英国文学最古の英雄叙事詩とされる『ベオウルフ』の数度目の映画化。
なんか『300』 っぽいな~・・と思ってたら、何とジェラルド・バトラーも前回の『ベオウルフ』に主演されてたんですね。

この映画の売りは、まず3Dでの上映が基本となっていた事。
しょーもない事に、私は3D上映されていない劇場で見てしまいました(HAT神戸)。
もう1つの売りは、アンジェリーナ・ジョリーの見事なプロポーション。
見てみて「はぁ~・・なるほどね~ひらめき電球」と思いもしましたが、これってフルCGじゃない!本当のラインかどうかなんて分かりゃしませんよ(嫉妬100%)


舞台は6世紀デンマーク。グレンデルと言う醜い怪物に夜な夜な悩まされていたフローズガール王と、その他ゆかいな仲間達。

「ほんならワシが退治しまっせ」と、筋骨隆々のベオウルフが海を越えてやって来る。 1度は仲間を散々な目に遭わされるものの、「もうカンベンならんプンプン」と今度はグレンデルの母親に会うため怪物の巣屈へと向かうのであった。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-BEOWULF


ベオウルフを演じるのはレイ・ウィンストンと言う俳優さんなのですが、登場して来た時は「うわー・・ムサ苦しいおっさん。タイプじゃないし、この先見るの憂鬱。」などなど勝手な事を思ったりもしてました。元々マッチョは苦手だし。

しかしどうした事か、見てるうちに「カッコいいかも・・ラブラブ」と思えてくるからアラ不思議。
この人普段はどんな顔なんでしょ?と思って調べてみたら、後ろにひっくり返りそうなほどの衝撃を受けました。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-レイ・ウィンストン


                 「おいっスビックリマークおらレイ・ウィンストン!!



あんた誰???????


ベオウルフのお姿は影も形もないですよあせる正におっさん!おっさんの中のおっさん!

おっさんOFおっさんビックリマークいや、KING OF おっさんですよ!!

CG効果恐るべし・・・


ストーリーに捻りはなく、怪物と戦う勇者。しかし勇者と言えども誘惑に打ち勝つ本物の勇者はいなかった・・・のような感じです。
しかし売りは3Dなワケなので、内容なんて二の次でもいいんでしょうね。で、3Dで見なかったらあまり価値の見出せない作品なのかもしれません。

見事なCGではありますが、アニメやゲームで見かけるような人物の顔付きに、慣れるまで時間がかかりました。まるでRPGを映画で見てる感じです。
しつこいようですが、3D用に作られた映画は3Dで見ないと意味ないかもしれませんね。

それとですね、王妃が竪琴のようなもので美しい音色と共に歌い上げるのですが、1番始めに歌った「Gently As She Goes 」は、知る人ぞ知るVALENSIAの「GAIA」のパクリではなかろうか!?




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08/02/26

原作はミランク・ミラー(シン・シティ)のグラフィック・ノベル。
紀元前480年、スパルタ軍とペルシア軍のテルモピュライの戦いを描いた、300人の英雄達の物語。


スパルタでは、生まれた時から戦いを強いられる。戦いに向かない赤子は、無情にも選択の余地ナシで死が訪れるのだ。運よく生かされた子供も、先には容赦ナシの戦いのお勉強が待っている。それはもう修行に等しく、それは王の子であっても平等だった。


凄まじい修行を潜り抜けて、スパルタの王レオニダスは立派な戦士となっていた。そんな時、ペルシアの王クセルクセスがスパルタを侵略しようとして来た。犠牲者を出したくなければ水と土地を差し出せという要求に、レオニダスは屈する事なく、ペルシア軍100万人に対してスパルタ軍300人という無謀なまでの戦いを選択するのだった。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-300



スパルタァァァッッッッッ!!


