ホラーがお好きな人なら知らないって方はいませんよね?
オリジナルは1978年に、ジョン・カーペンターの手によって制作されました。
有名なジェイソンのホッケーマスクも、この『ハロウィン』からヒントを得たとの事です。

今見ても血湧き肉踊るようなスプラッタ描写はなく地味ですが、低予算ながらカーペンターは非常に素晴らしい作品を作り出してくれたのが解るのではないでしょうか。

今回、このリメイクを担当したのはロブ・ゾンビ監督。
『マーダー・ライド・ショー』『マーダー・ライド・ショー2/デビルズ・リジェクト』の監督さんですよ。『グラインドハウス』のフェイク予告も担当してました。

リメイクでは、オリジナルではあまり語られなかったマイケルの子供時代にスポットを当てています。マイケルって誰?って方、とりあえずストーリーをご紹介。



少年・マイケルは貧しい環境の中に居た。ポールダンサーの母・その恋人・姉・妹の5人暮らし。貧しい上に環境も最悪で、母親の恋人は働かず暴言を吐き家を荒らす。マイケルの心の拠り所は母親と赤ん坊である妹・ローリーだけ。 そんな環境の中、マイケルは着実に悪魔へと変わりつつあった。小動物を殺し写真を撮っているのが学校側にバレ、小児精神鑑定人としてルーミス医師が現れる。ところが既に遅く、マイケルは自分を目の敵にする同級生を殺害。更には母親の恋人を殺害。続いて姉を殺害する。 マイケルは刑務所に送り込まれるが、15年後に脱走し故郷であるハドンフィールドに舞い戻ってくる。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-HALLOWEEN


この映画の殺人鬼は、ハッキリと「マイケル・マイヤーズ」と言う人物と分ってます。
そのマイケルが幼少期に一体どんな環境に居たのか、このリメイクでは詳しく描いてくれています。
作中ルーミス医師のセリフでもあるのですが、「先天的なものと劣悪な環境での後天的なものが合わさり、悪魔が生まれた」といった言い回しがありました。
うーん、なるほど・・です。

人を1人殺そうなどと決心をつけるのには、相当な心の葛藤があって然りだと思います。ですがマイケルは、お菓子を食べている最中に殺しを思い立ったりと、全く罪悪感も良心も感じさせません。
このマイケル少年を演じるのはデーグ・フェアと言う少年なのですが、ほんとにふてぶてしい顔をしています!(笑)
ですが妹のローリーを抱っこしたり話しかけたりする時は、普通の優しいお兄ちゃんなんですよね。
この映画がデビューのようですが、驚く事にこのデーグ君は8歳で既に監督・脚本・編集を担当し短編映画を作り上げているそうです。

マイケルの母親役には、ゾンビ監督の奥様でもあるシェリ・ムーン。
『マーダー・ライド・ショー』では甲高い声を上げながら若者達をビビらせていましたが、今回はビッチな母親ながら殺人を犯した息子を心から愛する、とても優しい母親です。
ポールダンスしているシーンがあるのですが、正直あまり必要性は感じませんでした(笑)監督のサービスでしょう。

他にもゾンビ・ファミリーが沢山出演しています。
ダニー・トレホなんかは刑務所(だったかどうか忘れちゃった)に勤めている人の役なんですが、「俺も入ってた事がある」なんてセリフ、実際の話ですから!
保安官役にはブラッド・ドゥーリフなんて出ています。ホラーファンならピンときますよね?
あの「チャッキー」の声の人です。

そして今回目玉の人は、ルーミス医師を演じたマルコム・マクダウェル。
言わずと知れた『時計仕掛けのオレンジ』で主役を張った方ですよ。この『~オレンジ』での役どころは、精神に異常をきたしたような凶暴性を持ち合わせた役だったのですが、それが今回マイケル少年の精神世界を唱えるなど皮肉で面白いじゃないですか?
ドゥーリフ然り。

15年後、成長したローリーを執拗に追いかけるマイキーですが、ここからの追いかけっこが前半と対象すぎて飽きがきてしまう可能盛大です。
非常にエロなシーンは多く取っているのですが、似たり寄ったりでそれも飽きてしまう。
何より、私的にはローリー役のスカウト・テーラー・コンプトンに全く魅力を感じませんでした。オリジナルではジェイミー・リー・カーチスの役どころですからね。叫ぶというよりは喚いてました。


