この映画は70年代にロジャー・コーマンによって製作されたものですが、なんと去年ジェイソン・ステイサム主演でリメイクされました。
確かにリメイク作は派手な仕上がりでほどほどにグロく、まずまずの面白さだったとは思います。
・・が、やっぱり映画本来の面白みはオリジナルである『デスレース2000』に軍配が上がるのではないでしょうか。
時代は西暦2000年。アメリカ国家は乱れており、国民の娯楽と言えばN.YからLAまでを横断するレース!
しかしただのレースではなく、道を遮る人々を轢き殺すとポイントアップされると言う正にデスレース。
出場するのは猛者揃いの5人。1番の有力株は不死身のフランケンシュタイン。そしてライバルのマシンガン・ジョー。
優勝を賭けて今レースがスタートする![]()
主人公のフランケンはレースの度に大怪我を負っており、顔も体もツギハギだらけと言う設定。だからフランケン。
この役にはデヴィッド・キャラダインが扮してます。『キル・ビル』のビル役の人だと言えばピンと来るでしょうか?
フランケンは黒いマスクに黒いマント、全身黒尽くめなワケですが、もちろんマスクを取ってお顔を見せてくれます。
男前なのか普通のおっさんなのか、とっても微妙なお顔立ち(;^ω^)
とは言え、残虐非道かと思われたフランケンですが意外にジェントルマン。キャラダインの顔も品があるので、ニヒルな悪と言うには少しムリがある気がしました。
そしてジェントルマンな上に恋に一途。いいのかそれで。
レースの参加者は5人ですが、全てにナビゲーターを主とした助手が付いてます。フランケンの助手はピッチピチ(古いか・・)の美女アニー。
しかし、人を轢き殺してポイントを稼ぐと言った非人道的な事に反発するレジスタンスがレースの妨害を図っており、アニーはレジスタンスの一員だったワケです。
隙あらばフランケンの邪魔をしようと送られたスパイなのですが、フランケンの魅力にハマりつつあるアニーは決意も揺らぐ。
レーサーの助手と言うのはナビの他に夜のオツトメも含まれてるんですよ。そういう設定があるからなのか、この映画には女性の裸が惜しげもなく出てきます。アニーはキレイな女優さんなので、思い切りの良さはアッパレです。
人を轢くと点数が課せられるワケですが、お年寄りや子供はポイントが高かったりと、非常にブラックの効いた設定です。
この映画は決して笑いを誘うシーンなどは無いのですが、ところどころ笑ってしまいます。
まず、レースに用いる特殊な車のビジュアルが既に驚きポイント。
昭和の暴走族すら平伏しますよ!
でも観衆は「おお
すげぇ
」というようなリアクションですから、噴き出さずにはいられません。主人公の車が1番笑いを誘います。
何だかんだ言いましたが、決して駄作ではなく70年代に作られた紛れもなく素晴らしく面白い映画なんですよね。
当時としては近未来な建物が冒頭に現れますが、22世紀のドラえもんの世界を書いたような建物なのに対し、レースで走る道は古臭い田舎道ばかり。
そんなこんなの突っ込みどころ満載な内容なのに、真面目に作ってありまっせ!・・と言う意気込みをヒシヒシと感じます。
フランケンの宿敵とも言うべきマシンガン・ジョーには、スタローンが演じてます。
『ロッキー』でヒットする少し前なのですが、フランケンとタイマン勝負のシーンでは「ロッキー
本気を出せ
」と、思いながら見てしまったり(;^ω^)
アンモラルな設定なのになぜかおかしかったり、全編勢い良く笑わせるのかと思えばダラダラしたり・・
とにかく魅力溢れる作品です。
08/06/08