と、叫んでおります右上矢印(笑)


王レオニダスにジェラルド・バトラー。ご覧のとおり濃いぃですよ!
オープニングは修行中の幼少期だったのですが、気が付いたら王になっていて、顔が全く変わっていたので「あ、何時の間にか大人になってる・・」と、しばらく気が付きませんでした。

全く怯む事をしない、立派な王です。
ペルシア軍に挑む事を悩み、まず司祭達に相談するのですが、その司祭達が金の亡者で神とは縁遠い存在なんですよ。
で、司祭達はペルシア軍との戦いをやめるようにレオニダスに言うのですが、納得いかないレオニダスは結局嫁に相談するんです。

その嫁である王妃ゴルゴにはレナ・ヘディー。キレイですよラブラブ!
その美しさゆえに汚い男の罠に落とされようとしますが、レオニダス同様つねに国民の事を考える立派な王妃です。

個人的には、ペルシアの王であるクセルクセス(覚えらんない!!)を演じていたブラジル人俳優、ロドリゴ・サントロの美しさに目を奪われました。ピアシングが凄いです。
ちょっとイイ気になってるシーンも、なぜか可愛かったです恋の矢声も渋い!



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-ロドリゴ・サントロ


この方がロドリゴ・サントロ右上矢印

ぎゃふーーーんドンッカッコよすぎです!!参りました!!


まぁそれはさて置き(笑)、この映画の見どころはもちろん戦いに次ぐ戦いのシーンでもありますが、人物以外が全てCGという映像効果でもあります。
その効果は抜群で、作品の全てのシーンが美しい絵画のようで素晴らしい出来栄えでした。

このスパルタの男達は何よりも戦いを好んでおり、恐怖とは無縁なんです。そういうふうに育てられているのですが、勇ましい反面スパルタという国は血を好む恐ろしい国民性とも取れます。
その中でも精鋭である300人の兵士達が、この映画の英雄になるわけです。

どれだけ不利な立場になろうとも、雨のように矢が降って来ようとも、兵士達は苦悶の表情どころか声をたてて笑うんですから、もう戦いを楽しんでるとしか思えません。

剣や盾を見事に使いこなす一方、鎧は一切着けないんですよひらめき電球
赤いケープにブルマーのみで、もはや鎧は自らの腹筋のみ!ただのマッチョ・アピール??
お腹ブヨブヨの男は1人としていません。

この物語の原作はグラフィック・ノベルではありますが、元々は本当にあった伝説の戦いのようです。
なので、史劇だと思って見ていたら驚くようなシーンもありました。
監督はザック・スナイダーで、『ドーン・オブ・ザ・デッド』が記憶に新しいと思います。次回作は『ウォッチメン』ですね。
その『ドーン~』を思わせるような怪物も出てくるんですよね。ちょっと『ベルセルク』の世界も垣間見えますよ。
巨大な動物と言い、かなりの迫力でした。

ストーリー云々は、本当に単純なので捻りなどは期待はしてはいけません。
迫力ある映像が売りの作品で、もちろんそれだけで満足できる出来栄えだと思います。
どちらかと言えば、男性向きの映画だとは思いますが。

しかし、私が1番驚いたのは・・・・

横から見たレオニダスの顎鬚です!!
まるで横から見たスネオの前髪ですよあせる

最初は「顎の長い人だなぁ・・」なんて思って見てしまってました。
とにかく驚きの顎鬚です。・・って映画レビューの〆がこんなんでいいのか汗



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07/05/01

『ヒストリー・オブ・バイオレンス』 に続き、クローネンバーグ監督作です。
一言で言えば「重厚なロシアン・マフィア映画」というところでしょうか。派手なドンパチはありませんが、静かな緊迫感と主演のヴィゴ・モーテンセンが光ってるところなんて『ヒストリー・オブ・バイオレンス』 にとても毛色が似ていると思います。


看護士のアンナ(ナオミ・ワッツ)が働く病院に1人の妊婦が運び込まれてくる。

妊婦は14歳の少女。結局命を落とすが赤ちゃんは助かる。

赤ちゃんの引き取り先を見つけようと思ったアンナは、亡くなった少女の身元を探すために少女が唯一残したノートを自宅に持ち帰る。


ところがノートに書かれてる文章はロシア語で、読む事のできないアンナはノートに挟まれていた1枚のロシアン・レストランの紙を頼りに「トランスシベリアン」と言う店を訪ねる。

そこの店主に少女の事を尋ねてみるが、実は店主はロシアン・マフィアのボスだった。そして物腰柔らかくノートを渡すようアンナに言うのだった。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-EASTERN PROMISES


