~東南アジアに住むラッパ吹きのマッピ製作と日常のブログ~ -60ページ目

さようならザイフェルト

yapさん物語パート2

お待たせしました。
ヤプさんストーリー第2話です。
って誰も待っていなかったりして~

タン・ドゥンという作曲家の作品を彼の指揮でうちのオケでやったときの事。
いわゆる定期演奏会でとりあげた物ではなかったので給料外の副収入になる仕事だった訳です。
かなり有名な方だったのもあって演奏会2日間ともテレビカメラが入って録画されたほど。

で、思いっきり現代音楽な訳ですよ。ヤプさんは当時思いっきり現代音楽アレルギーで「副収入の為ですよ」という励ましも虚しく「眠い眠い~」と爆睡寸前でリハーサルをやっていたんです。

で、「ゲート(門)」という曲の最初の方に囁き声で
「ya~~~~h,ya,ya~~~~~h」
っていわなくてはならない所がある訳です。そこを本番の時に限って

やぁ~~~~

って思いっきり発声してしまったんですよ。
吹きながら笑って泣きそうでした。
練習リハではそんな事しなかったのになんでそういう風になるの?通常は有り得ない・・・・・・
でも大丈夫、テレビカメラは明日の本番でも入るからあとで編集きくし!!!

しかし後で放送みたら・・・・・
思いっきりヤプさんの声が聞こえる!!!

放送局の人もチェックしてよ~~~~って思ったけれどもNHKのような綿密な番組制作はお国柄期待出来ないのかもしれない。

もう1つ第3話があるんですが、これは文章にするのが難しいんですよ。僕にあうことあったら訊いてください。喜んで話してしまうと思います(爆。

面白い事ばかりかいてしまいましたがヤプさんはとっても良い人で僕がこの国に来たばかりの頃に色々な所に連れて行ってくれてご飯を御馳走してくれたりシンガポールの文化的な事を教えてくれたりした大切な友達です。アタックが人並みはずれて遅かったり音程悪かったり色々ですが、そんなラッパ吹きの悩みを全て背負って生きている姿には心をうたれます。

皆さんもシンガポールに遊びに来てヤプさんとお友達になりませんか?


ヤプさん物語

うちのオケのラッパセクションにはヤプさんというシンガポール人がいる。
シンガポールの浅い音楽史を考えればある意味天才的な人であり偉大である。
先生には大変失礼かとは思うが日本でいえば金石幸夫先生の様な存在であろうか。

ただ、ぶっ飛び方も半端ではない。
僕が入団したばかりのある時、
「純さん、実はマーケットで中古のバックのコルネットを500ドル(4万円くらい)で買ったんだ~」
リハーサル中に自慢して来た。見てみるとなるほど悪い買い物ではないな、と思えた。がベルがほんのチョイと右に曲がっていたので「直してみましょうか?」と許可を取って膝の上でクイクイと完璧に直す事が出来た。
それで驚いたのはヤプさんだ。

ヤ;「純さんは滅茶苦茶パワフルやね!!!!!」
J;「いやいや、楽器の金属は焼き鈍ししてあるから柔らかいんですよ。ヤプさんだって簡単に出来る筈ですよ。」
ヤ;「んでも金属っしょ?鉄の仲間っしょ?いやいや~力あり過ぎだってっよ~」
J;「・・・・・・・・」

というように全く信じてもらえなかった訳です。
リハーサル中のやり取りだったのでそのままリハは続行。
一分もしないうちに何か気配を横で感じたのでフッと見ると・・・・・
!!
ヤプさんの肩が上がってガタガタと痙攣しているではないか!!!
「ターメーヨ~~ッ(ダメよ)」
って中国訛で止めようとするもむなしく瞬間にヤプさんの方はガクっと落ちました。
で、コルネットのベルは見事に90度に折れて嘘くさい横曲りのファーガソンモデルになったのです。
もうね、その日は涙が夜中迄止まりませんでしたよしょぼん
なぜって笑い過ぎで。

ベルが折れた瞬間のヤプさんの驚きの表情がもうそれはそれは可笑しかったです。楽器を両手ですくいあげようにもって釣り上げられた魚のように口をパクパクしているが声が出ていない(爆)。
笑う所ではないのかもしれないですが、トロンボーン、チューバはその出来事であっけにとられて音は出ないし、僕は笑い転げて椅子から半落ちになるし。

あと2話ヤプさん物語があります。
でもそのなかの1話は文章での説明が難しいので残りをアップするのはあと1つだけにしておきます。

しかしなぜヤプさんはあんな事を?
本当に折れないと信じていたので「全力で頑張ったけれど折れなかったよ。純さんの方がやっぱりパワフルだ」っていいたかっただけらしい。
だからってなにも全力でガンバラなくったって・・・・・・
あぁ、ダメです。思い出してまた笑えて来てしまいます。

かわいい子には足袋を履かせ、躾には鞭を!!!

しょっぴんグゥ〜〜〜

今日は珍しくスキャナーと冷蔵庫を買いに行く。

何が良いのかはスキャナーに関しては全くわからないが、歩き回りながらいろいろと思考を巡らせて決めて行こうと思う。

冷蔵庫もしかり。
昨日電気屋で色々とみてまわった。
本来こだわりのような物は全くなかったのだが、いざ見始めてみると「見た目の割にはキャパが無い気がする」とか「整理し辛そう」とか「同じ大きさなのに値段が三倍もちがう」「真空チルド機能!!!」などなど・・・・
冷蔵庫1つとってもメーカー生存競争の厳しさを見せつけられました。ってかあんだけ並んでいたら比べない訳にはいかんし。知識無くてもかなりの所まで比べてしまう事が出来てしまう厳しい世界だな、と思った訳です。
それはともかく、大きいのを1つ買うか、中くらいのと小さいの二つ買って小さいのを居間に置いて飲み物専用にするか・・・・って考え中です。
最終的には冷蔵庫は3つくらいあった方がいいな~って思うんですよね。よく20人くらい人を読んでパーティーもしますし。

というわけで今からまたシンガポールの秋葉に出かけて物色してきます~



散歩してたら

飯能市を歩きながら市役所に向かっていると・・・・
な、な、なんと身に覚えは全くないのに我が工房の支店発見!!!
とおもったら案の定、ぜんぜん関係のない店でした。
JUN's
JUN'S という名前って結構多いのでしょうか。

そして戻る時にはこれ発見。
森ちゃん
東フィルの森さんを思い出しただけです。

僕は雨が嫌いですが最近のシンガポールはメチャクチャ暑いのでさすがに雨降って欲しいと思う様になりました。
大雨

今すんでいる国営住宅の下には落書き同然のペンキの絵があります。
これがまた凄いセンス。なんで人の目の位置がパイプの所にあるんだろう・・・・・
ナンセンスな絵

どこの国にもナンセンスな看板、標識、建物がありますが、この国のナンセンスは群を抜いています。
あとちょっとで芸術の域に達するかもしれないという「惜しい所」にとどまっているのは逆にセンスなのかもしれませんが・・・・・・絶句です。

さて、今日も黙々と練習&作業をするとしよう。

洋白材ーHn

帰国

リム考察

嬉しかった事