~東南アジアに住むラッパ吹きのマッピ製作と日常のブログ~ -4ページ目

3度目の奇跡? (セール情報あります)


津2


経歴的には僕が音楽高校から東京音大を抜け出すまで師事していたのは津堅先生です。

僕が特別抜きん出て可愛がられていた生徒かどうかは別として今でも特別に御世話になり続けている先生である事は紛れも無い事実です。

しかしまぁ恩を返すのって難しいです。

出世して「先生のお陰です~~~」って胸を張って言えるほど上り詰めている訳でもないしそんな出世意欲がある訳でもないですし。

マッピでも作れば?と思われるかもしれないんですが先生が中学生か高校生の時から使われているバックの1C(エルクハート初期)のモノしか使われないので似て非なるものではダメなんですね。
有名な話ではありますが「伝説の1C」なんです。

いままでいろんなところでコピーを試されたり形状が似ているものを試されもしたけれどもイマイチシックリこなくてダメだったという話もされておりました。

しかし僕も40過ぎたのに未だに学生時代同様に世話になっている上に帰国する度に寿司や酒の呑み食いでタカってしまっているのは誠に申し訳ない。

使って頂けなくても先生には製品になった形のマウスピースをまずは贈らせて頂かないとこのままではいつまでたっても同じだと思い「X1/NY Nostalgia H.T. 」を勝手に発送するという暴挙にでてみました。

そしたらナントナント!?!

「気に入って使っています」

ですって。

奇跡って起こるもんなんですね。

「マウスピース届きました。凄くいいですよ。いつもシャルリエのエチュードを吹いて調子を整えていますが、バ○クの1Cよりもスムーズに吹けます。自分を助けてくれるマウスピースだと思います。いい物を作ってくれてありがとう!!!」

というメールを頂いてしまいました。

半信半疑で電話もしてしまったのですが「出来ない事っていうか苦手だった事が普通に出来ちゃうのよ。なんか色々いいみたい。」って仰って下さいましたが・・・苦手な事ってあるんでしょうかねぇ。

いずれにしても使い慣れたもののコピーものでなくて下手すると50年近く使い続けていたものから即日乗り換えてくださるというのは凄い事です。

東フィルの古田さんが30年近く使い続けたものからJUN'Sをメインに使って下さったのが今までの記録でしたが今回はそれを大きく上回るものでした。


今回僕が嬉しかったのは特別に作ったものではなくて通常のラインナップにある1本にキマったところでしょうか。

機会があればX1の他のシリーズも色々吹いてみて頂きたいですね。

という訳で皆さんも是非機会があれば試されて下さい。

話は変わりますがシンガポールからの直売限定で15-20%オフのセール(対象アイテムも限られてはいます)を12月15日までやっております。

詳しくは→コチラ
セール品に関してのお問い合わせは私に直接メール(ebejunik@mac.com)を入れて下さい。


その他試奏/購入は東京のショールームでも可能ですのでお気軽にお寄り下さい。

〒169ー0051
東京都新宿区西早稲田2-15-10 関口ビル6F
☎03-6457-6665
JUN`S SPACE / ファルコンルネッサンス株式会社
代表/担当;関口宏彦
s.hirohiko93@falcon-r.co.jp

それでは~

外囿さんよりフィードバックを頂きました。

外囿号


外囿さんと電話する機会がありましてマウスピースについてもコメントを頂く事が出来ましたので要約致します。


・今までも重いマウスピースというのは存在したがJUN'Sのマウスピースにはそれらに有りがちなモッサリとした扱いにくさが全くない。音離れ(プロジェクション)の良さもありながら音にコシとコクがしっかりとあって気持ちがよい。

・独特の外形デザインと熱処理による音響効果も相まって今までのマウスピースとはまるで異なる性能のマウスピースに仕上がっている。

・とにかく倍音が豊かで吹いたときの部屋の響き、共振共鳴が凄い。


独自のアイデアによるバックボアということもあり音のツボに気持ちよくハマるためスロート径を多少大きめにしても全く負の要素を感じません。


そろそろ在庫も減ってまいりました。

ユーフォニアムだけでなくトロンボーン用としても好評です!!!

