【NEDO実用化ドキュメント102】独自の生産技術により新素材の製品化を達成 | エコノミライ研究所のブログ

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102、国際的な特許を取得した独自の生産技術により新素材の製品化を達成

 

日立造船株式会社、大阪大学

 

取材: August 2018:https://www.nedo.go.jp/hyoukabu/articles/201904hz/index.html

 

 

非石油由来原料のバイオポリマーにより地球温暖化問題解決に貢献

日本国内ではプラスチックなど多くの化学品が石油由来の原料から製造されています。そのため、CO2排出量増大がもたらす地球温暖化問題や、将来予想される石油の枯渇リスクに対応するため、化学産業は非石油由来原料への転換が求められています。また近年、世界的に深刻化しているプラスチックごみ問題を解決するためにも、自然界で分解される新たな代替素材の開発が急務となっています。このような社会的ニーズに応えるため、日立造船株式会社と大阪大学の共同研究チームは、NEDOプロジェクトを通じて、食用ではない植物由来原料である杜仲(トチュウ)の種子から、硬い樹脂状の成分を持つ「トランス型ポリイソプレン(TPI)」を抽出し、耐衝撃性や高延性を持つ高機能バイオポリマー「トチュウエラストマー®」の製品化に成功しました。今後、多岐にわたる製品への活用が期待されています。

 

 

※詳しくは下記資料をご覧下さい。

 

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「実用化ドキュメント」を基にエコノミライ研究所作成

 

※NEDOさんはH15年4月より国立研究開発法人となっております。

 

 【NEDO実用化ドキュメント001】軽油を極限までクリーンにする触媒

 

【NEDO実用化ドキュメント002】クリーンな排出ガスのエコ・ディーゼル車

 

【NEDO実用化ドキュメント003】生物のしくみをひもとく、強力なツールレーザ顕微鏡の開発

 

【NEDO実用化ドキュメント049】世界最高水準の高効率・大型ガスタービン