103、常識を覆す発想で革新的なリチウムイオン電池を開発
株式会社東芝
取材: September 2018:https://www.nedo.go.jp/hyoukabu/articles/201901toshiba/index.html
次世代自動車の普及拡大のために
地球温暖化問題の解決には、CO2の排出抑制が必須です。運輸部門では、ガソリン車から電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド自動車(PHEV)など次世代自動車への早期転換が求められています。そこで課題となるのが、現在のEVを駆動するリチウムイオン電池の高エネルギー密度化、安全性の向上、低コスト化などです。 株式会社東芝は、動作不良の一因となるリチウム金属の析出が発生しづらい「チタン酸リチウム(LTO)」を負極材に使うことにより、極めて高い安全性を備えたリチウムイオン電池「SCiB™」を2007年に開発しました。さらに市場の要請が強い「高エネルギー密度化」や「高出力化」に対して、2012年からのNEDOプロジェクト「リチウムイオン電池応用・実用化先端技術開発事業」に参画し、正極と負極の接触防止のためのセパレータの薄膜化などによって、革新的な二次電池(蓄電池)の実用化に取り組み、2015年に「23Ahセル」、2016年に「10Ahセル」の開発、実用化に成功しました。
※詳しくは下記資料をご覧下さい。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「
※NEDOさんはH15年4月より国立研究開発法人となっております。
【NEDO実用化ドキュメント001】軽油を極限までクリーンにする触媒
【NEDO実用化ドキュメント002】クリーンな排出ガスのエコ・ディーゼル車
【NEDO実用化ドキュメント003】生物のしくみをひもとく、強力なツールレーザ顕微鏡の開発
【NEDO実用化ドキュメント049】世界最高水準の高効率・大型ガスタービン