ルーミス医師などは「結局何したんだ??」と思ったりしましたが、まぁ良しとしましょう(;^ω^)ツッコミどころは結構あります。

ゾンビ監督だけあって入ってる音楽もカッコ良いし、特に前半はテンポ良いです。KISSなんかは完全に監督の好みらしいですし。

ゾンビ監督自身のバンドであるホワイト・ゾンビですが、このバンドの「Never Gonna Stop」と言う曲のPVでは『時計仕掛けのオレンジ』をパクってます。

オリジナルの作風を大事にしつつ、自らの好みをふんだんに取り入れた面白い映画である事は間違いないです。
私としては、もっと前半部分を見たかったですが。

続編もゾンビ監督が撮るとの事ですよ。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-ranking
08/10/29

タイトルからもジャケットからも「あんまり期待しないでつかぁさい」と言う香りがプンプン臭ってました。
なので後回しにしていたのですが、ちょっと良い評判が耳に入ってきたので見てみる事に。耳に入らなかったら、もしかしたら永遠に見る事がなかったかも。

原題は『BOTCHED』となってますが、訳すと「へたこいた~~」と言った感じでしょうか?
ジャケットに写っている冴えない顔で倒れている男は主演でも何でもなく、劇中でもただの冴えない男です。ジャケット選択ミス!!


MebiusRingΨ主食はホラーΨ-Botched

マフィアに雇われているプロの盗み人リッチーは、ある日宝石を盗んで逃走する途中に事故に巻き込まれ仕事に失敗。危うく始末されかかったリッチーだが、何とか首の皮1枚繋いだ状態となる。今回ボスに頼まれた仕事は、某ビルの最上階にある十字架を盗んでくる事。リッチーはモスクワまで行き用意された2人の仲間と一緒にビルに入るが・・


映画冒頭は高級オークション会場から宝石を盗むシーン。主演と思われるリッチーはマイナーなホラーには珍しくちょっと男前。実はスティーヴン・ドーフでした(驚)
『ブレイド』なんかが印象に残ってますが、なんでこの方をジャケットに載せないのか疑問です。日本ではこの映画を売ろう!と言う意気込みが全くないんでしょうね。

映画を再生してしばらく、主人公のリッチーが十字架を盗りにビル内に進入するあたりまで「あれ?これってホラーだったよね?」と心配になってしまうほどホラーの要素ゼロです。むしろ見せ場のないアクション映画のよう。

ボスから用意された現地での仲間はヘンテコ兄弟なんですが、どうにもこうにも仕事のできないバカ兄弟なんですよ。ボス、あんた本当に十字架欲しいのか!?と疑いたくなります。
仕事ができないと言うより、足引っ張りまくりです(笑)見ててイライラします。
兄の方が特にどうしようもないバカで、冷静に判断すると言う事が全くできないんですよね。なので兄のミスのせいで十字架はパクったものの、乗ったエレベーターでトラブルに巻き込まれ地下に行ってしまう。

ようやくここからホラーな展開の始まりです。
エレベーターで乗り合わせた数人を人質にして地下に立て篭もり、何とか脱出を計ろうとするおバカ3人組。
実はその地下に恐ろしい殺人鬼が潜んでいたのであ~る。と言うストーリー。はぁ、そうでしたか。突然の首チョンパからようやく私の眠気を帯びた目にも生気が漲り、「よっ!待ってました!」と言わんばかりの気持ちに。
とは言えこの映画がコメディ寄りなのは変わらないワケで、出てきた殺人鬼もリッチーの仲間である兄弟を凌駕するほどのバカ!
人物設定はどうしようもないのですが、ちょっとしたゴアな場面やトラップなどは良い感じ。ネズミと言い、小道具の使い方が面白い。

人質となった中の1人にバリバリのキャリアウーマンがいるのですが、ちょっぴりミラ・ジョヴォヴィッチ風。彼女が痛い目に遭うシーンが1番インパクトありました。
リッチーが何度か「俺を信じろ」と言うのですが、あんたツイてないんでしょ~が!と、同じく何度かツッコんでしまいました。
おどろおどろしいホラーな展開は微塵も感じませんでしたが、何だか憎めない・・そんな感じ(笑)
ラストもちょっと意外で良かったです。終わった後にスッキリした気持ちになるホラーって、ちょっと最近では珍しいかもしれません。
拾い物でした♪

