『REVIEW 〜BEST OF GLAY〜』以前のGLAYのオリジナルアルバムのレビューはこちら。

ベストアルバムの感想を綴るのはどうしようかすごーく悩んだんだけれど、なんだかんだ一番思い入れも強く、一番聴いたんじゃないかと思うので。


  GLAY初のベストアルバム、『REVIEW 〜BEST OF GLAY〜』を、愛を持ってレビューする!


GLAY - REVIEW 〜BEST OF GLAY〜

1997年10月1日リリース。

初動だけで200万枚を売り上げ、当時のアルバム初動売り上げ歴代一位を記録。時を経てそれまでの記録であったglobeの1stアルバム『globe』の400万枚売り上げるセールスを上回る。

更に、オリコン史上最大の売上であった子門真人のシングル『およげ!たいやきくん』の記録を上回り、(印税契約をしてなかったことで有名)シングル・アルバムを合わせたセールスの当時の日本記録を樹立!

が、1週間後にB'zの初のベストアルバムである『B'z The Best “pleasure”』にあっさり記録を更新される。

最終的な出荷枚数は500万枚を突破した。ベストアルバムとは言え化け物みたいなアルバムである。(尚、JIROはじめメンバーは、ベストアルバムじゃなかったら…と、手放しでは喜べず、複雑な心境だった模様。)


トラックリスト

  1. グロリアス
  2. 彼女の“Modern…”
  3. BELOVED
  4. More than Love
  5. 千ノナイフガ胸ヲ刺ス
  6. ずっと2人で…
  7. 口唇
  8. RHAPSODY
  9. HOWEVER
  10. Freeze My Love
  11. KISSIN' NOISE
  12. 軌跡の果て
シングル曲は赤字表記しています。


ベストアルバムである故に、1曲ずつサクッと解説!

REVIEWのReview。(哲学)


1.グロリアス。8thシングル。2ndアルバム『BEAT out!』収録。


2.彼女の“Modern…”。3rdシングル。1stアルバム『SPEED POP』収録曲で、シングルで出した時に大コケしたたま、いつか100万人に聞かせたる!とTAKUROが意気込んだ結果、真っ先に選曲されて、結果的に500万人以上に聴かれることになる。よかったね♪


3.BELOVED。9thシングル。3rdアルバム『BELOVED』収録。シングルバージョンはアルバム初収録。


4.More than Love。2ndアルバム『BEAT out!』収録。HISASHIをして最高のオープニングナンバーだけれど、本作ではこの位置。


5.千ノナイフガ胸ヲ刺ス。インディーズ時代のアルバム『灰とダイヤモンド』収録曲ではあるが、再録バージョンを収録。



まず、

千ノ!ナイフガ!胸ヲ!刺ス!


ではなく、


千ノナイフガ胸ヲ刺ス♪


である。灰ダイverでは一応ギターリフから入っているけれど、新録verはいきなり歌入りである。


口唇と同じくらいカラオケの始まり方が分からない!


コーラスやバッキングのアレンジが大きく異なっている。特にサビのギターやギターソロは顕著であり、大きく洗礼されたイメージ。


6.ずっと2人で…5thシングル。1stアルバム『SPEED POP』に収録されているけれど、こちらはシングルバージョンのため、アウトロが異なりフェードアウトせずに終わる。


7.口唇。唇ではない。口唇だ。つまりクチクチビルだ。(違)11thシングルでアルバム初収録曲。



ギラギラしたハードロックチューンで大好き。曲全編に渡って背後でなんだかピコピコ鳴っているけど、それもまたいい。コーラスまで全部カッコいい!

カラオケで先ずはみにゃおんから…とか無茶振りされた時に取り敢えずテンションぶち上げるために歌う曲の筆頭。あれ?なんかオレ誘惑されてね?って時は誘惑を歌う。尚、そんな時はない。


Cool & tough! she's a liberty!