主演のヴィゴはマフィアの運転手、そしてボスの息子であるキリルの子守役。このキリル役はヴァンサン・カッセルなのですが、いつものようにイカレた男の役でした。
だいたい二代目と言うものはバカボンな感じが多いですが、キリルも例に漏れずマフィアのボスを継ぐ器は持っていません。
キリルはニコライ(ヴィゴ)に絶対的な信頼を寄せている反面、目の前でSEXを強要するなど異常なまでに支配しようとするんです。
酷い侮辱を受けながらも、ニコライは全くキリルに反抗しようとはしない・・。「何でキレないの!?」と若干イラッとさせられましたが、後々になって理由は分かります。

分娩後に亡くなった少女とマフィアの関係も、徐々に明らかになってきます。それに巻き込まれていくアンナ一家も、当然目を付けられるワケなので緊張感は途絶えません。

ヴィゴが演じるニコライは、運転手とは言えどもマフィアの一員なので殺しに手を染めたりするワケですよ。
ところが、そんな恐ろしいマフィアと分かっていながらも時折見せるニコライの優しさにアンナはメロメロに・・・。ついでに私もメロメロに・・・恋の矢

この映画最大の目玉と言うか山場は、大衆浴場での襲撃シーンでしょうか。

ニコライがスッポンポンで1人いる中、2人の刺客がナイフを手に襲い掛かります(銃の方が早いのにねぇ~)。
これがもしスティーブン・セガールだったら、無傷のまま相手の骨をボキボキッと折って終わりですよ。
画的に地味ではありますが、そこはリアリティと言う名の演出で非常に迫力のあるシーンでした。

ロシアン・マフィアにはタトゥーが不可欠らしく、ヴィゴの全身にも数十個のタトゥーがカッコ良く刻まれていました。

一応オチのようなものは用意されていましたが、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』 同様「そこで終わり!?」と言う感じで、意味深なまま幕を閉じてしまいました。

いやぁ、面白かったですよ。
凍った死体の指をチョン切るシーンなどありましたが、今までのクローネンバーグ作とは打って変わったものでした。とにかくヴィゴ・モーテンセンがカッコいいです♪50才とは到底思えません!

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08/07/04

想い入れがある映画ほどレビューが書き難いものです。名作と言われる作品もそうですが。
私は自分の父親と接した期間は短いのですが、よく映画館に連れて行ってもらった思い出は残ってます。

でも、私に合わせた映画ではありませんでした。自分が見たい映画に子供を連れて行くんです。字幕だろーがホラーだろーが。

その日も映画館に連れられて行き、「今日は何の映画なんだろう。」と思っていたら『バタリアン』でした。
人気キャラであるオバンバが叫ぶ大きな看板が劇場前に置いてあり、「これ見るん!?」と最初はビクついていましたが、徐々に引き込まれていき、劇場を後にする時には私の頭の中は『バタリアン』一色になっていましたラブラブ!


フレディは医療会社の倉庫で働く事になり、職場の先輩であるフランクに指導してもらう。しかし、フランクが「『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』と言う映画を知っているか?あれは実話なんだ。」と興味深い話を持ちかける。倉庫の地下には輸送ミスで運ばれてきたゾンビが保管されている・・と話を続け、盛り上がってきた2人は地下に降りる。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-The Return of the Living Dead



ゾンビ映画のコメディ版とされてますが、笑いの中にもしっかりとした描写は含まれているし、ストーリーもキレイに布石を踏んでいる。

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』や『ゾンビ』などのドッシリとした作品を期待する方には決して向かない映画でもあるが、テンポの良さやラストの無情さは秀逸だと思う。

子供だった私の心を鷲掴みにし、今でもなお私のベスト・ホラーでもある。


倉庫の地下にはドラム缶が置いてあり、中には人気キャラのタールマン。『木人拳』の木人に続いてよくマネしたものだ・・・。

ドラム缶から吹き出たトライオキシンに感染したフランクとフレディは、徐々に生きながら死んでいく。その様も面白い。

どうしようもなくなった2人は社長のバートを呼ぶが、このおっさんが結構強いんですよ。さすが社長ビックリマーク

倉庫に隣接する火葬場に移動し、蘇ってしまった人体模型のようなものを燃やすのですが、煙は空に昇り運悪く雨が降る。そして横には墓地。煙は瞬く間に墓地に染み入るのである。


フレディを迎えに来た悪仲間達は墓地でドンチャン騒ぎ。

インパクト強い面々ですが、中でも裸になる赤毛の女が印象強いです。昔は全裸だと思っていましたが、どうもアレは特殊なスーツを着ているらしいにひひ

そして墓地からバタリアン。


この映画で走るゾンビを初めて見ました。早いし知能もある。無線使ったりします。

頭を破壊しようがバラバラにしようがアンデッドドクロもはや最強 !!


