まとめ『伊勢物語』主人公のモデル
在原業平について
和歌編、伊勢物語編につづいて、主人公と擬された在原業平についてです。
和歌を知る編は、こちら
伊勢物語を知る編は、こちら
皇位につけるだけの貴種の血筋
父は桓武天皇の孫、母は桓武天皇の娘で血筋的には皇位につく可能性が十分にあった貴種が在原業平でした。しかし、在原氏とあるように臣籍降下して、その資格を失っています。
貴種、在原業平の親子関係については、こちら
藤原北家の摂関政治全盛に向かう中での不遇
交友関係などについてです。在原業平の周りには、藤原北家が摂関政治全盛に突き進んでいく中、同じく皇位につけなかった惟喬親王や、紀氏といった貴族、臣籍降下した源融という存在がありました。
在原業平の交友関係については、こちら
禁断の恋と在原業平の和歌と人物評価
『伊勢物語』、在原業平といえば和歌と恋、その中でも許されざる禁断の恋
そして、紀貫之による評価について
在原業平の禁断の恋と人物評は、こちら
こういった背景が、『伊勢物語』を後世においてその主人公を在原業平にする形で加筆修正される形で生長していったんだと思います。
このブログの『伊勢物語』についての記事は、こちら
『伊勢物語』のブックレビューは、こちら