是非騙されたと思って試されてみて下さい~


〒169ー0051
東京都新宿区西早稲田2-15-10 関口ビル6F
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代表/担当;関口宏彦

s.hirohiko93@falcon-r.co.jp





※本文は外囿さんご本人から掲載の許可を得ております。

思い出 2014 9/26

ある流れで「何で僕ココにいるのかしら?」という感じで呑んで来ました。

呑み会1

まるで僕が外囿さんを机に叩き付けようとしているかのよう・・・・

意外と携帯カメラの画角が広かったのですね・・・

呑み会2

というわけで僕がミーハーした呑み会でした。

カメラが古い携帯だった事が悔やまれます!


クランツ

C管コルネットにクランツをつけてもらった。

非常に良い。

なのでカミさんに彫刻してもらった。

クランツ彫刻3
クランツ彫刻1
クランツ彫刻2


またバックのコルネットも色々とやってもらっているので出来上がったら豪勢に彫刻をしてもらってメッキをかけれたら良いなぁと思っている。

再メッキついでにこんな彫刻は如何?

短管用マウスピース

短管用2
短管用


とうとう出ました限定版/短管用のマウスピース。

短管といってもEb/D管を想定して作製しています。

非常にレアですがF/G管にも使えるかもしれません。

サイズは3、2、Xの3種類を用意しております。

モデル名としましてはE3, E2,EXという表示になっておりまして全て熱処理済みです。

リムのサイズを選ぶにあたってのご質問は私にメールを頂ければと思います (ebejunik@mac.com) 。

カップはCカップ系ではありません。弊社のコルネットタイプをベースにして開発致しました。

五線ちょっと上のミも開放でとれますしミのフラットは2番ヴァルブ1つでとれます(当社テスト結果)。

兎に角吹きやすいのと音色的に短管特有の安っぽさがありません。

音色的にもオケやアンサンブルの合奏で敬遠されがちな短管ですが使っても恥ずかしい思いをしなくて済みます。オーケストラに限らず短管を使えると助かるフレーズは多いですよね。

既に店頭に並べましたのでご興味のある方は是非お問い合わせ下さい。

試奏スペースは充分な広さと響きのある空間ですので比較がしやすいです。

試奏部屋


〒169ー0051
東京都新宿区西早稲田2-15-10 関口ビル6F
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代表/担当;関口宏彦
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それでは~

ET 1

ET1

本日から外囿氏を試奏アドヴァイザーとして製作調整をしたマウスピースを東京/新宿区のJUN‘S SPACEにて販売いたします。

 モデル名/ET 1
 リム口径/4G
   外形/レゾナンス
バックボア/基本的にW1 1本のみST(シャンペンゴールド)
 スロート/7.10mm 
  熱処理/有
  メッキ/24金サテン

ユーフォニアムだけでなくトロンボーンでも好結果が出ていますので是非お試しください。
ショールームの場所と連絡先は以下になります。


〒169ー0051
東京都新宿区西早稲田2-15-10 関口ビル6F
☎03-6457-6665
JUN`S SPACE / ファルコンルネッサンス株式会社
代表/担当;関口宏彦
s.hirohiko93@falcon-r.co.jp


尚本日は午後からの開店になりますのでお昼過ぎにお越しになられるときは事前にご一報頂ければと思います。
何卒宜しく申し上げます。
外囿さん3

HOKA HOKA MP

外囿さん4

知る人ぞ知るユーフォニアム奏者の外囿さんがシンガポールの工房に来られました。
可愛い息子さんを海外に連れ出して逞しい男にするという第1の目的あっての訪問です(笑)。

Mp2

外囿さんが使われていた歴代メインのマウスピース達です(真ん中1本以外)。
これらを参考にしつつテストピースを作製してきました。
面白かったのはバックボアでしょうか。
異論は当然あると思いますが・・・面白い事にトロンボーン用も含めてバックボアの研究開発はあまりされていなかったようです。

音のモデルに関して言うならば「トロンボーンとユーフォニアム」は「トランペットとフリューゲル」という関係に置き換える事が出来ると思います。外囿さんも同意見です。

ベル形状やサウンドモデルはラッパとフリューゲルに置き換えられてもボアサイズの関係やマウスパイプの長さと言う観点からすると全てを置き換える事が出来なくなってきます。