この映画で私が1番好きなキャラは、火葬場の管理をしているアーニーです。冷静なおっさんです。中川家の礼二に似ています。

登場シーンでは死体を解剖しているのですが、このおっさんの職業は一体何だったんだろう・・・。


ラスト、ティナ(フレディの彼女)に銃を向ける優しさが素敵です。 この時のフレディが放つ「ティ~~ナ~~」と言うセリフが、この映画で1番思い出に残っています。


死ぬか生きるかの修羅場を繰り広げる彼らに対し、連絡を受けた国防省の大佐の穏やかな寝室シーン。

そして彼が取る行動は、墓場で助けを待つバート達にとって無情たるものだった。


このブラックさも作品の味を上げたスパイスになっていたと思います。 フランクの取った行動もこの映画のシリアス度をグンと上げてくれているし、ホラーに必要ないろんな要素を上手に織り交ぜた素晴らしい作品ですよ。

音楽も最高 音譜何度でも見たい映画。大好きな映画。オヤジ有難うクラッカー



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07/11/08

普段ならスルーしてしまいそうな邦画なんですが、インパクトあるタイトルに目が留まりました。
主演が佐藤江梨子さんとの事で、もしかしてアイドル映画だったらヤだな~・・なんて思いながら見始めたワケですが、冒頭からタイトルに負けず劣らずのインパクト。最後までスルスルッと見れてしまいました。


舞台は石川県の山間部にある小さな村。

のどかな景色の中およそ不似合いな凄惨な事故が起こり、和合家の両親は天に召される。

残されたのは母親の連れ子だった宍道夫婦と妹の清深、そして4年前女優になると言って家を出て行った澄伽。その澄伽が両親の訃報を機に実家に帰って来る事から、物語りは転がり進む。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-腑抜けども、悲しみの愛を見せろ


結構ブラックですよ。しかし、ところどころに笑えるスパイスをバラ撒いてくれているので、なぜか陰鬱な感じにはなりませんでした。

主人公の澄伽は絵に書いたような(と言うか、書きたくなるような)勘違い女。昔漫画であったような「白鳥麗子」なんかはリアリティに欠ける自己チュー女でしたが、こちらの澄伽は普通にいそうですよ。
でも、和合家の中にいて澄伽だけが特出したキャラと言うワケではなく、みんな少しずつズレてるんですよね。

澄伽の兄を演じるのは永瀬正敏さんで、彼は妹である澄伽に強く出れない何かの理由がある。清深に対しても非常に優しいのだが、妻の待子にだけは辛くあたる。
結局、この兄が1番田舎の純朴青年だったのかもしれない。

待子を演じるのは永作博美さんで、彼女はコインロッカーに捨てられてて孤児院で育ち、孤独のまま恋愛と言うステップを通り過ぎて田舎に嫁いできた・・と言う設定。
結構地味な役柄でしたが、永作さんは男女問わず人気ある女優さんだし凄く可愛いですよね。
こんなに可愛い人が、男に全くモテず宍道の嫁になるってのは少し違和感ありました。演技に関しては主人公の佐藤江梨子さんを食ってしまってるほど、見応えと言うか興味引くキャラで光ってましたが。天然変態キャラと言う感じ。
(コインロッカーで捨てられたから待子??ブラック効き過ぎ)

原色だらけの家族の中、ひっそりとサナギのように身を潜める清深。
彼女が澄伽の実話を基にしたホラー漫画を描いた事で、姉妹の溝を深めてしまうワケですが、その絵は目を見張るほど素晴らしい。
だって、実在のホラー漫画家である「呪みちるさん」の絵だからです。
清深の漫画がホラー雑誌に載るんですが、私の愛読書であるホラーMでした(笑)呪みちるさんは、このホラーMで度々登場する漫画家さんです。ちなみに宣伝しちゃいますが、めっちゃ面白い雑誌ですよ。

ラスト、サナギだった清深は見事に羽ばたこうとする。そのあたり非常に面白かったです。
扇風機の前で見せた澄伽の表情、笑わずにはいられませんでした。この役、小池栄子さんだったらどうだったんでしょうね。

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08/04/18