牛さんの下にネタバレを含むツッコミが書いてますのでご注意下さい★


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冒頭の宝石を盗もうとして事故に巻き込まれるシーンですが、同乗者が命を落としてるのに主人公は無傷で宝石を抱えて車から脱出。
その後、横から来た車に撥ねられるも無傷。

ラストにはボスに褒められ大金を手にし、更には彼女までこさえてしまった主人公リッチー。

一体どこがツイてないってんだよ(笑)
                               08/11/02

ドルフィン・ホテル1408号室。ここに泊まれば必ず死ぬ。



キングでホテルって『シャイニング』がパッと頭を過ぎりませんか?更に共通する事は、主人公の男の精神が少しずつ破壊されていくと言うところ。
洋画ですから、ゴーストなど派手に視覚でバーン!と脅かせるシーンもあるのですが、じわりじわりとした地味で身震いしそうな恐怖も上手に交じり合ってました。
キングの作品は長いので、短く映画にまとめるのが難しいですよね。でもこの原作は短編なので、逆に映画のために膨らませたようです。

『ミザリー』『シークレット・ウィンドウ』などと同じで、主人公は小説家と言う設定。


幽霊などの超常現象が起きると噂の場所に行っては、それを本のネタにするために足を運ぶ作家のマイク。しかし人気の方はイマイチ。そんな時、1枚のポストカードがマイクの元に届く。そこには「ドルフィンホテルの1408には泊まるな」の文字が。興味津々で調べてみると、そのホテルの1408号室では50人を越える死者が出ていたワケです。で、「こんな美味しいネタ逃す手はないわいな」とマイクはドルフィンホテルにレッツらドンドンッ


作家マイクを演じるのはジョン・キューザック。私はあまり好きな俳優さんではないんですが、なかなか好演しておられました。でも欲を言うと、ヨダレ垂れ流すくらいのイっちゃった演技が欲しかったかも。

このドルフィンホテルの支配人はサミュエル・L・ジャクソンなんですが、出演時間はそんなにありません。
「1408に泊まらせてくれやー」と来るマイクに対し、「1時間で死にまっせ。やめときなはれ。」とアレやコレやの小物を使って引き止めるワケです。

このマイク。超常現象の本を執筆しているにも関わらず、自分が1番その手の現象を信じてないんですよね。なので、その1408の部屋で恐ろしい事が起こる・・とどれだけ言われようと全く馬に念仏なワケですよ。

支配人に恐怖のプロローグをプレゼントしてもらい、結局は部屋にチェックイン。

部屋の中は恐怖とは無縁の全くの普通の内装。「やっぱりガセか。」と小バカにしていたマイクだったが、突然ラジオからカーペンターズが流れ初める。
最初は小さな恐怖からの始まりで、マイクは喜んでさえいるんです。「ほお!こう来たか!次はどう来るんだ?」と言うようなノリですよ。

コップに落ちる1滴の雫。でも、これが延々と続けばコップから溢れ返りますよね。「もう止めて!」と言っても既に遅し。マイクは自分の中でいっぱいになった恐怖を素直に認め、「俺の負け!もういい!帰る!!」と逃げ出そうとするのですが、部屋はマイクを離さない。

この出来事はホテルの1室で起きてるワケで、扉を開けさえすればお客や従業員が沢山いるんですよ。でも出れない。それって凄く怖くないですか?

そして、この部屋が与えてくる恐怖はジワジワと精神を破壊してくるので、マイクは必死に精神を保とうとします。肉体への攻撃よりも、精神的な攻撃の方が恐怖度は高いです。その辺はキングの十八番ですよね。

誰かの嫌がらせなのか幽霊の悪戯なのか、妄想なのか幻覚なのか、ぐいぐい引っ張ってくれます。ちょっと途中で「長いな・・」と感じてしまいましたが、十分怖くて楽しめました。

監督はミカエル・ハフストローム。当初はイーライ・ロスに話がいってたそうですが、キングが却下したそうな(笑)



