『ご自分やご家族が重度障がいとなった時、

どんな制度が使えて、どんなサービスが使えるのか。
それをお伝えするだけでなく、様々な医療福祉の問題点を

皆さんと一緒に考える場とします。』

(ブログからの抜粋)

 

いつもながら精力的に素晴らしい活動をされて居られる姿に敬意を表します。

有難うございます。

 

 

 

特に携帯会社のキャリアメール(@ezweb.ne.jp、@au.com、isoftbank.jp、@docomo.ne.jp、など)で不達通知が返ってきてしまうことが多いようです。

GmailやYahooメールなどの無料で使えるメールアドレスを取得されることをお薦めします。

 

 

『全てが初めてだった。恋も、両想いも、そしてALSと言う病も。』

『「今一番泣ける漫画」と称された大ヒットコミックを実写映画化。10万分の1の確率で発症するという難病・ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患う女子高生を平祐奈が熱演する。』

 

そんな触れ込みの”10万分の1”と言う映画をWOWOWでやっていたので、どんなふうに難病が取り上げられるのか、少々の期待を込めて観た。

 

見終わるなり家内が口にした感想は、

「薄っぺらい内容の映画だったけど、平祐奈はキレイだったね」

の一言。

 

私は、

「白濱亜嵐よりも白洲迅が主役の方が良かったのに」

と思った以外は全く同じ感想だったので少々驚いた。

同じ映画を見てこれほど共感することは珍しいからだ。

 

一言でいうと、単なる恋愛映画の悲劇の味付けにALSを使うな、と言う感じかな。

 

私は、ALSではないけれど同じ進行性の神経難病患者として、そして家内は、その悩みや苦しみを目の前で見ている介護者として、それぞれの立場から見ると、余りに現実味が薄かった。

 

感じ方は人それぞれだし、これからご覧になる方もおいでだろうからこれ以上は言わないが、これだけは申し上げておきたい。

 

少なくとも我々と同じ様な立場の方は期待しない方が良い。

 

 

 

「ヒューマニエンス 49億年のたくらみ」

と言う NHK のシリーズ番組の

「山中伸弥スペシャル iPS細胞と私たち」

を見た。

 

 

『いわば「生命の時間を巻き戻す」ことを実現し、どんな細胞にもなれるiPS細胞』について、山中伸弥教授や慶應義塾大学病院神経内科診療科部長の中原仁教授等が、最近メディアにも取り上げられた、

『パーキンソン病の薬であるロピニロール塩酸塩のALSの病態に対する有効性』

に関するiPS細胞との関連性、考え方や方法について分かり易く説明してくれた。

 

あらゆる部位の細胞にもなりうる幹細胞である iPS細胞を使って、作り出した神経細胞を体内に移植してそれを増殖させることが出来ればほとんどの神経難病は克服できるような気になってくる、そんな番組だった。

 

再放送を期待したい。

 

 

 

考えたこと<その2>

 

<その1>から大分時間が経ってしまいました。

 

「人新生の資本論」と言う本があります。

「人新生(ひとしんせい)」とは、「人類が地球を破壊し尽くす時代」のことだそうです。

某テレビ番組で石破茂氏がこの本に影響を受けたと発言していました。

問題意識を持つために一読をお勧めします。

 

 

前半に書かれていることは、私が常日頃感じていること、即ち、「資本主義とは人間の欲望を最大化するシステムであり、それは弱いものや自然界からの搾取で成り立っており、資本主義が続く限り富は1極に集中し、格差や自然破壊は際限なく進む」と同じ事を分かり易く説明していて、後半はその解決方法を資本論以降のマルクス晩期の思想の中に見出そうとするものです。

 

資本主義を野放しにすると地球上に人類が住めなくなるまで「欲望」(本書内では「帝国的生活様式」と言う表現)は突っ走り、SDGs等のまやかしはそれを止めるどころか却って助長する、と言う趣旨の前半には強く同意するものの、「脱成長コミュニズム」がその解決策とする後半には同意できないのです。

 

何故なら、歴史上、思想や主義は欲望に勝てたことが無いからです。

一時的には勝った様に見えても、次の瞬間には(一部の人間の?)欲望に負けてしまうことの繰り返しです。

綺麗事を並べる宗教ですら、一部の人間の欲望に勝てないことはこれまでの歴史が証明しています。

 

技術の発達に従い生活環境は変われども、人類は「欲望を制御出来ない」という点に於いて全く進歩していないのです。

 

