8歳で吉原に売られて来たきよ葉は玉菊屋NO.1の花魁である粧ひに仕える事になり、女郎としてのイロハを叩き込まれる。
ハネっ返りで何の決まりも守らないきよ葉だったが、名は売れ花魁道中の番が回ってくるまで登りつめる。
原作は安野モヨコの漫画で、監督は今回デビューとなった蜷川実花。元々は写真家さんらしいですね。
原作漫画も読んだことないんですが、地上波で流れていたので見てみました。
私の中での吉原映画最高峰は、もちろん五社英雄監督作品。比べちゃダメですか?
でも、吉原映画なら比べてしまうのは致し方ないですよ。頭から離して見る事ができません。
映像が美しいとの事ですが、それを1番に持っていきたいならPVか写真集で良かったんじゃないですか?
漫画なら面白いかもしれませんけど、映画で見るにはストーリー薄すぎてキツかったです。
土屋アンナさんは『下妻物語』では大当たりだったのに、この作品の女郎役はまるで大根。
廓の中での悲喜こもごもな展開も割とアッサリで、男に騙されて涙を流すなんて女郎じゃなくても誰でも経験する事なんじゃないの?・・とあまり同情する感情も湧いてこない。
折檻にしても床でのシーンもアッサリ。
私はスケベなおっさんじゃないけど、吉原映画出るならもうちょっと脱ぐ根性が欲しい。監督側も女優泣かせるくらいの根性欲しい。
木村佳乃さんの顔付きは美しく、変にキレイに見せようとしていない演技は好感を持った。
彼女がカミソリを手に持った時、『吉原炎上』の藤真利子さんが頭に浮かびました。なので比べてみると、やはり木村さんのシーンは湿っぽさも可哀想な女度も非常に物足りない。
そう言えば、藤さんの悲惨なシーンでも金魚が出てましたよね?吉原に金魚は必需品なのだろうか。小鳥とか金魚とか、比喩し易いですもんね。
唯一ビックリしたのが菅野美穂さん。着物の歩き方が下手だな~・・と思いながらも、激しい濡れ場に驚きました。彼女は演技派なのでとっても好きです。
名の売れた俳優さんはもったいないくらい出演しているようですが、一体何がしたかったのかサッパリ分からなかったです。
土屋アンナさんは時代を物語る廓には不似合いなお顔立ちですが、敢えて現代風にしたかったのなら茶髪か金髪にするくらい派手に覆して欲しかったです。
廓詞も全く似合わない。
お好きな人すみません。でも私はダメでした。
お口直しに五社作品をお代わりする事にします。
08/05/12







