#657 48首目:森迫親正-シリーズ愛国百人一首 49 | 歴史に遊び!歴史に悩む!えびけんの積読・乱読、そして精読

歴史に遊び!歴史に悩む!えびけんの積読・乱読、そして精読

歴史をもっと知りたい!
本を読めば広がる光と闇を楽しんでいます。
歴史と読書記録。積読などをアップしながら、日本史や世界史を問わず歴史の考察などを発信します。

『愛国百人一首』の選定された48首目は森迫親正です。
 
(著者所持の『愛国百人一首』の森迫親正の絵札)
 
    

   い の ち よ り

    名 こ そ 惜 し け れ

     武 士 の

    道 に か ふ べ き

     道 し な け れ ば

         

この歌は、天文(1532~1555)年間に詠まれた歌です。

歌の意(こころ)

命は惜しいものであるが、それよりも名誉の方がもっと惜しいものである。そう思うことが武士の道で、この道にかわるべき他の道がないので、この道を守るべきである。

森迫親正は、戦国時代の武人で、九州の大友義鎮(のちの宗麟)に仕えた若侍です。

 

この歌は、主君の大友義鎮が豊後国の合志常陸介と戦ったとき、森迫親正はその寄せ手に加わって、華々しく戦うも戦死したときに、敵が調べると兜にこの歌を書いた短冊が結びつけられていました。死を覚悟した辞世の歌でした。17歳で戦死しました。

(著者所持の『愛国百人一首』の森迫親正の読札・取札)

 

歌の解説は、『國魂 愛国百人一首の解説』著:西内雅と、愛国百人一首の12人の選定委員の一人である窪田空穂による『愛国百人一首』によって行っています。

 

『愛国百人一首』とは

 

『伊勢物語』を読む上で、和歌の理解のために読んだ本について

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村