数年前から読書活動において毎年テーマを決めて読んでいます。2022年は、とにかく読了!日本の古典と題して、『源氏物語』『枕草子』『方丈記』などの鴨長明3部作、『徒然草』と読み、そして『伊勢物語』を読了しました。
日本の古典を読む際に、とにかく前提知識がなさすぎるので副読本も何冊か読むことにしています。今回はその『伊勢物語』についての副読本も含めたまとめです。まずは、『伊勢物語』については、講談社学術文庫を選びました。
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『伊勢物語』のブックレビューは、こちら
副読本の紹介です。
まず、とにかく私は”和歌”を知らないので、和歌を学ぼうということで選んだ副読本です。
まずは、
『古典和歌入門』著:渡部泰明 岩波ジュニア新書
ジュニア新書とありますが、ぜんぜんアラフィフの私にも役立つ1冊でした。
『古典和歌入門』のブックレビューは、こちら
和歌のレトリックよりも、読み続けられたその歴史を知りたいという思いから読んだのが
『和歌史 なぜ千年を越えて続いたか』著:渡部泰明 角川選書
万葉の時代から江戸末期までを歌人でたどる和歌の歴史でした。
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この2冊は、和歌のレトリックや和歌がどういうときに詠まれるのか、和歌の種類を説明してくれるものでした。
『和歌とは何か』著:渡部泰明 岩波新書
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『和歌のルール』編:渡部泰明 笠間書院
2冊目は、編とある通り、10人の和歌研究者による和歌の10のルールについての本でした。
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渡部泰明さんの本に偏ったので、違った方のものを読んでみようと
『和歌文学の基礎知識』著:谷知子 角川選書
短歌の三十一文字(みそひともじ)にひっかけて、31のテーマで構成された和歌の理解を深める1冊。
テーマにジェンダーというものもあり、違った視点を与えてくれるものでした。
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次で、伊勢物語を知る編を書きます。