yapさん物語パート2 | ~東南アジアに住むラッパ吹きのマッピ製作と日常のブログ~

yapさん物語パート2

お待たせしました。
ヤプさんストーリー第2話です。
って誰も待っていなかったりして~

タン・ドゥンという作曲家の作品を彼の指揮でうちのオケでやったときの事。
いわゆる定期演奏会でとりあげた物ではなかったので給料外の副収入になる仕事だった訳です。
かなり有名な方だったのもあって演奏会2日間ともテレビカメラが入って録画されたほど。

で、思いっきり現代音楽な訳ですよ。ヤプさんは当時思いっきり現代音楽アレルギーで「副収入の為ですよ」という励ましも虚しく「眠い眠い~」と爆睡寸前でリハーサルをやっていたんです。

で、「ゲート(門)」という曲の最初の方に囁き声で
「ya~~~~h,ya,ya~~~~~h」
っていわなくてはならない所がある訳です。そこを本番の時に限って

やぁ~~~~

って思いっきり発声してしまったんですよ。
吹きながら笑って泣きそうでした。
練習リハではそんな事しなかったのになんでそういう風になるの?通常は有り得ない・・・・・・
でも大丈夫、テレビカメラは明日の本番でも入るからあとで編集きくし!!!

しかし後で放送みたら・・・・・
思いっきりヤプさんの声が聞こえる!!!

放送局の人もチェックしてよ~~~~って思ったけれどもNHKのような綿密な番組制作はお国柄期待出来ないのかもしれない。

もう1つ第3話があるんですが、これは文章にするのが難しいんですよ。僕にあうことあったら訊いてください。喜んで話してしまうと思います(爆。

面白い事ばかりかいてしまいましたがヤプさんはとっても良い人で僕がこの国に来たばかりの頃に色々な所に連れて行ってくれてご飯を御馳走してくれたりシンガポールの文化的な事を教えてくれたりした大切な友達です。アタックが人並みはずれて遅かったり音程悪かったり色々ですが、そんなラッパ吹きの悩みを全て背負って生きている姿には心をうたれます。

皆さんもシンガポールに遊びに来てヤプさんとお友達になりませんか?