鴻上尚史さんの本の中に、
「息子を愛せない」という相談は寄せられないが、
「娘を愛せない」という相談は多々寄せられる
と書いてありました。
「娘を愛せない」理由は、
「娘の嫌なところが自分に似ているから」だそうです。(笑)
要するに、娘を愛せない人は「自分のことが嫌い」で、
「子どもを愛さないといけない」
という義務感に苦しめられて悩むのだそうです。
「自分が嫌い」を「娘が嫌い」にすり替えているだけで、
本当は「自分を嫌いになりたくない」から
「代わりに娘を嫌う」という仕組みだそうです。
「長女は好きだけど、次女は嫌い」というのも、
長女は自分の好きなところを映し出し、
次女は自分の欠点を映し出しているからだそうです。(笑)
自分の中にある「見たくない欠点」や「見たくない感情」を
相手(周囲の人)に映し出して、
あたかも相手の欠点であるかのように捉えて、相手を嫌う。
「あの人は○○だ」と人の悪口を言うのも、
本当は自分の欠点を相手に映し出して、
自分のことを悪く言っているだけです。(笑)
私の母もそうでしたが、
「子どもが自分の思い通りにならない」と怒る人、
夫や子ども、家族に対していつも怒っている人は、
自分のルールを押し付けて、文句ばかり言っているはずです。
「自分の思い通りにしたい」という欲求を満たすために
「正しさ」を使って、他人をコントロールしようとする。
他人の生き方、言動を否定して、
「あなたは間違っている」と批判ばかりする人は、
自分のことも否定しているはずです。
自分も他人も「これでいい」とは思っていない。
そして「自分を認めてほしい、わかってほしい、
人を思い通りにしたい」という欲求を常に持っている。
でも、人を思い通りにすることは出来ないので、
人生や人間関係がうまくいかずに苦しむことになる。
自分を認められず、自信がなく、自分を大切に出来ず、
人の批判ばかりして、、
母親の人生と私の人生はよく似ているな~と思いました💦
ダメなところがあっても、ありのままを認めてあげれば
本来持っている能力や魅力が表に現れるらしいので、
自分を卑下しそうになった時、
自分と他人を比べてダメ出しをしそうになった時は、
「これでいいのだ!」と力強く自分に言ってあげましょう。
あなたが自分のすべてを肯定して、受け入れ、
愛するようになると、そこから人生が大きく好転します!
過去のことはもう仕方がない。
現実がこうなのは仕方がないとして、
今、この時から自分を大切にする!
相手が変わってくれるのを待つのではなく、自分が変わる!
自分を愛する練習を重ねて行けば、きっと変われます!
今日は母の日でしたね♡