・スピードマン)は人里離れた別荘へ向かう。しかし帰りの車の中からの空気は最悪。ジェームズはクリステンにプロポーズしたのだが、いい返事は貰えなかった。 別荘に着いてからもギクシャクしていたのだが、そこへ誰かがドアをノックする。時計は午前4時。暗がりで顔は見えなかったが、一人の女性が「タマラは居ますか?」と尋ねてきた。聞いた事のない名前だったのでただの間違いかと思っていたのだが、ジェームズが少し留守している間にまたしても激しくドアを叩く音が。怯えるクリステン。そして悲劇は始まる。


EdenLake 』や『StormWarning 』よりも1番『ファニー・ゲーム』のノリに近いです。
ただし、この『ストレンジャーズ』は実話を元に作られた作品だそうなので、より一層恐怖を感じながら見る事が出来るかもしれません。

凄い勢いで家の中に入って来ようとするんですが、ドアを壊さんばかりの描写でクリステンを派手に怖がらせておいて、実は既に侵入していますよ~と言う静かな恐怖も味付けされているので、「志村うしろうしろ~!」と言う楽しさも味わえます。

とにかくリブ・タイラーの怯え方がウマいグッド!
清純派のイメージがあったのでこんなホラーみたいな映画に出て大丈夫か?とも思ったりしたのですが、基本的に演技がお上手な方はどんな映画に出ても大丈夫なんでしょうね。
ただ、やっぱりムチャはできませんね(;^ω^)
お嬢様は怯えるのみです。そりゃ怖いでしょうけど、この手の作品は女がランボーメラメラ化してくれないとカタルシス爆発しないんだよね。
お嬢様ならお嬢様で、変に煙草をフカすシーンは余計ダウン
あと、あまり意味を感じないので冒頭の変な時間軸の演出も余計。

襲ってくるのはお面をかぶった3人組。
リブ・タイラーを怖がらせる事に興奮を覚え、それのみに力を入れている感じです。猫がネズミをいたぶってる風な。
でもですね、それがめちゃくちゃ長いんです!

いつになったら対決するんじゃ~~あせる
と思ってたら、本当に最後の方にようやくご対面です。
「実話を元に作られてます」と言う謳い文句に救われている作品のような気がします。
この作品の脚本&監督も新人さんのようなので、更に力を付けて下さる事を期待します。

何となく似ているんですが、私はケイト・ベッキンセール主演の『モーテル 』の方が怖かったし面白く思えました。

まぁ、男が役に立たないといった事はだいたいの作品に共通しますね得意げ
この作品、3人組の訪問者が襲ってくる恐怖はソコソコ感じられたのですが、私はもっと違うところに恐怖を感じましたよ。

ジェームズは当然プロポーズの返事にOKを貰うつもりだったので、別荘ではお祝い用のテーブルが用意されていて、更にはベッドに花びらが撒かれているブーケ1
そんな中「・・・・・・・。」と言う感じの2人むっ

怖いわ!!あせる

友人の結婚式に出席した女は「いいな~ラブラブ!私も結婚したいわドキドキ」と言う心理になるとジェームズが勝手に思い込んでの作戦だったのだろうが、見事外れてお気の毒。

何度も言いますが、カップルに怨みはありませんドクロ


画像の下に、ラストに触れる事を書いてますのでご注意下さいませ★


MebiusRingΨ主食はホラーΨ-The Strangers


MebiusRingΨ主食はホラーΨ-ranking





「一体何が目的なのか!?」ってのはリブ・タイラーでなくとも気になるところですが、登山家に「なぜ山に登るのか」と聞くようなもんでした。

午前4時、もし居留守を使っていたとしたら襲われなかったのかも?
あちこちの家のドアを叩き、偶然にも「なんスか?」と出てしまったジェームズ達にロックオンされた感じです。

最後の殺され方は良く言えばリアル。悪く言えば地味。
しかも最後の最後、あの終わり方で締めくくって良かったのかどうだか疑問が残る。きっと考え付かなかったんだろうな~(;^ω^)昭和の心霊ものかよ!!