そして「欲望」は自らを満たすために資本主義というシステムを作り上げたのです。

経済成長は搾取したものを集約した尺度であり、搾取される側に経済成長など無いのは本書の指摘どおりです。

 

「裕福な10%が家計資産合計の70%を所有している」(Forbes)米国では深刻で、「上位10%の保有資産割合の増加は、富の配分における50~90パーセンタイルの資産を犠牲にして成り立っている」(Forbes)、「金持ちは一段と金持ちに、低所得者はさらに生活が困窮していく」(文春オンライン)状況が加速しています。

「一九八〇年代以降、上位〇・一%の所得は増え続けているのに、それより下位はほとんど増えていないという現実があります」(文春オンライン)

 

日本はまだマシと言う認識があるようですが、コロナでそうではないことが露呈しました。

1960年代から1980年代半ばまで、日本は搾取する側として「1億人総中流社会」を謳歌していましたが、搾取する対象が減ってきてしまって国民同士で共食いが始まっているのが、2000年代以降耳にすることが多くなった「格差社会」です。


 

私は、資本主義を変えられるのは急激な人口の減少しか無いと思っています。

人口の増加が自然を含めた搾取対象の裾野を広げてきた(将来価値の現在価値化という手法で未来からも搾取してきた)のですから、搾取対象を減らさないことには資本主義下の人間の欲望は抑えきれないと思うからです。

 

だから自然界が生殖行為のみによって感染が広がるエイズを送り込んだときには拍手喝采しました。

これでアフリカを中心とした発展途上国(被搾取者)及び(性的な?)欲望にまみれた人口が抑えられ、それが自然界の搾取の減少にもつながって、資本主義に胡座をかいている「欲望」に歯止めがかかると思ったからです。

 

ところが、人間という生物が自然界が送り込んだ特効薬を無力化してしまったのです。

がっかりです。

 

自然界は次なる刺客を送り込んできました。

それがコロナです。今回は変異株という手段で手を変え品を変え人間を翻弄します。

生殖行動のみを抑制するのではなく、資本主義の権化と言うべきグローバリズム(人流)を抑制するという方法で。

 

それ以外にも人口減少の社会的要因は見られます。期待したいものです。

 

これがダメなら気候変動という破滅的な事象に身を委ねるしか無いかも知れません。

プラスチックによる海洋汚染も、中国の胃袋に大半が治まり中国の人口減少に繋がってくれれば良いのですが。(日本は養殖生産量を増やすことで対応)

 

 

子供達、そして孫達の世代で人類の歴史が終わってしまわないことを切に祈ります。

 

今度のマンションは”スマート家電コントローラ”と”Google Home”が標準で付いている。

と言っても、不必要に高い毎月の通信費(強制支払い)に含まれているだけなのだが。

使っても使わなくても払わされるのだし、必要な機器類の提供も設定もやってくれるのだから使わない手はない。

 

”スマート家電コントローラ”:

Wi-Fi接続することで、スマホのアプリなどで操作できる赤外線発信機のこと。

 

 

”Google Home”:

Googleが販売するWi-Fi接続のマイク付きスピーカーのこと。

 

 

これらをセットで設定すると、赤外線で操作されているTV、エアコン、照明器具などの家電製品を音声でも操作できるようになる。

Google Homeは単体でも他にも出来ることがたくさんある(音楽配信サービス等は有料)。

 

 

元々Wi-Fiで繋がっている全室のエアコンは、外出中でもアプリで細かい操作が可能なので不要だし、構音障害の激しい私に音声入力は無用の長物だが、手が届きそうで届かないところにあるTVのリモコンを取れずに諦めがちだった身に、いつも携帯しているスマホで操作できるのはとてもありがたい。

 

家内が、先に使っていたAlexaと混同することと、Googleと連動していることを売りにしているVOLVOのTVコマーシャルの「OK Google」の呼びかけに反応するのに、その後のコマーシャルの音声が聞き取れなくて「エラーが発生しました」となるのが玉に瑕。

音声に対する反応が遅いので健常者はそこに有るリモコンを取りに行ったほうが速かったりするが、手が離せない作業をしている時には便利だろう。

 

ちなみにAmazonが提供しているアレクサでも殆ど同じことが出来るので統一したかったが、このマンションに提供されるのはGoogleベースだった。

 

娘には「ウチはとっくにその環境になってるし、かかったコストは数千円単位。設定も簡単。使用の有無に関わらず毎月その費用を払い続けるなんて無知を逆手に取った詐欺に近い。」と言われた。

 

私もそう思う。