●【鎌倉】コスモス咲く青蓮寺から田んぼを眺め鎌倉山の湿地のお花畑へ♪
こんにちは。
鎌倉フラワー&ネイチャーガイドの
村田江里子です。
プロフィールはこちら♪
10月の講座「花をたずねて鎌倉歩き」では、
コスモス咲く青蓮寺から
田んぼや畑を眺めて歩き
湿地のお花畑に会いに
鎌倉山の夫婦池へ♪
秋風に吹かれて、
ダイナミックに歩いてきました☆
秋晴れ☆大船駅からバスに乗り、
手広の青蓮寺へ。
ピンクや白の
コスモス揺れる境内♪
おまつりされている
弘法大師空海さんを
思わせる、お袈裟を着て
法具を持った
エキゾチックな顔立ちの
石仏があちこちに。
東京藝術大学名誉教授の
籔内佐斗司さんが制作されたという、
五輪塔がかたどる五大を表す
健康運や金運、勝運、恋愛運、
出会い運などをつかさどる
童子さんにお参り。
やさしく
ふれながらお参りくださいとのこと、
「金運よろしくお願いします^人^」
「健康運、大事!」
となでなで。
池をめぐって。
お寺の方が
「ようこそお参りくださいました」と
お声かけくださって、
ほっとあたたかな気持ちで
お参りさせていただきました。
心安らぐ場を、との
お寺の方の想いがにじむ
境内です。
白いヒガンバナ。
今年は暑くて、
開花が半月ほど遅かったですね。
タイワンホトトギス。
コムラサキも
紫色の実をつけていました。
うつむいて咲く
お茶の花。
かわいらしい
スイレンも(*^^*)
虫がお好きなご受講生が、
アキアカネを素手で捕まえて…
すごいです☆
みんなで観察して
逃がしてあげました。
「いいお寺ですね…!」
18年間鎌倉講座を開催してきて
初めて訪れた青蓮寺、
皆さん喜んで「また来たいです」
とおっしゃってくださって
嬉しかったです☆
横断歩道を渡り、
細い路地へ入って
左へ…手広川に沿って歩いていきます。
鎌倉野菜が育つ
「七色畑」を眺めながら
里の道を歩いて。
谷戸あいで
限られた土地につくられることの多い
鎌倉の畑では、
農家の方が
自分たちが食べる分も含めて
野菜をつくっていて、
3うねほどごとなどに、
違う種類の野菜が
育てられています。
それでいろいろな色に
畑が見えるため
「七色畑」というんですね^^
最近は、鎌倉駅近くの
鎌倉市農協連即売所(レンバイ)などに
鎌倉野菜をお店に出す
シェフの方もくるので、
「この黒キャベツつくってよ」
など注文したりして、
珍しい野菜がみられるのも特徴。
生産者と消費者の
距離が近いんですね。
「鎌倉にも、こんな畑の広がる
ところがあるのね^^」
青空に
カキの実が映えます。
モズがキチキチ鳴いて、
のどかな風景♪
秋に咲く野菊の仲間、
ヨメナのお花もはんなりと。
川にはマシジミの殻が
たくさん落ちていました。
民家に実がなっていた
こちら、
ローゼルという
ハイビスカスの仲間で
ハイビスカスティーの
原料になる実だそうですよ。
確かにあの酸味のきいた
ハイビスカスの
ハーブティの
赤ですね!
モノレールの線路下を通って
川沿いに歩いて…
カルガモが泳いでいたり♪
道端に、
ハギの花や
カラフルなノブドウの実。
田んぼには、
たわわに稲が
実っていました。
今ではほんとうに貴重になった
鎌倉の田んぼ。
茅葺の民家も
残っていました。
ちょうど稲刈りを
されていて、
ボランティアで
男の子とお母さんが
お手伝いしていました^^
土地の方々の想いで
大切に
守られているのですね。
鎌倉の田んぼは
谷戸田で土地が広くないので、
機械を入れることなく
手作業で農作業されています。
そのため、
田んぼの土のあぜが
残されているなど、
昔ながらの
田んぼの自然生態系が
受け継がれているんですね。
赤とんぼのアキアカネなども
そんな環境が近くにあるから
出会えたのかもしれませんね。
花農家さんでも
あるのでしょうね、
ヒマワリやアメジストセージ、
ヒャクニチソウなども
華やぎを添えていました。
仏行寺へ…
ピンクのフヨウが咲いて、
高くそびえる
ツツジの斜面や池を眺めて。
「静かですね…
ツツジのころまた来たいな♪」
道を歩いてすぐに
笛田の鎮守さま・三嶋神社へ。
石段を登って…
狛犬が手にする毬の中の石は、
コロコロ転がせます。
「すごい!
石をくりぬいて
つくったんですね!」
さらに進んで、夫婦池に到着!
昔の田んぼの
ため池跡です。
かつては一帯に
田んぼがあったのでしょうね。
このあたりも
「笛田」という
田んぼにちなむ地名になっています。
湿地にはミゾソバや
ツリフネソウの花が
きれいに咲いていました。
きれい…!
今では貴重になった、
谷戸底の湿地に生える
植物。
三方を山に囲まれた
鎌倉では、
丘陵に降った雨が
低いところから染み出した
「しぼり水」が
谷戸底にたまって、
その水で人々は
田畑を耕作して
そこには
ホタルやカエル、
こうした湿地の植物などが
適応して暮らしてきました。
そんな中、
宅地化が進み、
斜面より平地のほうが
開発しやすいこともあって、
谷戸底の平地は
真っ先に開発され、
ちょうどその環境にすんでいた
谷戸底の湿地や水辺の動植物は
すみかを追われていきました。
それで、
ホタルなども今は
希少になっているのですね。
だから
こうした谷戸底の水辺まで含めて
一体的に保全されている環境は、
今やとても
貴重な環境。
ここ夫婦池公園でも、
湿地や水辺の環境が
大切に保全されています。
同じく湿地に生える
ツリフネソウの赤い花も。
木陰のベンチで休憩♪
野原には
かわいらしい
ゲンノショウコも
咲いていました。
最後に山道を登って…
海を見晴らす鎌倉山の
ケーキ屋さんルミリュウそば・
見晴バス停から
帰途へ就きました。
「いい道でしたね^^」
コスモスや田んぼに畑、
湿地のお花畑…
ダイナミックに、
秋の里山を体感!
心地よい秋の鎌倉里あるきでした…!
+.。.♪. * . 。. +・ * ・+.。.☆. * .
1ランク上の贅沢な時間…
人生が200%輝く鎌倉花さんぽ!
鎌倉フラワー&ネイチャーガイド
村田江里子
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