お話としては、大変いい話で、一変、専門家の先生のメンバーに入れば(いわば準レギュラー?)機会があれば、その分野の専門家として呼ばれることになる筈(他には「地理」「歴史」「経済」などの著名な専門家がメンバーになっていました)。しかも、「先生のご発言の部分はカットしません」とのこと。魅力的なお話ではありましたが、泥臭い小生に、都市ブランドと化した街の建物を紹介するというのは、ご期待に添えません。ということで、今回はなし。
まあ、ボクはいわゆる下町というのも嫌いで、「♪下町の いやらしさは 蜘蛛の巣のようで~」なんて友だちと歌いながら「なにがなんでも、こんなところから抜け出すぞ~!」と過ごしていたので、なかなか扱いが難しいのではありますが……。
といいながら、現在住んでいるのは、生家からJRの駅で二駅都心側に近づいただけ。「都心に移ったって言っても、たった二駅変わっただけじゃない!」と娘に笑われています。ところが、今度その娘が結婚してわが家を出ることに。そこで、物色していたのが曳舟とか押上。ボクの祖母は「こんな田舎じゃ死ねない、あたしゃ、本所に帰るんだ」っていいながら柴又で死んでいったくらいなので、そんな意味ではやっとわが家の一員が向島まで帰れるのかも知れませんが、ボクはそんな下町のごちゃごちゃした世界から抜け出すことばかり夢見てきたので、わが娘がそんな世界に戻るなんて! 二駅でも国電で抜け出したんだゾ、と真から思いながらも黙って聞いていると、今度は「押上は(家賃が)高くて住めない! 曳舟なら安いんだけど、新富町はもっと安かったから、新富町、契約してきた~!」とのこと。まあ、やっと葛飾→足立、そして娘の代に隅田川の西側に住むことになるようです。戦時中、強制疎開から葛飾に移って70年。少~し、都心に近づく?!
