ヤプさん物語
うちのオケのラッパセクションにはヤプさんというシンガポール人がいる。
シンガポールの浅い音楽史を考えればある意味天才的な人であり偉大である。
先生には大変失礼かとは思うが日本でいえば金石幸夫先生の様な存在であろうか。
ただ、ぶっ飛び方も半端ではない。
僕が入団したばかりのある時、
「純さん、実はマーケットで中古のバックのコルネットを500ドル(4万円くらい)で買ったんだ~」
とリハーサル中に自慢して来た。見てみるとなるほど悪い買い物ではないな、と思えた。がベルがほんのチョイと右に曲がっていたので「直してみましょうか?」と許可を取って膝の上でクイクイと完璧に直す事が出来た。
それで驚いたのはヤプさんだ。
ヤ;「純さんは滅茶苦茶パワフルやね!!!!!」
J;「いやいや、楽器の金属は焼き鈍ししてあるから柔らかいんですよ。ヤプさんだって簡単に出来る筈ですよ。」
ヤ;「んでも金属っしょ?鉄の仲間っしょ?いやいや~力あり過ぎだってっよ~」
J;「・・・・・・・・」
というように全く信じてもらえなかった訳です。
リハーサル中のやり取りだったのでそのままリハは続行。
一分もしないうちに何か気配を横で感じたのでフッと見ると・・・・・

ヤプさんの肩が上がってガタガタと痙攣しているではないか!!!
「ターメーヨ~~ッ(ダメよ)」
って中国訛で止めようとするもむなしく瞬間にヤプさんの方はガクっと落ちました。
で、コルネットのベルは見事に90度に折れて嘘くさい横曲りのファーガソンモデルになったのです。
もうね、その日は涙が夜中迄止まりませんでしたよ
。
なぜって笑い過ぎで。
ベルが折れた瞬間のヤプさんの驚きの表情がもうそれはそれは可笑しかったです。楽器を両手ですくいあげようにもって釣り上げられた魚のように口をパクパクしているが声が出ていない(爆)。
笑う所ではないのかもしれないですが、トロンボーン、チューバはその出来事であっけにとられて音は出ないし、僕は笑い転げて椅子から半落ちになるし。
あと2話ヤプさん物語があります。
でもそのなかの1話は文章での説明が難しいので残りをアップするのはあと1つだけにしておきます。
しかしなぜヤプさんはあんな事を?
本当に折れないと信じていたので「全力で頑張ったけれど折れなかったよ。純さんの方がやっぱりパワフルだ」っていいたかっただけらしい。
だからってなにも全力でガンバラなくったって・・・・・・
あぁ、ダメです。思い出してまた笑えて来てしまいます。
シンガポールの浅い音楽史を考えればある意味天才的な人であり偉大である。
先生には大変失礼かとは思うが日本でいえば金石幸夫先生の様な存在であろうか。
ただ、ぶっ飛び方も半端ではない。
僕が入団したばかりのある時、
「純さん、実はマーケットで中古のバックのコルネットを500ドル(4万円くらい)で買ったんだ~」
とリハーサル中に自慢して来た。見てみるとなるほど悪い買い物ではないな、と思えた。がベルがほんのチョイと右に曲がっていたので「直してみましょうか?」と許可を取って膝の上でクイクイと完璧に直す事が出来た。
それで驚いたのはヤプさんだ。
ヤ;「純さんは滅茶苦茶パワフルやね!!!!!」
J;「いやいや、楽器の金属は焼き鈍ししてあるから柔らかいんですよ。ヤプさんだって簡単に出来る筈ですよ。」
ヤ;「んでも金属っしょ?鉄の仲間っしょ?いやいや~力あり過ぎだってっよ~」
J;「・・・・・・・・」
というように全く信じてもらえなかった訳です。
リハーサル中のやり取りだったのでそのままリハは続行。
一分もしないうちに何か気配を横で感じたのでフッと見ると・・・・・

ヤプさんの肩が上がってガタガタと痙攣しているではないか!!!
「ターメーヨ~~ッ(ダメよ)」
って中国訛で止めようとするもむなしく瞬間にヤプさんの方はガクっと落ちました。
で、コルネットのベルは見事に90度に折れて嘘くさい横曲りのファーガソンモデルになったのです。
もうね、その日は涙が夜中迄止まりませんでしたよ

なぜって笑い過ぎで。
ベルが折れた瞬間のヤプさんの驚きの表情がもうそれはそれは可笑しかったです。楽器を両手ですくいあげようにもって釣り上げられた魚のように口をパクパクしているが声が出ていない(爆)。
笑う所ではないのかもしれないですが、トロンボーン、チューバはその出来事であっけにとられて音は出ないし、僕は笑い転げて椅子から半落ちになるし。
あと2話ヤプさん物語があります。
でもそのなかの1話は文章での説明が難しいので残りをアップするのはあと1つだけにしておきます。
しかしなぜヤプさんはあんな事を?
本当に折れないと信じていたので「全力で頑張ったけれど折れなかったよ。純さんの方がやっぱりパワフルだ」っていいたかっただけらしい。
だからってなにも全力でガンバラなくったって・・・・・・
あぁ、ダメです。思い出してまた笑えて来てしまいます。