『全てが初めてだった。恋も、両想いも、そしてALSと言う病も。』

『「今一番泣ける漫画」と称された大ヒットコミックを実写映画化。10万分の1の確率で発症するという難病・ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患う女子高生を平祐奈が熱演する。』

 

そんな触れ込みの”10万分の1”と言う映画をWOWOWでやっていたので、どんなふうに難病が取り上げられるのか、少々の期待を込めて観た。

 

見終わるなり家内が口にした感想は、

「薄っぺらい内容の映画だったけど、平祐奈はキレイだったね」

の一言。

 

私は、

「白濱亜嵐よりも白洲迅が主役の方が良かったのに」

と思った以外は全く同じ感想だったので少々驚いた。

同じ映画を見てこれほど共感することは珍しいからだ。

 

一言でいうと、単なる恋愛映画の悲劇の味付けにALSを使うな、と言う感じかな。

 

私は、ALSではないけれど同じ進行性の神経難病患者として、そして家内は、その悩みや苦しみを目の前で見ている介護者として、それぞれの立場から見ると、余りに現実味が薄かった。

 

感じ方は人それぞれだし、これからご覧になる方もおいでだろうからこれ以上は言わないが、これだけは申し上げておきたい。

 

少なくとも我々と同じ様な立場の方は期待しない方が良い。