またまたカップル達がえらい目に遭うお話。言っておきますがカップルに怨みはございません( ̄▽ ̄)


この映画もまだ日本には来ていませんが、原作は「シンプル・プラン」のスコット・B・スミスで、映画の脚本も担当している事から原作に忠実ではあります。
出来はなかなかのものだし、制作はDreamWorksがバックに付いているので国内DVD化の可能性は非常に高いと思います。

ホラーはホラーですが、ちょっと変り種。

アメリカの大学生カップル2組がメキシコに卒業旅行にやって来る。リゾート気分を満喫していた4人だったが、そこに連絡が取れなくなった弟を探しに来たドイツ人のマティアスと知り合う。コアな古代遺跡まで行くと言うマティアスに興味を持った4人は、制止する現地のタクシードライバーの言う事も聞かずにジャングルの中へ向かう。 マヤ遺跡の前まで辿り着いた6人だったが、そこに突然原住民らしき集団がやってきて襲われる。行き場を無くした若者達は、後に聳え立つマヤ遺跡に登るしかなかった。しかしそこには恐ろしいモノが待ち構えていたのだった。


アメリカ人カップルはエイミー、ステイシー、ジェフ、エリックの4人。
エイミーはジェナ・マローンなんですが、なかなかムカつく女ですよ。ジェフと言う彼氏がいながら、ついつい酔っ払って男前のマティアスに色目使うんですよねー。
マティアスを演じているのは、去年私が大感動した『アクロス・ザ・ユニバース』に出ていたジョー・アンダーソン。
まさかこの映画に出てくるとは!今回もバッチリ男前でしたドキドキ

彼氏のジェフを演じていたのは、『テキサス・チェーンソー』などに出ていたジョナサン・タッカー。冴えない医大生の役どころで、最初はイイとこ無しです。
この俳優さん、小顔なワリに首がぶっとくないですか?デミ・ムーアばりですよ。

遺跡に登ったはいいけど、不気味な死体は発見するし携帯は繋がらないし降りたら原住民が矢を持って待ち構えているしで、もう四面楚歌。
そんな時、井戸から携帯が鳴る音が聞こえるんですよ。

古びた綱に何の不安も見せずにマティアスが「よっしゃ!俺降りて見てくるわさ。」と男気を見せるのはいいんだけど、やっぱり綱は切れてマティアスは井戸の下に落下。

綱を引っ張るのは男の力が必要なので、「え~と、エイミーかステイシーどっちか降りて様子見てきてよ。」と言う案が出たら、エイミーすかさず「私絶対ヤだむっ」と大拒絶。
気を利かせたステイシーが「じゃ・・私が・・」と言うんだけど、「えっ・・そんな・・じゃあジャイケンで決めようか。」と言う事もなく「マジ?さんきゅ!」と安堵するエイミーむかっくっそーーこのアンジェラアキめ!最初に原住民に襲われたのだって、危機感そっちのけでカメラをパシャパシャ撮ったからだろーがパンチ!

この四面楚歌状態の中、更に遺跡には人を襲う何ものかがいたワケです。
何ものかっつーのは植物なワケですが、パニック映画によくあるような人をバクバク食うタイプではなく、ジワジワと人間の神経を壊してから肉体に入り込んでくるタイプなんです。

傷口から侵入してくるらしい植物は、まず大怪我したマティアスをターゲットにしてくる。
井戸に落ちた時に足をダメにしているので、「このままじゃ死んじゃうから、麻酔無しで足切ろうぜ!俺医大生だしさ!」とジェフが提案。
足を切断するシーン、死にそうですあせるあぁ~・・・男前のジョー・アンダーソンが・・。

ステイシー(ローラ・ラムジー)も怪我していたので植物の侵入を気にしていたのですが、自ら体を這い回る植物に気が付き呆然。

そこで医大生ジェフの出番パー
結構深くまでエグって植物を取り出します。痛い叫び
でももうステイシーの精神は崩壊寸前で、謎の植物が咲かせる気持ち悪い花からもそそのかされ大パニック!
このパニックぶりが1番ドキドキしたかも。

もぉぉ~~~ダメあせる
いい加減降りて逃げよう!!
・・と言う案が出るが、はてさて生き残れるのか???

最初は何が目的か分からない原住民達でしたが、分ると納得の行動です。

監督はまだまだ若手のカーター・スミス37歳。
狭い空間だけのサバイバル、なかなかお見事でしたグッド!



▲▽▲▽▲以下ラストに触れます▽▲▽▲▽
















結局、あのあとに来た人達はどうなってしまうのだろう。
また同じく悲惨な目に遭うと言う事なのか、それとも「やっぱり助けを待ってたら良かったのに~」と言う事なのか?

どちらにしても寄生されたエイミーが外へ出てしまったのだから、やはりムカつく役どころには違いない。
全てお前のせいだ!!


MebiusRingΨ主食はホラーΨ-RUINS

MebiusRingΨ主食はホラーΨ-ranking