感覚が最も大事とはいえ物理的な裏付けやアイデアが無いと良い結果がでないのが物作り。

如何にして美しい共鳴音を引き出すか。

バックボアのリーマーは思いつくテンポでバンバン作製はできませんのでアイデアを絞って3つ作製しました。

そのうちの1つが大ヒット。

Mp1

トランペットで培われたノウハウがリムやカップの調整でもフルに生かされました。
楽器は違っても理屈は同じ。
テストをされている所は当然聴いている訳ですが、思う事は全く同じで意見が食い違うという事がゼロ。やっぱり作る側の耳が吹き手の耳と一致しないと偶然頼りでは良いものが生まれないというのを痛感した時間でもありました。

熱処理の変化にも驚愕されておりました。
もちろん外囿さん個人がお使いになられるものには熱処理がされております。

外囿さん3

他のメーカーさんとの関係もあるので今回は外囿さんのモデルを出す、という企画ではなく、あくまでも個人的に使って頂けるマウスピースの製作とJUN'Sのトロンボーン/ユーフォニアム用のマウスピース開発のお手伝いをして頂いた、という事です。
恐らく期待以上の結果を出す事が出来たと思います。

今回外囿さんにお手伝い頂きながら製作して良い結果が出た10本近くを来月中にショールームで展示販売致しますのでご興味のある方は是非いらして下さい。

〒169ー0051
東京都新宿区西早稲田2-15-10 関口ビル6F
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JUN`S SPACE / ファルコンルネッサンス株式会社
代表/担当;関口宏彦
s.hirohiko93@falcon-r.co.jp

外囿さん1

演奏はもちろんお人柄にもすっかりファンになってしまったのでチャッカリとサインまで頂いてしまいました!

良いでしょう?!

外囿さん2

急な訪問でもこれだけの人が集まって外囿さんを囲んで楽しいひと時を過ごしました。

またの訪問を心待ちにしております!!!


Bandun

スタンダードモデル

Std1

Std2

弊社のスタンダードモデルです。


外形;レゾナンス型

スロート;#26

バックボア;アーリー・エルクハート

仕上げ;24金メッキ(3ミクロン、下地銀メッキ3ミクロン)

対象モデル/3-1、2-1、X1


となっております。

他社のスタンダードラインと方向性が近いかもしれません。

JUN'Sに興味がある方で何を選んで良いのかわからない人にはこのシリーズもしくはノスタルジアシリーズをお勧めしております。

艶っぽさ、明るさ、音の芯などがバランス良く音の構成がわかりやすいモデルだと思います。


熱処理ヴァージョンはシンガポールもしくはショールームでの販売のみになります。

試奏/ご購入のお問い合わせは以下になります。

〒169ー0051
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代表/担当;関口宏彦
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ではでは~

自分用マウスピース

ニュースタンダード

以前どこかにも書いたかもしれないが自分用のマウスピースは特に特別素晴らしいものを選んでいたりという事は無いんです。

ただ実験的にこんなものを作ってみたら上手く行くんじゃないか?と思って作ってそれなりに上手く行ったものを使っているという事は言えるかもしれません。

意外と自分の使っている物はテキトウで拘りのスペック仕様という事は無いんです。

去年末から作ってみたけれども面倒臭くて放置しておいたガンメタル2本を手に取りなおして見ると意外とすんなり調整が進みました(写真右2本)。

それなりに手間をかけないと良いものは出来ませんが手間さえ掛ければ良い訳ではないのも事実。

半年以上寝かせてこちらの感覚がリフレッシュしたときに改めて向き合うと非常にシンプルに問題解決策が見えてきたりします。

型にハマらないマウスピース作りというのは常に面白いですね。

そんな遊び心をもって製作しているときに色々な発見をしたりします。

それらの面白いものを日本のラッパ仲間に色々と見せると必ず「売らないの?」って恨めしい顔で訊かれたりするのですが・・・・

おもしろいよねぇ? っていうだけのオチの無い話をするくらいなら黙っていてくれ、ということなのでしょう(汗)。

ところで9月半ば過ぎにチョロっと帰国しますので最適化をご希望の方はいつでもご連絡下さい。

ではでは~