ちなみに私はコレ2007年の暮れに見たんですが、キング原作で有名な俳優さんが出てるワリには日本公開が遅かったですね。なんでだろ。


画像の下にネタバレが書いてますのでご注意下さい★



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-1408


MebiusRingΨ主食はホラーΨ-ranking





結局は全て曖昧に終わってしまいました。
幽霊の仕業だったのかそうでなかったのか。でも、手元に残ったボイスレコーダーに亡くなったはずの子供の声が入ってたんですよね。
それを聞いて驚く妻。そして「俺は本当に超常現象を体験してたんだ。」と言う確信の微笑。

ホテルの支配人は結局何者だったのか・・・。

これは尻切れトンボではなく、なかなかウマい終わり方だったのではないでしょうか。

オリジナルの『着信アリ』も着想のみでオチまで面白みは続かず、2にいたっては空回り。ファイナルは見てもいません。(漫画は読みました)

アジア独特の心霊ものがハリウッドリメイクで成功するのは、かなり難しいのではないでしょうか?

このリメイク作品、パッケージは非常に素晴らしいツカミだと思います。惹かれました。


だ~

け~

ど~・・・


数ヶ月前に見たこの映画、全くと言っていいほど記憶に残っていません(驚)
思い出そうと頑張りましたが、全然思い出せません!こんな作品も珍しいです(;^ω^)
きっと腹の立つほどつまんない事もなく、何もかも薄い作品だったんだと思います。

ちょっと思ったのは、オリジナルで唯一良かった死の着信メロディが使われていなかった事。
私は自分の携帯の着メロにもしていたのですが、鳴る度にドキッとするくらい恐怖を煽る旋律・・戦慄の旋律・・
(寒ッ)でした。


それを何の変哲もないメロディに変えてしまうのは、少々もったいなかったのではないでしょうか。

でもホント、それ以外何1つ思い出せません。
ある意味驚愕の作品です。もう1度見直そうとも思えない。

MebiusRingΨ主食はホラーΨ-One Missed Call


MebiusRingΨ主食はホラーΨ-ranking


今回は映画ではなくアメリカのフラッシュアニメのご紹介。
MebiusRingΨ主食はホラーΨ-Happy Tree Friends


これがDVDジャケットなんですけど、どうですか?可愛いでしょ?
ですがお子様やグロに耐久性がない方にはお勧めできません。かなりスプラッタなアニメなんですよドクロ

セリフと言うセリフはなく、1本の話も2分程度。DVD1枚は20分ほどです。
Happy Tree Friends(以下ハピツリ)に出てくるキャラクターは20匹前後で、全て可愛らしい(中にはそうでもないのもいる)動物の姿をしています。

1匹1匹ちゃんとした個性もあって、上のジャケットに写っているのはウサギのカドルス。主役っぽい位置にいるのですが、よく被害に遭ってさんざんな死に方をしています。

ストーリーはどれも少ない時間の中で有り得ないようなトラブルが起き、次々とキャラクター達がグロ死していくと言うもの。
ホラーに慣れていない方が間違って見てしまったら、眉をひそめてしまうと思います。子供が見たら悪夢を見るかも(;^ω^)可愛い動物達が虐殺されていく内容ですからねあせる

このファースト・ブラッドはまだ初回の方なので、まだマシです。
1番最後に私の好きなキャラであるフリッピーが出てくるのですが、ベトナム帰還兵と言う設定で2面性を持っており、スイッチが入ると仲間達を次々と惨殺していくんですよ。
このフリッピーの活躍は、セカンド・セービング以降で見る事ができます。

本編は20分ほどしか入っていませんが、特典映像が非常に詰まっています。
監督&スタッフ達によるコメンタリーが本編より長いのですが、本人達が作り上げていった経緯を思い出し、爆笑しながらトークを繰り広げています。
若干退屈しましたが、ずっと聞いているとこっちまで可笑しくなってきました(笑)

めちゃくちゃブラックではありますが、私はかなりツボなアニメです。
いろんな映画やキャラクターをパクっているのも、見どころかもしれません。
物語の最後には、ストーリーと関係あるのかないのか全く解らない格言のようなメッセージ付きです。

ハピツリの中で好きなキャラを見つけるのも楽しいですよ。お勧めアップ

Happy Tree Friends 

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