中学三年生の時、シンガーソングライタークラブに所属していて、音楽室の準備室みたいなところで只管ギター弾いてた印象。(とんでもなく個人的)


8.RHAPSODY。3rdアルバム『BELOVED』収録。未だに何故に選出されたのか分からない。ほら、もっとこう、何かあるだろ?(それあなたの感想ですよね。)


9.HOWEVER。12thシングルでアルバム初収録。



GLAY初のミリオンセラーシングルであり、この曲を契機として本作が化け物みたいに売れることとなり、GLAYはモンスターバンドに進化した。

当時のTAKUROの恋人のことを歌った曲である。尚、デモテープの段階では、メンバーからは大不評であり、HISASHIからは「なんか自分に酔っているとしか思えない。」という辛辣なお言葉を頂く始末。そして多分自分に酔っている。

曲の元ネタは安室奈美恵ちゃんの大ヒット曲である『CAN YOU CELEBRATE?』であり、軽いイントロがあってサビから入り、そこから本格的なイントロが入り、そこからの展開も酷似している上に、歌詞の面ではCAN YOU CELEBRATE?同様、永遠という言葉を使い回している。安物の永遠なんてそこら中に溢れてる。(春を愛する人)と歌った人が、絶え間なく注ぐ愛の名を永遠と呼ぶことがらできたなら。とそこら中に溢れた言葉で歌っている。(願望だからセーフ!)


だがしかし、大好きな曲。


“言葉ではどうしても伝えるこたができなかった 愛しさ(優しさ)の意味を知る”


“出会うのが遅すぎたねと 泣き出した夜もある 2人の遠回りさえ 一片(ひとひら)の人生 傷つけたあなたに今告げるよう…”


誰よりも愛してるとぉぉぉぉぉ!(絶唱)


はい。言葉では伝えることがどうしてもできなかったから、歌にして伝えたらしい。ラブレターは書けないけどラブソングは書けるらしい。(知らんけど)

TAKUROのこういうリアリストとロマンティストの狭間でもがく感じが、私は女々しくともリアルな人間模様で好きです。尚、センチメンタルでもある模様。過去を振り返り、現在を生き、未来を夢見るのがTAKUROというピュアでセンシティブな人間らしい男なのである。


そして多分私もそういう男である!


However(しかしながら…)っていうね、言い訳じみたこともね、分かっていながらあったりなかったりしますやんか?(?)←


10.Freeze My Love。4thシングルで、全然ポップじゃない曲だけど1stアルバム『SPEED POP』収録。


11.KISSIN' NOISE。インディーズ時代のアルバム『灰とダイヤモンド』収録曲のリテイクバージョン。



千ノナイフガ胸ヲ刺ス同様、灰ダイverとはアレンジが大きく異なる。特にこの曲は、一回目のサビ終わりからの展開が打ち込みを使ってよりダンサブルになっている。

そこからの、


“Return to our mother Close my close my eyes うるさいKISS! なくした愛! “それも人生”

Return to our mother Close close my llfe. うるさいKISS! なくした愛! “それも人生””


ギターソロ♪


“求め合うもの 何も語らず 大いなる影 今は錆びれて ステレオタイプ 夜に抱かれてる…”(ハモリが素敵。)


だから!


“プライドを捨ててやるさ 愛のない貴方の為に その顔の優しさは 嘘だろう”

テーレテレテーレーレ♪

“(NOISE!)貴方のKISSから逃れ!(NOISE!)いつかあの場所に帰る NOISEだらけ空回りしていてもぉぉ…”ピャーン!スッタスタタッタ!


Godd lu〜〜ck!


ってところの展開とか、インディーズ期より遥かに洗礼されていて、狂おしいほどに好き。最後の…

Don't kiss me nolse love Don't kiss me only you Don't kiss me lost my love Wow wow…

の展開やハモリも大好きです。中学生みたいな歌詞だけど。


12.軌跡の果て。2ndアルバム『BEAT out!』収録曲。


ということで、私にギターを本格的に始めさせ、貰い物のギター持ってたのに中3の夏休みにバイトしてまで自らの手でギターを買わせ、(学校にバレてて呼び出し喰らうの巻)没頭させたアルバムである。ある意味では私の人生狂わせ?狂わせたは違うか。兎に角大きな転換期となっている。

ベストアルバムとは言え、私にとってはオリジナルアルバムのようなもの。このアルバムやアルバムを焼いたカセットテープを介しての大切な人との繋がりもあったり、色々な面で思い入れが凄く強い。とんでもなく個人的な話すぎるけどもね。


強いてあげる『REVIEW 〜BEST OF GLAY』のみにゃおん的ベストチューン4選!

5.千ノナイフガ胸ヲ刺ス、7.口唇、9.HOWEVER、11.KISSIN' NOISEって感じで、他のオリジナルアルバムで聴けるものに関しては、そっちでオリジナルアルバムの他の曲と一緒に聴いてもらってという感じで。(後のベストアルバム等は考慮していない&結局全部勧めてる件。)


本日、6月8日はグレイテル…違う。GLAYのボーカルTERUさんの誕生日!ということで、おめでとうございまーす!

時が止まらないければいいのに…(TERU語録)